どの家庭にもあるカレンダー、毎年どんなデザインにしようかと選ぶのは楽しいですね。
しかし毎年新しいものを選ぶのも大変…いくつも買うにもお金がかかります。
そんな時に便利なのが万年カレンダー。1つあればずっと使い続けることができます。しかも手作りするのも簡単!
自分の好きな色やデザインを選べるのもおすすめのポイントです。
今回は2種類の万年カレンダーの作り方をご紹介します。材料もすぐに手に入るので気軽に作ってみましょう。
万年カレンダーとは
万年カレンダーとは毎年くり返し使えるカレンダー のこと。数字と曜日を入れ替えるだけで、何年経っても使うことができます。
万年カレンダーにはいくつかの種類があり、代表的なカレンダーは3つ。
- キューブ型
- マンスリータイプ
- 日めくりタイプ
キューブタイプの万年カレンダー
キューブタイプは サイコロのような積み木をコロコロ転がして組み合わせます。
月と日付だけでなく、曜日が組み合わせできるものもあります。コンパクトなのでインテリアとして使いやすく、毎日組み合わせる楽しみもあります。
マンスリータイプの万年カレンダー
マンスリータイプは 1ヵ月の日付がすべて見られる一般的なカレンダーと似ています 。毎月1回組み合わせを替えるだけなので、毎日変えるのを忘れてしまいがちな人におすすめ。
マンスリータイプもいくつか種類があり、日付が一つずつバラバラで日付だけを組み合わせるタイプや日付がすべてアクリル板や木など土台に書かれていて、フレームを移動するものもあります。
サイズも素材も多種多様なので、お部屋の雰囲気に合わせやすいです。
日めくりタイプの万年カレンダー
日めくりタイプが一番よく目にするタイプかもしれません。
月は書いておらず1ページずつ日付けだけが書かれています。 詩や名言が毎日書かれているものが多いですね。
壁掛けや卓上が多く、よく使うトイレや食卓にあるとめくりやすくて励みになりますね。
今回はすぐに手に入る材料で2種類の万年カレンダーを作りましょう。
立方体のキューブで作る万年カレンダー
立方体のキューブが5個で作れる万年カレンダー。
シールを貼るだけですぐに完成!材料も少なく手に入りやすいものばかりです。
材料
- 立方体キューブ:4個
- 数字やアルファベットのシール:必要な数字分
立方体の木のキューブはダイソーやホームセンターで手に入ります。切りっぱなしのものはやすりをかけると、より使いやすくなりますよ。
日付だけであれば2個で完成します。でも、せっかくなので曜日や月も入れましょう!今回は4個使用しました。
- 2個で日付のみ
- 3個で月と日付
- 4個で月と日付と曜日
- 5個で数字の月と日付、曜日
3個や4個の時は月をアルファベットで書きます。一面にふた月ずつでサイコロ1個分に。
〇がつ〇にちの「がつ」や「にち」の部分を作りたいのであれば積み木をさらに増やしましょう。
数字やアルファベットはスタンプやシールを使いましょう。シールは剥がれやすい素材もあるのでよく確認してください。スタンプでも手軽にかわいく仕上がります。
シールもスタンプも、ポイントは数字の6と9が同じ形をしていること。 ひっくり返すとどちらでも使うことができるものを選んで ください。
どちらも良い素材が見つからない時は、手書きでも味がありますよ。自分のイメージ通りに作りやすくなります。
積み木にも色をぬりたい人は絵具やペンキも用意してください。
【作り方】木の立方体はやすりをかけて面取りをする
面取りとは、角ばっている部分を丸くすること です。どれくらい面取りするかはお好みです。
もちろんそのままで使うこともできますが、面取りをすると触り心地もよくなりますよ。
積み木に色を塗りたい人は面取りした後に色付けをし、乾くまで待ちます。
【作り方】どの面に数字がくるかを確認してシールを貼る
どの面にどの数字や曜日を書くかがキューブタイプの一番重要な部分です。
できるだけ少ない積み木で作るためのポイントは2つ
- 6と9をひっくり返して 使えるようにする
- 同じ面に2つの月や曜日を書く
今回使った4つの面に使った数字や文字は次の通りです。
- 0 1 2 3 4 5
- 0 1 2 6 7 8
- Mon Tue Wed Thu Fri Sat/Sun
- Jan/Feb Mar/Apr May/Jun Jul/Aug Sep/Oct Nov/Dec
曜日や月は作りたいデザインによって使う積み木の数や書く場所が変わります。
一つずつ間違えないようにしながらスタンプやシールを貼りましょう。シールやスタンプの向きは自由です。
これで完成です。台などに乗せて使ってもおしゃれですね。
ペットボトルキャップで作る万年カレンダー
ペットボトルキャップを31個集めて作る万年カレンダー。いつもは捨ててしまうペットボトルキャップをリサイクルして、エコなカレンダーです。
材料と道具
- ペットボトルキャップ:31個
- 画びょう:42個
- マスキングテープ:2~3個
- 数字シール:必要な分
- コルクボード
- マジックペン
ベースとなる部分にはコルクボードを使います。そのままでおしゃれになり、作る手間がぐっと減ります。
コルクボードはB4サイズよりも大きいものが良いです。 ペットボトルキャップはタテに6個並ぶようにします。 キャップとキャップの間は隙間がある方がすっきり見えます。さらに曜日や月もつけることを考えてベースを選んでください。
MDFボードにペグをつけたり、ホワイトボードにマグネットなどベースはアレンジできます。
【作り方】ペットボトルをきれいに洗って乾かします
まずはペットボトルキャップをきれいに洗いましょう。色はバラバラでも良いですが、そろっているとより作りやすいですね。
また濃い色のキャップより白い方がアレンジしやすくなります。
【作り方】ペットボトルにマスキングテープを巻き、数字を貼ります
ペットボトルキャップにマスキングテープを貼ります。
今回使うのはクラフト紙のようなテープ。 上と横の面にマスキングテープを巻いて元の色が見えないようにしましょう。
全てにテープを貼ったら数字もつけましょう。
シールの場合はそのまま貼っていきます。今回はタックシールに手書きで数字を書きます。
【作り方】コルクボードに画びょうをつける
コルクボードに画びょうをつけます。 月や曜日の場所を考えながら日付の場所を決めていきます。
実際にペットボトルキャップを並べてみましょう。
どんな風に並べたいかが決まったら画びょうをつけていきます。ペットボトルキャップはそのままで一つずつ付けていくと良いですよ。キャップの真下に画びょうをつけると立てた時にずれてしまいます。
画びょうはキャップの上になる部分に合わせてください。
画びょうはタテに6、ヨコに7、全部で42本使います。 ペットボトルキャップがない部分にも画びょうをつけましょう。
【作り方】月や曜日を作る
ペットボトルキャップができたら月と曜日を作ります。
今回は月もペットボトルで、曜日はマスキングテープで作りました。月は1,2,3,4,5,6,7,8,0の9個に。6と9を入れ替えたり、2ケタの時は数字を2個使うようにしています。
コルクボードの端に画びょうと一緒に飾っておきましょう。
曜日もペットボトルキャップで作っても、月をマスキングテープや画用紙で作っても良いです。
これで完成です。
マスキングテープがあれば予定を書き込んで貼っておくこともできるのでとても便利。ペンとテープも一緒にかけておくと良いですね。
月が替わったらキャップを入れ替えて、毎月新しいカレンダーにしましょう。
エコでかわいい万年カレンダー
カレンダーはその年が終わると、どうしても使い道がなくなってしまいます。万年カレンダーにすることでゴミも少なくなります。
ペットボトルキャップもリサイクルするので地球にとてもやさしいカレンダーになりました。
お子さんのいるご家庭なら一緒に作るのも楽しいですね。出来上がったものは数字のお勉強としても使えるので一石二鳥です。
作る時間はどちらも30分ほど。マスキングテープやシールを替えるだけで雰囲気もがらりと変わります。自分のイメージするカレンダーがあれば一度作ってみるのも面白いですよ。
cocohouse.m
余暇プランナー
ハンドメイド作家歴9年。 イラストを描くことが好きで、オリジナルイラストを使ったグッズやワークショップをしています。minneとCreemaを中心にネット販売も数年前から始めました。多くのお客様に作品をお届けできていることをうれしく思っています。県内のイベントにも年10回ほど出店しています。ハンドメイド販売の楽しさやポイントなどをお伝えできたらと思っています。