友だちや家族のお誕生日。プレゼントにメッセージカードをつけると気持ちがさらに伝わります。
お店に売っているカードも素敵ですが、自分で手作りしてみませんか。
「絵が苦手」と言う人も心配いりません。塗り方を工夫するだけでとてもかわいいバースデーカードが完成します。
準備と下絵
基本の材料は3つ
まずはポストカードを作るために必要な基本の材料を準備します。
- 無地のポストカード
- 色えんぴつ
- ボールペン
無地のポストカードは100均で手に入ります。裏に郵便番号欄があるものも、無地のものもあります。画用紙をポストカードのサイズに切ってもいいですね。
色えんぴつとボールペンはおうちにある好きなものを使いましょう。
今回は 色えんぴつを使った塗り方をご紹介 しています。ボールペンやサインペンでも同じように塗ることができるので参考にしてください。
3つの材料の他に、 マスキングテープやシールも用意しておく とかわいくアレンジすることができます。
下絵を描く
まずはぬりえの元となる絵を描きます。複雑な絵を描かなくても大丈夫。今回はシンプルなケーキを描きます。
鉛筆で描いた絵をボールペンでなぞってみましょう。線は2-3回なぞると、さらに手描き感を出すことができます。 少しずらして線の太さを変えてみることがポイント です。
一番外の線だけ太くなぞってもイラストがはっきりしてかわいいですよ。
全部なぞることができたら、消しゴムで鉛筆の線を消して完成です。
色を塗る
描いたイラストを色えんぴつで塗ってみましょう。かわいく塗るためのポイントは3つ。
- 光と影を意識する
- 重ねて塗る
- メインの色は3色くらい
光と影を意識して塗ってみる
色を塗るときに全体をべったり塗ってしまうと、立体感がなくなります。 まわりを少し塗らずに余白を作ります。余白を作るときに考えるのは「光」と「影」です。
今回のポストカードでは、ケーキの左上から光が当たっていると思って色を塗ってみましょう。
光が一番当たる左上や左部分は色を塗りません。イチゴなどつやつやしたものは、特に大きめに余白を残すと美味しく見えます。
影になる部分はしっかり色を塗りましょう。クリームなど白っぽくしたいものは、影になる部分だけ色をつけてもいいですよ。
重ねて塗る
色えんぴつのいいところは、重ね塗りをして色の雰囲気を変えられるところです。赤1色だけで塗るよりも、 他の色をうっすら重ね塗りする方がきれいな色になります。
赤にピンクを足した時と黄色を足した時とでも雰囲気を変えることができます。
12色しか色鉛筆がなくても、色を合わせることで色んな色を出すことができますよ。
メインの色は3色くらい
好きな場所を好きな色で塗っていると、とごちゃごちゃしてしまうことはありませんか?
色のバランスがとりにくいと思うときは色数を少なくしてみましょう。おすすめは3色です。今回のケーキは「いちご」と「クリーム」と「スポンジ」の3つ部分に塗る色を3色選びます。お皿や文字の色はその3色から選んで塗りましょう。
アクセントで少しだけ塗るなら他の色を使ってもごちゃごちゃしません。
3色だけと決めて塗ると、どんなデザインでもすっきりと塗ることができますよ。
アレンジ①ストライプで塗る
色を1面に塗らずにストライプに塗ってみましょう。ぬりえは苦手と言う人でもとてもおしゃれなデザインに仕上げることができます。
線の太さを変えたり、たてや横、ななめのストライプに変えたりすることでアレンジすることができます。
アレンジ②水玉に塗る
今度は水玉に塗ってみましょう。水玉をランダムに描くと手描き感がしっかり出ます。
逆に並べて描くと、デジタル画のようなポップな雰囲気を出すことができます。
全部を水玉にしなくても、イラストの一部だけ水玉模様にしてもかわいいですよ。
ふちどりする
ケーキの色が塗れたら、ポストカードの周りをふちどりします。
まっすぐな線で囲むだけでもぐっとイラストが引きしまります。ふちどりに使う線もいろいろとアレンジしてみましょう。
点線にすると縫い目のようなデザインに。ドットにすると可愛らしい仕上がりになります。
マスキングテープでふちどりする
色えんぴつでは物足りないというときは、マスキングテープを使ってみましょう。
しっかりとしたふちどりをすることができますし、デザインの幅も増えます。マスキングテープを選ぶときはイラストを塗るときに使った色が入っているものがおすすめです。
ななめにマスキングテープを貼ると、リボンをかけているようなデザインにもできますよ。
糸でぬう
布をぬうように、紙を糸でぬってもかわいいです。シンプルな直線ぬいでも凝ったポストカードに変身します。
ぜひ一度挑戦してみて下さい。
文字を入れて完成
最後にHAPPY BIRTHDAYの文字を入れてみましょう。メッセージはお好みに合わせて、日本語でもアルファベットでも。
黒のボールペンで小さめの文字で入れるとシンプルなメッセージカードに。
色えんぴつで書いたり、文字に色をつけたりするとカラフルなポストカードに。
ななめに文字を描くと動きが出ます。
余白が多いなと思ったらシールを足してあげるといいですよ。
マスキングテープで色をつける
色えんぴつで塗るのは自信がないという人におすすめなのが、マスキングテープを使う方法です。
下絵にそってマスキングテープを貼り、カッターでくりぬいていくことで色を付けることができます。
シルクスクリーンのように鮮やかな仕上がりになります。マスキングテープのデザインによって色んな仕上がりが楽しめますよ。
必要なものはマスキングテープとカッターのみ。作り方も簡単です。
色をつけたいところにマスキングテープを大きめに貼る。
画像のように色をつけたい箇所に、マスキングテープを大きめに貼りましょう。
下絵に沿ってカッターで切り込みを入れる。
力を入れる必要はありません。マスキングテープだけに切れ込みが入るように軽めの力できりましょう。
いらない部分をそっとはがす。
失敗してもはがして何度でも調整できます。
手作りバースデーカードで想いを伝えよう
塗り方を少し変えるだけでも簡単にできる手作りのバースデーカード。
贈る人に合わせて色や塗り方をどんどん変えることができます。贈る人の顔を思い浮かべながら描くと、 思いのこもった世界に一つだけのポストカードが完成 します。
色えんぴつならではの温かい色味も味わってください。
バースデーカードだけでなく、クリスマスや年賀状でももちろん使える塗り方です。
色んな作品を試してみてオリジナルポストカードを楽しんでください。
cocohouse.m
余暇プランナー
ハンドメイド作家歴9年。 イラストを描くことが好きで、オリジナルイラストを使ったグッズやワークショップをしています。minneとCreemaを中心にネット販売も数年前から始めました。多くのお客様に作品をお届けできていることをうれしく思っています。県内のイベントにも年10回ほど出店しています。ハンドメイド販売の楽しさやポイントなどをお伝えできたらと思っています。