starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「知事と議論する会」気候変動に立ち向かうべく都内6校の高校生がアイデアを小池都知事へ直接提案!


東京都で小池百合子都知事が率いる「知事と議論する会」が開催され、都内6校の高校生24人が「ゼロエミッション東京の実現」をテーマに対策を提案しました。参加者は、スマートメーターを活用したカーボンニュートラル貢献ゲーム、メタンガス発電、伝統建築技術を取り入れた公共施設整備、自動運転技術の支援、家畜のメタン削減と魚の陸上養殖のための藻類培養、さらに光を放つ植物の開発など、革新性のあるアイデアを発表しました。小池都知事は、これらのアイデアを東京と世界のロールモデルにする意欲を示し、2030年にはカーボンハーフ、2050年にはゼロエミッションの達成を目指すと述べました。

東京都は、小池百合子都知事が都政の重要課題について次世代を担う若者から直接意見を聞き、対話することを目的とするイベント「知事と議論する会」を毎年開催。

今年は「ゼロエミッション東京の実現」をテーマに、都内の高校など6校から24名の生徒が参加し、持続可能な未来に向けたアイデアを小池都知事に提案しました。

 

高校生がゼロエミッション東京実現のための施策を提案する「知事と議論する会」第3回が開催

「知事と議論する会」は、都政の重要課題について都民の提言等を小池都知事が直接聞くと共に、小池都知事自身が都政の方向性等を都民に対して発信し、都民との信頼関係を構築することを目的として開催するイベント。

今回で3回目となる本イベントのテーマは「ゼロエミッション東京の実現」。気候変動対策のアイデアを東京都内の高校生が直接小池都知事へ提案しました。

都内6校、合計24名が参加する中、本イベントに登壇した小池都知事は、

「今日は都政の重要な課題を、高校生の皆さんと一緒に意見交換をしながら深めていきたいということでお集まりいただいております。今回が3回目ということで、1回目が留学に挑んだ高校生について。そして去年は、自分で仕事を始めようと目指す高校生が来てくれました。
気候変動というのは、皆さんがもっともっと大人になった時にさらに暑くなってるのか、それとも今度はもっと寒いのか。気候変動は読めませんけれども、(東京都は)どうあるべきなのか、今は何をすべきなのかということで議論していただきたいと思います。」

とコメントし、自由な発想で議論して欲しいと語りかけました。

ファシリテーターとして登壇した俳優の別所哲也さんから、今回のテーマ「ゼロエミッション東京の実現」にした理由について聞かれた小池都知事は、

「今年の夏はとにかく暑く、雨の量も凄かったですよね。もう東京だけの問題ではなく、地球規模の課題です。2030年に“カーボンハーフ”、2050年には“ゼロエミッション”にしましょうということを(東京都は)公言しており、実現していかなければなりません。
次世代を担う若い皆さんに、グローバルな視点で世界共通の課題を考えてほしい、一緒に語り合って欲しいという想いからテーマを定めました。」

とコメントしました。

 

高校生から提案!「都知事!わたし、東京をこう変えたいです!」

続いて、高校生たちによるプレゼンがスタート。

はじめに都立産業技術高等専門学校は各家庭に設置したスマートメーターから得られるデータを活用し、カーボンニュートラルに向けた活動を可視化して、活動に応じて地域と個人にポイントを付与する「カーボンニュートラル貢献ゲーム」を提案。

続く2校目はお茶の水女子大学附属高等学校が家庭から出るゴミや下水汚泥などをメタン発酵させ、そこから発生したメタンガスを用いた発電を提案しました。

3校目の都立国立高等学校は、都教育委員会のプログラムでカナダに留学した際、カナダと日本の建築の違いを目にし、そこから公共施設の整備に伝統建築の技術「ヴァナキュラーデザイン」を取り入れることを提案。

4校目の都立小石川中等教育学校は、同じく都教育委員会のプログラムでニューヨークへの留学した際に目にした大渋滞を機に、渋滞を解消するべく自動運転技術について都が実証実験の場を企業に提供することなどを提案しました。

5校目の玉川学園高等部は、温暖化の原因であるメタンガスのうち14%を家畜が出していることに着目。また海水温の上昇などから魚の陸上養殖などが必要になってくることを考慮し、微細藻類を養殖水槽の中で培養することで排水のろ過・魚の飼料への転用・家畜に代わる代用タンパク源にすることを提案。

最後に筑波大学附属駒場高等学校が、発光する生物の遺伝子を植物に組み込むことで「光を放つ植物」を作り、これを都内の照明に代替させるプロジェクトを提案しました。

全てのプレゼンが終わると別所さんは、

「それぞれが現実的な課題に真摯に向き合いながら、斬新な解決策を提示してくださったこと、こちらが非常に印象的でした。」

とコメント。

発表の合間に各高校生らと意見考案を行っていた小池都知事は、

「ゼロエミッション東京を実現しようという想いが伝わってきました。皆さんから寄せられたアイデアを東京・世界のロールモデルにしたい。そのために具体案を皆さんと共に実現していきたいと思っています。今日、このメンバーの中からゼロエミッションを実現する技術・サービスといったことをベースにした、東京発のユニコーンが誕生してくれたらいいなと思っています。」

と語りました。

 

高校生たちによるクロストークを実施

イベント後半では、引き続き別所さんをファシリテーターに据え、高校生たちによるクロストークが行われました。

ゼロエミッション東京の実現について聞くと、高校生たちからは「元々環境問題について強い関心をもっていた」「様々な授業で学び、英語の授業でディベートをするなどして多角的に学んでいた」などと説明。

また環境問題について普段から取り組んでいることを聞くと、高校生の中には「海外での経験から、シャワーを5分以内に浴びる」ということを日頃から意識している、といった話も出ていました。

高校生たちが経験したこと、そしてそれぞれの想いを聞いた別所さんは、

「色々な回答をいただいて、本当に僕自身も勉強になりました。皆さん、本当にありがとうございます。今回の出演が皆さんの将来の新たなきっかけになっていくことを願っていますし、これからもぜひ色々な分野で活躍していただければと思います。」

と本イベントを締めくくりました。

 

本イベントの様子は、東京都のWEBサイトにて1月下旬頃に配信を予定しているそう。

ぜひ動画で高校生たちが都知事に提案した内容をはじめ、それぞれの想いなどをご覧になってみてください。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.