くるみボタンは、手作りアクセサリーなどでよく使われる材料のひとつです。洋服のボタンより大きめで、アルミや樹脂でできています。そこに生地などを包んで作るボタンなので、くるみボタンと言われています。
くるみボタンは、100円ショップのハンドメイド売り場には必ず陳列しています。今回は、くるみボタンを使ってアクセサリー以外でアレンジした作品を紹介します。アレンジの仕方を覚えておけば、自分のオリジナル作品が簡単に作れますよ。子どもと一緒に作ることもできるので、ぜひ挑戦してください！
くるみボタンはアクセサリーで大活躍
100円ショップで簡単に材料が手に入るようになり、最近では自分でアクセサリーなどを作る人が増えてきました。くるみボタンもハンドメイドではよく使われ、ヘアゴムやヘアピン、ブローチなどを簡単に作れるようになったのです。 好きな生地を包んでヘアゴムを簡単に作れる なんて、嬉しいですよね。
しかし、くるみボタンはアクセサリーの他にアレンジすれば、様々なインテリアを作れることを知っていましたか？今回はあえてアクセサリーを作らず、くるみボタンをアレンジして作る雑貨を紹介します。アクセサリーより少し手間はかかりますが、 個性的な雑貨が作れる こと間違いなしです！
くるみボタンの基本
材料
- くるみぼたん
- くるみボタンを包む布地
- 型紙
100円ショップで売っているくるみボタンは、 くるみボタンを包む時に使う布地の型紙 が一緒に入っています。その型紙のサイズに布地を切ればくるみボタンを包めるので、自分で型紙をおこす必要はありません。
使用する道具
- 布切りばさみ
- チャコペン
- 接着剤
接着剤は、布用接着剤や木工用ボンドで接着できます。 瞬間接着剤を使うと、布地がしわになった時修正ができなく難しい場合がある ので気を付けてください。また、隙間や端の処理の時つまようじがあれば、細かい場所もきれいに仕上げることができますよ。
作り方
① 布地を切り、接着剤をつけて包むように貼る
布地を型紙の大きさに切ったら、 金具がついていない半円状のパーツの裏 に接着剤を貼ります。今回は木工用ボンドを使いました。そして布地を包み込むようにかぶせます。
どうしても端がしわになってしまう時は、 内側に向かって指を擦るようになじませる と布地がピンと張ってしわがなくなります。あとは、爪や爪楊枝で隙間を埋めるように布地を貼りましょう。
② 布地の上にさらに接着剤を塗り、パーツをはめて完成
正面を見て布地がしわなく貼れたら、さらに上から接着剤を塗ってください。そして金具がついているパーツを押し込めば完成です。 少し強く押し込むと布地のたるみ がなくなります。
ヘアゴムを作るのであれば、パーツにゴムを通せば完成です。もちろん、ブローチなら安全ピンをつければ洋服や帽子のアクセントとして使うことができます。そのほか、 布地に刺繍をして個性を出す こともできるでしょう。
くるみボタン簡単アレンジ5選
紹介するくるみボタンのアレンジ作品は、基本的な作り方は一緒です。ただ、ヘアゴムや安全ピンを通す 金具を外すというひと手間 がかかります。しかし、その作業を行うだけで、作品の幅が広がることは確かです。ぜひ、参考にしてください。
くるみボタンキーホルダー
好きな生地をくるみボタンで包んで、キーホルダー用のアタッチメントをつければ完成です。今回は、 マカロン風ののキーホルダー を作りました。少しぷっくりしていてお財布やポーチに付ければとても可愛らしい雰囲気になります。
作り方
ペンチなどで簡単に外せるので、金具を外します。そして、 ボールチェーンをつけるリボンを挟んで 布地で包み込み、くるみボタンの間にくるみボタンの大きさに切ったフェルトを入れ接着させたら完成です。
華やかさをプラスするなら、 くるみボタンの周りにビーズを縫い付ける こともできます。ブローチとして使ってもかなり大人っぽくなること間違いなしですね。
くるみボタンマグネット
マグネットもくるみボタンの裏についている金具を外し、100円ショップで売っているマグネットを瞬間接着剤でつけるだけで、オリジナルのマグネットをつくることができます。小さい子供がいるなら、くるみボタンに ひらがなや数字を書いてマグネット にすれば、簡単なお勉強ができます。
くるみボタンフック
味気ないフックも、 くるみボタンをプラスすればインテリアとしても活躍 すること間違いなしです。裏がマグネットになっているフックなら、お風呂場や冷蔵庫に付けることができます。両面テープで貼るフックは、カギをかけたりと玄関先で役立ちますよ。
くるみボタンネームタグ
作り方はキーホルダーと同じですが、くるみぼたんに名前を書いて安全ピンやボールチェーンをつけておけば、ネームタグとして使うことができます。 お弁当を抑えるバンドに名前付きのくるみボタン をつけたら、子どもは忘れずにバンドをつけてくれるでしょう。
くるみボタンロゼット
ロゼットとは、花びらの様なりぼんの勲章のことを言います。フランス語では「小さなバラ」を意味していて、主に結婚式などで用いることが多いです。ヨーロッパには、 大切な相手に儀式で手渡しする風習 があり、それが結婚式で新郎新婦がつけたり招待客の席札で使われるようになりました。
くるみボタンは、ロゼッタの真ん中部分で使われ名前やメッセージを書くのに便利です。作り方も簡単で、ひだにしたリボンを両面テープでくるみボタンの裏に貼り付けるだけです。 真ん中に推しの写真を入れてキーホルダーにする こともできますね。
くるみボタンを使ってオリジナル雑貨を作ってみよう！
くるみボタンを使って作るハンドメイドと言えば、アクセサリーというイメージを、今回の記事を見て払拭したのではないでしょうか。意外と、大人のインテリアや雑貨としてもくるみボタンは活躍するのです。そして、 100円ショップの商品で材料をすべて揃えることができる ので、とても身近ですね！
もちろん、ブローチやピアス、ヘアクリップなどでも使えるので、気に入った生地があればお揃いにして作ることもできますね。 専門的な技術は必要ないし、作業時間も1個30分くらい で作れます。子どもとも一緒に楽しんでハンドメイドもできるので、ぜひおうち時間に挑戦してみてください！
sorayou
余暇プランナー
フリーランスWebライターのsorayouです。カフェや雑貨店を渡り歩き、気になったハンドメイド作品があれば自分流で日々挑戦しています。最近は、プチプラだけど高見えするハンドメイドを模索中。休みの日には、子供たちと家にある素材をひっくり返して工作しています。色々な作品に触れていく中、新しい発見があれば、ぜひみなさんと共有していきたいです！
