暖かい日差しで春の陽気を感じさせ始めた3月。銀座の街中に鮮やかなカラーに現代詩を組み合わせたアート作品が出現。
「誰にどう思われたっていいさ。」「東京を愛で染めてやれ。」「競争しない、表現しよう。」そんなメッセージが現れ、新たな銀ブラスポットとして反響を得たイベント「TOKYO CREATIVE SALON 2023」が、3月31日まで開催されました。
東京・銀座の街中にインスタレーションアートが出現!「GINZA POET-GRAPHY」大盛況の中終了
東京クリエイティブサロン銀座エリア実行委員会は、ファッション&デザインの祭典「TOKYO CREATIVE SALON 2023(東京クリエイティブサロン2023)」の銀座エリアコンテンツとして、空き店舗や工事仮囲いといった未利用資源を令和の「銀ブラ」フォトスポットに変化。
銀座の街に掲出することで集客・回遊を促す計15ヶ所のインスタレーション作品「GINZA POET-GRAPHY」が、2023年3月17日から3月31日までの期間で公開されました。
「GINZA POET-GRAPHY」開催の背景
その背景として、銀座で発生した未利用の不動産ストックがランダムに発生する「都市のスポンジ化」。
こうした空き地等を貴重な地域資源として捉え、いかに再生・活用していくかは地域活性化の上で大きな課題。
日本を代表する街である銀座も空き店舗に加え、老朽化等のために建て替え工事中の建造物が数多く存在し、都市空間で最も価値のある土地スペースが未利用資源になっていました。
そこで銀座の街中に東京クリエイティブサロンの一環としてこのような未利用資源を観光資源化し、銀座を新たな集客・回遊のモデルケースとするべく企画したのが「GINZA POET-GRAPHY」です。
こういった空き地等のスポットだけでなく、多数の方が利用される商業施設などにも施すことで街中を回遊してもらうことが狙いだったそう。実際に多数の方が訪れる等、大きな話題となりました。
「GINZA POET-GRAPHY」は大盛況の中終了!
合計15ヶ所に掲出された、それぞれ異なるグラフィックデザイン的現代詩を掲出するインスタレーション作品「GINZA POET-GRAPHY」はインパクト抜群。
街全体を1つのキャンバスのように捉えた本イベントは「TOKYO CREATIVE SALON 2023」全体で82万人・銀座エリアでは17万人を超える方が来場し、多くの方が「GINZA POET-GRAPHY」作品を楽しみました。
また、それらの詩が音楽として1つのメッセージに変化するMVも併せて公開し、「空き地×現代詩×音楽」という全く新しい都市のメディア活用の事例となりました。
楽曲制作・演奏を務めたのは、シンガーソングライターとして活動をしているおーたけ@じぇーむずさんを中心に2019年に結成された「一寸先闇バンド」。
ジャンルに囚われない自由度の高いサウンドでありながら、ブレる事のない世界観と感情的に訴えかけてくるおーたけ@じぇーむずさんの声によって、独自の音を奏でています。
2023年4月18日時点で再生数は5万1,000回を超える反響となっている本動画は、音楽と銀座エリアを彩った作品が掛け合わさって1つの大きなメッセージとして紡がれていく。
そんな素敵な作品となっているのでぜひ視聴してみてください。
銀座エリア掲出作品(一部抜粋)
●東京を愛で染めてやれ。
●ビルの隙間にも春風は吹く。
●そこの角を曲がれば未来。
●銀座を着こなして。
●路地裏にインスピレーション。
大盛況の中で幕を閉じた東京クリエイティブサロン2023は銀座エリアだけでなく、新たな街の集客・回遊のモデルとして認知されることになりました。
歴史ある商業施設や空き地などの場所に、インスタレーションでアート作品が出現する。
近い将来、街はより自由かつ独創的な景色で溢れているかもしれません。
「TOKYO CREATIVE SALON 2023 GINZA」特設サイト:https://tcs.ginza.jp/
公式HP:https://tokyo-creativesalon.com/