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桃太郎から鬼滅の刃まで、恐ろしい存在として日本で語られてきた鬼! その鬼の元祖、酒呑童子を深掘り(from六本木)


六本木のサントリー美術館で、古来から物語で恐れられてきた日本の鬼、特に酒呑童子に焦点を当てた展覧会「酒呑童子ビギンズ」が開催中です。展示は、酒呑童子を描いた「酒伝童子絵巻」などの重要文化財を含む絵巻物が中心。酒呑童子の出生や伝説についても解説されています。酒呑童子の元々の物語は、源頼光によって退治される話が有名ですが、新たな研究ではスサノオノミコトとの関連も示唆されています。この展覧会は、6月15日まで開かれています。

桃太郎から鬼滅の刃まで、日本で鬼は古来から物語で恐れられてきた存在。昔から語られてきた日本の鬼を徹底深掘りする展覧会が六本木で開催中。

6月10日(日曜)まで六本木の東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で開催中の「酒吞童子ビギンズ」。今回、この展覧会で深掘りされる鬼は、酒呑童子。今で古来の物語からゲーム、アニメまで長きに渡り一番登場回数の多い鬼が、酒呑童子。この鬼の元々の物語は、室町時代に成立した都で貴族の娘や財宝を次々に略奪していた酒呑童⼦が、源頼光とその家来によって退治される話。これが室町時代に画家の狩野元信によって絵巻物となり、やがて絵画や能などの題材になって広く普及。今でもそのキャラクター性は健在で、数多くのエンターテイメントで登場。

狩野元信「酒伝童子絵巻」(三巻のうち上巻)。

本展は、そんな日本一長きに渡って登場してきた鬼、酒呑童子をフィーチャー。重要文化財である「酒伝童子絵巻」を展示し、酒呑童⼦の生まれや妖怪、キャラクターとして広まっていった、そのストーリーを解説。

狩野元信「酒伝童子絵巻」(三巻のうち中巻)。

また近年、「鬼のはじまり」ともいうべき、酒呑童子出生の秘密を大胆に描き加える絵巻が相次いで発見され話題に。その中ではスサノオノミコトによって退治されたヤマタノオロチの魂が伊吹山に飛んで伊吹明神となり、その息子として生まれたのが酒呑童子だという説が出ています。
本展では、明治時代に日本からドイツに持ち出され、これまでその存在がほとんど語られていなかったライプツィヒ・グラッシー民族博物館所蔵の住吉廣行筆「酒呑童子絵巻」も展示。

狩野元信「酒伝童子絵巻」(三巻のうち下巻)。

【イベント情報】
「酒呑童子ビギンズ」
東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウン ガレリア3F
サントリー美術館
03-3479-8600
6月15日(日曜)まで開催中。
10時~18時
料金は大人1700円、大学生1200円、高校生1000円(全て税込)、中学生以下無料
火曜休館

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