クリスマスにお正月と、年末年始は大忙し。飾りつけもがらりと変わるので準備するのも一仕事です。
華やかな飾りつけも楽しいですが、今年はシンプルにあるものを使って作ってみませんか。
自然にある木や草花、お家にあるものを使って作れるお正月飾りをご紹介します。
身近な材料でお正月の準備
クリスマスが終わると、一気にお正月ムード。
お正月飾りを全部そろえるのは大変です。しかし、お庭やお部屋の中を見回すと、飾りつけにぴったりの材料がたくさん。
今回は、 身の回りにある素材を使ってオーナメントを作ります。 お正月に合う素材で作っているので、参考にしてください。 うまく材料を見つけると0円でできてしまうかも。
やさしい木の飾り・ラダーオーナメント
お家やお庭にあるものを使って作る、自然素材のラダーオーナメント。
ベースになるラダーができたら、あとは 季節に合わせた飾りをつけるだけ。
接着剤で張り付けず、ひもで結んだり挟んだりすると1年中使うことができます。
ラダーオーナメントの基本材料
- 枝
- 麻ひも
ベースに必要なのは、木の枝と麻紐だけ。 枝は公園や山で探してみましょう。
生きている木を切るのはマナー違反です。落ちている枝を使ったり、知り合いに頼んで分けてもらったりしましょう。
ラダーの配置を決めてひもを結ぶ
まず麻ひもの準備から。今回は4段の飾りにします。
下から順番に枝を短くしていきます。 一番下が少し太めの方がバランスが取りやすいです。
麻ひもの真ん中にわっかを作ります。フックなど壁に掛ける部分になります。
一番上の枝の端にひもをかけます
枝にひもを二回りかけます。枝の前を通って、後ろに回す向きでかけています。
ひもを枝にかけます
枝の端に近い方のひもを、もう一方のひもの下に通します。
そのまま折り返して枝にかけましょう。ひっぱると枝にしっかりと固定されます。
全ての枝の両端にひもをかけます
同じ手順を下の枝まで繰り返します。 片側ができたらもう片側も同じように結びます。
一番下の枝までできたら、余ったひもで固結び。ほどけないようにしておきましょう。
これで完成です。あとは飾りつけをするだけ。
ひもに挟んで飾りつけ
せっかく自然な素材で作ったので、 できるだけのりなどを使わずに飾ってみましょう 。後でゴミにもなりません。
飾りは枝の端のひもに挟んであげるだけ で完成。真ん中に持ってきたい時やささえが必要な時も、ひもで枝に結び付けます。
それ以外の飾りは、両面テープなどで固定してもいいですね。
身近な素材でラダーオーナメントに飾り付け
ラダーオーナメントが完成したら、飾り付けをしてみましょう。
飾り方も飾りたいものも自由に工夫できる
今回は南天をメインに。お正月らしい小物は折り紙を使います。 じゃばらに折った折り紙で作る扇子や丸 も素敵。
和柄の折り紙を挟むだけでも、お正月らしく。いろんな色の素材を使うと華やかさも出てきます。
今回は使っていませんが、ハギレや和紙、マスキングテープ、リボンなどなど素材となるものは身の回りにたくさんあります。
新しく買う前に、まずお家の中でぴったり合うものを探してみましょう。
千代紙はお正月の必須アイテム
お正月感が少し足りない…という時に使いたいのが、千代紙。千代紙は折り紙と同じものです。
特に、 少し厚みのある和柄の千代紙は丈夫でとても便利。
折っても切っても飾りになる ので、1セットそろえておくとお正月は心配なしです。
折り紙で扇子を作ってガーデンピックにしてみましょう。ビンに南天や裏白を飾ってピックをさすと、お正月にぴったりの飾りつけに変身。
お正月が過ぎてもリサイクル
ラダーオーナメントのすごいところは、1年中使えるところ。 普段は季節のお花を1輪飾るだけでもおしゃれに。
クリスマスはひいらぎや松ぼっくりなどを飾り付けると、一気にクリスマス飾りに変身。
ローズマリーやラベンダーなど、香りのあるものを飾ると気分がリフレッシュ。
写真や手紙を飾ることもできる、万能アイテムです。
さらに、使い終わったり、木が痛んだりしてきたら、自然に返してあげることができます。 とてもエコなオーナメント。
お正月に使いたい身近な縁起物
お正月ならではの縁起物を集めてみました。1つ2つ取り入れると、お正月ムードを盛り上げてくれること間違いなしです。参考にしてください。
お正月に使いたい花3選
- 梅
- 南天
- 水仙
お正月と言えば「松・竹・梅」の梅 。色も華やかで、年賀状やお正月飾りには使いたい花です。
梅は早春から他の花よりも早く花を咲かせます。そのため、 「希望」や「出世」「開運」などのイメージ があります。紅白の花も縁起がいいですね。
南天は「難を転ずる」とかけて、邪気を払う縁起がよいもの とされています。魔よけとして家に植えられていることも多い植物。
たわわに実る赤い実は、富の象徴。鮮やかな赤は飾りつけのアクセントにもなります。
水仙は冬でも花を咲かせる縁起のよい花。 すっきりとした香りも魅力。冬場でも手に入りやすい花です。
お正月に使いたいモチーフ3選
- 干支
- 水引
- 扇子
その年の干支は、1年間家族を守ってくれる縁起物 です。干支の人形は家族が集まる場所に1年中飾っておくといいですよ。
干支がモチーフのシールやイラスト、置物は100均でも手に入ります。飾り付けに取り入れやすいですね。
水引は、贈り物や封筒にも使われる縁起物。 水が引いた後は清らかになることから水引。魔よけの意味もあります。
お正月に使う水引は、結び切り。水引は神様にお供えするもので、使いまわしをしませんと言う意味で結びきりにします。祝い箸の箸袋やポチ袋などお正月には欠かせないアイテムです。
「末広がり」の形の扇子は、「繁栄」「成功」のイメージ。 江戸時代にお正月に扇子を贈る習慣もあったほど。
お正月飾りとして床の間やリビングに飾ってみてもいいですね。
心をこめた飾りつけでお正月を迎えましょう
門松やしめ縄などのお正月飾りは、年神様をお迎えする目印となるもの。そして、その年の幸運をもたらしてくれる年神様に過ごしていただく依り代にもなります。
1年に一度訪れる年神様。お祭りのように華やかにお迎えするお正月は、日本らしい文化ですね。
華やかなお正月飾りも素敵ですが、 神様をお迎えしたいという気持ちがあればシンプルなお正月飾りでも十分。
縁起物もどんな1年にしようかなと考えながら選ぶと楽しそうです。
あるもので工夫し、自分に合うものを見つけてみる。
地球にも自分にも優しいお正月飾りで、1年をスタートしてみませんか。
cocohouse.m
余暇プランナー
ハンドメイド作家歴9年。 イラストを描くことが好きで、オリジナルイラストを使ったグッズやワークショップをしています。minneとCreemaを中心にネット販売も数年前から始めました。多くのお客様に作品をお届けできていることをうれしく思っています。県内のイベントにも年10回ほど出店しています。ハンドメイド販売の楽しさやポイントなどをお伝えできたらと思っています。