これから英語の勉強を始めようという人の一番最初の目標となる点数は600点とされています。990点満点中600点となると6割程度の正答率が求められますね。
今回は、英語初心者がTOEIC600点を取得するまでに行うべきことを解説していきます。
下調べが重要
TOEICの受験料は8,000円弱と決して安いものではありません。一番最初の試験を無駄にしないためにも、必ず下調べを行ってから勉強を始めましょう。
TOEICの問題形式・傾向を知ろう
まず重要なのは、TOEICの問題形式や傾向を理解することです。TOEICはリスニングパートとリーディングパートに分かれており、計200問の問題を2時間で解答する必要があります。リーディングパートは75分間。75分間のうちに文法問題、穴埋め問題、文章読解を計100問と非常に多くの問題を解く必要があります。
TOEIC全体を通しての問題形式や、問題の傾向を把握せずに受験してしまうと、確実に時間が足りなくなるので、必ず事前に確認しておくようにしましょう。
TOEIC600点のレベルを知ろう
冒頭でTOEIC600点は最初の目標である、と書きました。これは TOEICは600点以上で履歴書への記入や英語力の証明として有効とされているため です。TOEICの平均点は550点〜600点とされているので、まずは平均点を目指して勉強を進めましょう。
高校英語までの内容を理解できていれば、初受験でもTOEIC600点は十分に狙える点数です。
なぜTOEICを受験するのかを明確に
TOEICのスコアを上げるためには、モチベーションが必要です。 あなたはなぜTOEICを受験するのか、目標のTOEICスコアをどのように活用したいのか、を明確にしておきましょう。 目標を持って勉強を始めるのと、目標を持たず漠然と勉強をするのでは、最終的な結果が大きく異なります。あらかじめTOEICの目的を明確にして、モチベーションの維持に努めることが大切です。
中学英語がすべての基本
日本では中学から本格的に英語の授業が始まりますよね。（今は小学校から英語の授業が必修となっています。）この中学英語は英語学習のすべての基本です。重要な文法や語彙は中学英語で学ぶことができます。
中学英語教材で基礎を身につける
中学英語までの知識を覚えている自信がない、という人はTOEICに特化した教材の前に、中学英語教材で英語の基礎を身につけましょう。文章の作り方、それぞれの品詞の役割や文章内での位置、慣用句…など、中学英語の教材だけでもかなり多くのことを学ぶことができます。
むしろ、 中学英語を理解していないと、いくらTOEICの勉強をしても飛躍的な成長は望めません。
語彙力は最重要
英語の学習で最も重要なのが語彙力の強化です。文法を理解できていても、単語の意味が分からなければ文章を読むことはできません。中学英語までの語彙力はもちろんのこと、プラスαで高校英語の単語帳やTOEIC特化の単語帳を活用して、できるだけ多くの語彙を蓄えましょう。
単語帳ではなく、アプリを活用するとスキマ時間に勉強できるのでおすすめです。
リスニングの勉強も怠らずに
リスニングの勉強は音源を聴く必要があるため、後回しにされがちです。文章構成や語彙力がない状態でリスニングの勉強をしてもほぼ無意味ですが、英語の基礎を身につけたら積極的にリスニングの勉強も行いましょう。
リスニング力アップ＝リーディング力アップ
リスニング力とリーディング力は無関係のように感じますよね。しかし、実際には強く関連しています。どちらも脳内で英語を処理していますが、リスニングはリーディングと異なり、分からなくても聴き直すことはできません。
そのため、より高度な英語処理能力が求められます。この英語処理能力はリーディングの際にも発揮され、読解スピードの向上にも期待できます。反対にリーディング力、特に語彙力を鍛えることで、リスニング中に知らない単語に出くわすことが減るため、どちらかに偏らずバランスのよい学習を心がけましょう。
英単語は耳からも覚える
リスニング力を鍛えるためには、必ずしも長い文章を聴く必要はありません。一番簡単なのは、英単語を覚える時に音声も確認すること。単語帳でも必ず音声は確認できますし、アプリを活用すれば音声の速度を変えることも可能です。英単語とその例文を聴くことで、英語のリエゾン（別々の単語でも並んで発音する時は音がつながること）を意識することができます。
英語を聞き取れない原因の1つはこのリエゾンにあるので、リスニングの勉強の際は特に注意しておくとよいでしょう。
継続は力なり
最後に言語学習において最も重要な点です。それは継続すること。言語は、学校の試験とは違って徹夜でどうにかなるものではありません。 語学力は努力の積み重ねによってのみ得られるもの です。
まずは英語を楽しもう！
なにごとも楽しまないことには続けられません。英語に触れることで、英語の楽しさを知ること。これがなによりも重要です。
まずは英語の勉強のことは忘れて、好きな洋画や洋楽を楽しんでみましょう。外国人が日本語を勉強する理由の1つに、アニメが好きだから、というものがあります。このように きっかけはなんでもいいので、自分が楽しめそうな英語のエンタメを見つけて、まずはとにかく英語を楽しんでください。
1日30分でも毎日英語に触れる
英語の楽しさに気付けたら、あとは少しずつでも勉強を継続するのみです。1日10単語を覚えるだけでもいいので、毎日英語を勉強してみてください。
英語は理解すればするほど、勉強自体が楽しくなってきます。もし、やる気が出ない時は音楽を聴くだけでもいいです。 毎日、必ず何かしらの形で英語に触れるようにしましょう。
TOEIC600点は難しくない！
TOEIC600点は最初に目指すべき目標スコアですが、それほど難しい点数ではありません。実際、日本人の平均点は600点近くとなっています。
全く英語の知識がないのであれば、TOEIC600点まで何度か受験する必要があるかもしれません。
しかし、
- 中学英語までの基礎を身につけること
- 英語を楽しんで継続して勉強すること
この2つを守るだけでもTOEIC600点は取得できます。
英語を学ぶ楽しさを見つけて、TOEIC600点に向けて今すぐ勉強を始めましょう！
とくじん。
余暇プランナー
英語と旅行をこよなく愛するライター、とくじん。です。"You Only Live Once（人生一度きり）"をモットーに、 やりたいことをやってます。普段はゲストハウスの支配人。学生時代にはマレーシア留学経験あり。中学まで大の苦手だった英語を今では毎日使っています。みんなに英語の楽しさを知ってもらいたい！ 留学や海外旅行の話、英語の勉強方法を共有して、誰かのお役に立てれば嬉しいです！
大谷翔平・野球ニュース