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5年で平均年齢が4.5歳若返り!千葉の土木会社「大幹」に聞いた若手採用・定着の秘訣


建設業界では、高齢化や人手不足が深刻な課題に。


建設業就業者のうち55歳以上が約36%を占める一方、29歳以下は約12%にとどまるなど、若手人材の確保や技術継承が業界全体の大きなテーマとなっています。


そうした中、千葉県千葉市若葉区で土木工事事業を展開する株式会社大幹では、新卒採用や若手社員の育成に力を入れ、社員の平均年齢が5年前の38.5歳から34歳へと4.5歳若返りました。


今回は、株式会社大幹の安藤僚汰さんに、若手採用を強化した背景や人材を集めるための工夫、若手社員が定着する職場づくり、さらに直営施工を活かした人材育成について詳しくお話を伺いました。


 


千葉市を拠点に地域のインフラを支える土木会社「大幹」


千葉県千葉市若葉区に本社を構える株式会社大幹は、道路や公園、下水道などの土木工事を中心に手掛ける建設会社。


千葉県内を中心に公共土木工事を展開しており、地域の暮らしに欠かせないインフラ整備を担っています。



外部の下請けに大きく依存せず、自社スタッフによる施工を中心とした「直営施工」の体制を構築している点も同社の特徴。


施工品質や安全管理を自社内で一貫して担うことで、安定した施工品質につなげています。


安藤さんに、まず同社が手掛けている事業について伺いました。



「本社は千葉市若葉区にあり、建設業の中でも土木工事を主体とする会社です。仕事としては公共工事がだいたい8割を占めていて、残りの2割ほどが民間企業からいただく仕事となっています。」


一口に建設業といっても、住宅やビルなどの建物を造る「建築」と、道路をはじめとした社会インフラなどを整備する「土木」では、手掛ける仕事も大きく異なるもの。


大幹が主軸としているのは後者の土木工事であり、その内容も多岐にわたるのだそうです。


「道路はもちろん、公園工事や下水道工事、グラウンド工事なども手掛けています。また、何もない山を切り崩して土地を整える造成工事や、宅地造成なども行っています。基本的に土木工事は幅広く対応していますね。」


実際に同社では、道路や公園、下水道といった身近な設備から、土地の造成まで幅広い工事に対応。


地域で暮らす人々が日常的に利用する場所や設備を造り、維持していくことで、千葉の街づくりを支えています。


さらに、地域に根差した土木会社として、災害発生時の復旧対応にも携わっています。


インタビュー当時も千葉市内で発生した大雨による災害対応を行っていたという安藤さん。


道路を造るだけでなく、災害時には地域の安全や日常を取り戻すための役割も担うなど、土木工事は私たちの生活をさまざまな場面から支える仕事であることがうかがえました。


 


高齢化が進む建設業界で平均年齢34歳に!試行錯誤を重ねた大幹の若手採用


建設業界では高齢化や人手不足が課題となる中、大幹では社員の平均年齢が5年前の38.5歳から34歳へと4.5歳若返っています。


その大きな理由について安藤さんは、高卒・大卒を問わず、毎年継続して新卒社員を採用していることを挙げます。



会社の規模を考慮し、育成できる人数とのバランスを取りながら、年によって1人から最大5人ほどを採用しているのだそう。


安藤さんは、


「建設業自体の平均年齢は高く、弊社の直営の作業部隊も高齢化が進んでいることは隠せない事実です。若い社員がいないと、この先が明るくないなという思いもあり、弊社はこれまで新卒採用に積極的に取り組んできました。」


と語ります。


しかし、現在のような採用体制が最初から整っていたわけではありません。


当初は採用に関するノウハウがほとんどなく、利用する採用媒体も限られていたと安藤さんは振り返ります。


そこで外部のコンサルティング会社の力も借りながら採用方法を学び、合同説明会への参加や採用媒体の拡大など、さまざまな方法を試してきました。


現在では、そうした経験から得たノウハウを生かしながら、自社を中心に採用活動を行っているのだそう。


さらに近年は、求人情報を掲載して待つだけではなく、会社そのものを知ってもらうための情報発信にも力を入れているとのこと。


「(現在も)某大手求人媒体は窓口のような形で使っていますが、結局は自社で何に取り組むかが大事だと思っています。昨年はTikTokやInstagramなどのSNSに力を入れて、ショート動画を出しました。そこから直接応募してもらえればもちろん嬉しいですが、まずは『どんな社員がいるのか』『どんな雰囲気の会社なのか』を知ってもらえればと思って取り組んでいました。」


知名度の高い大手企業とは異なり、中小企業はまず自社の存在を知ってもらうところから始めなければならないと語った安藤さん。


SNSなどをきっかけに会社を知り、さらに調べてもらうことで「こういう会社なら受けてみようかな」と思ってもらうことを目指していると話します。



採用経路も一つに絞っているわけではありません。


直近では、企業側から学生へオファーを送ることができる「OfferBox」、高校生向けのハローワーク求人、エージェントなど、それぞれ異なる経路から採用につながったそう。


特に高校生の場合は求人票を見て応募先を検討するケースも多いため「この会社で働いてみたい」と感じてもらえるよう、求人票の作り方にも気を配っていると説明。


毎年同じ方法を続けるのではなく、その時々の学生の動向や採用環境に合わせて試行錯誤を続けてきた大幹。


その積み重ねが、継続的な新卒採用と平均年齢34歳という現在の組織につながっているようです。


大幹TikTok公式アカウント:https://www.tiktok.com/@daikan55


 


仕事だけでなく休日も交流!若手が定着する大幹ならではの職場づくり


若手社員の採用だけでなく、「入社した社員が長く働き続けられる環境づくり」にも力を入れている大幹。



安藤さんによると、実際に入社後のミスマッチなどを理由に退職する社員もいるものの、社員同士の人間関係は良好で、仕事以外でも交流する機会が多いことが、定着につながっているのではないかと感じているそうです。



「一番は人間関係がすごく良いところだと思います。変な派閥もないですし、若手社員はみんな仲が良いですね。仕事以外でもいろいろな取り組みがあって、みんなでダイビングをしたり、今は2週間に1回くらいジェットスキーに行って、バーベキューをしたりしています。」


さらに、大幹には野球部もあり、経験者だけでなく未経験の社員も参加しているとのこと。



休日には試合などを通じて同じチームで汗を流すことで、普段の仕事だけでは生まれにくい社員同士の距離の近さにもつながっているようです。



「野球部には未経験の子も入っています。新卒の社員も一緒に野球をやることで距離が近くなりますし、そういうところも定着率が高い理由の一つなのかなと思います。」


こうしたレクリエーションだけでなく、働きやすさを意識した制度の見直しも進めてきました。


大手企業が集まる合同説明会などで学生から選ばれるためには「何か変わったことをしなければならない」と考え、もともと金曜日のみだった「ノー残業デー」を週3日に拡大。


年間休日も120日から130日に増やすなど、採用活動を強化するのと並行し、福利厚生や労働環境の改善にも取り組んできたといいます。


一方で、大幹が重視しているのは待遇面だけではありません。


現場では直営の施工部隊を持つ強みを生かし、若手社員自身が施工の流れを把握しながら、作業員への指示や現場の進行確認、必要に応じた軌道修正などを経験できる環境を整えています。


未経験で入社した社員に対しても先輩社員がマンツーマンで付き、現場で分からないことがあれば相談しながら成長できる体制を用意しているとのこと。


最後に、これから建設業界を目指す若い世代へ、安藤さんは次のようにメッセージを送りました。


「建設業界に少しでも興味を持っている方であれば、弊社は本当におすすめできると思っています。ただ、福利厚生が良いという理由だけで入るとミスマッチが起きてしまうので、建設業に興味がある方に弊社へ来てもらいたいですね。未経験でも先輩社員が付き、マンツーマンでしっかり教えていくので、その点は安心してもらえればと思います。」


若手の採用から育成、働きやすい環境づくり、そして社員同士が自然と交流できる関係づくりまで、多方面から取り組みを続ける大幹。


その姿勢は、人手不足や高齢化という課題を抱える建設業界において、若い世代が長く活躍できる会社づくりの一つのヒントとなりそうです。


大幹:https://daikan55.co.jp/

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