真っすぐに伸びた体にしなやかな筋肉。いわゆる「姿勢が良い状態」を保つことは案外難しく、多くの人が自分の体のアンバランスさや姿勢不良に気が付かずに年齢を重ねてしまいます。その結果、関節における怪我や冷え性、生理不順などの問題に発展し、慢性的な不調に悩まされてしまう人も多いようです。この記事では、良い姿勢を取り戻して不調を改善するために、“ヤムナボール”という特殊なボールを用いた上半身の姿勢改善法をご紹介します。
そもそも良い姿勢ってどんな状態?(上半身編)
上半身の姿勢改善ポイントは巻き肩を改善し、肩や胸を開くこと
ヤムナボディローリング(ヤムナボールメソッド)とは?
photo:ヤムナジャパン
【ヤムナボールメソッド流】胸の骨と筋肉を緩めてしっかり胸を開いていくストレッチ
photo:ヤムナジャパン
※写真では両手は床についていますが、ここで紹介するストレッチ法では両手でボールをしっかりと掴みましょう。
ーストレッチのやり方ー
1) うつ伏せになり胸骨の一番下に指を三本並べ、一番上の指の隣にボールを置きます。ボールを両手でしっかりと掴み、体を上に引き上げましょう。ボールを左右に細かく動かし、骨に付着している筋肉を刺激します。呼吸を忘れずに続けましょう。
※足や体幹の力を使って姿勢を保ち、ボールに体重をかけすぎないようにします。
※女性はバストに当たらないようにしましょう。
2) 手で掴んでいるボールを胸骨の中心付近に移動させ、ボールを両手でしっかりと掴み体を上に引き上げます。そして、ボールを左右に細かく動かして骨に付着している筋肉を刺激しながら、呼吸を続けましょう。
3) 手で持っているボールを胸骨の一番上に手で移動させます。そして、ボールを左右に細かく動かして骨に付着している筋肉を刺激しながら、呼吸を続けましょう。
4) ボールを外して仰向けで休みます。呼吸をしてみて呼吸のしやすさや胸は引き上がった感覚を味わいます。
※ベッドや布団の上でも実践可能です。その場合は体ではなくボールを部位へと手で動かしましょう。【ヤムナボールメソッド流】鎖骨と肩を緩めて肩を開いていくストレッチ
photo:ヤムナジャパン
ーストレッチのやり方ー
1) うつ伏せの状態で胸の骨の一番上にボールを置きます。一方の手で床を押して、もう一方の腕は肩の付け根からまっすぐ平行に伸ばして床に置きます。
2) 床を押している方へと体を少し動かし、ボールは鎖骨の下側を肩の付け根の方へと走らせましょう。
3) 呼吸を続けながら床を押している手側へと体を平行移動させると、ボールが肩の付け根のくぼみで止まります。
4) 呼吸を続けながらさらに床を押している手のひらの圧を強め、胸や胴体を床を押している手側へとねじります。
5) 床から骨盤を少し浮かせ、床を押している手側へと移動させましょう。胸は天井へ向け、呼吸とともにしばらく保ちます。
6) ボールを外して仰向けで休みながら、開かれた肩や鎖骨の感覚と胸の広がりを味わいます。反対側も同様に行いましょう。
※ベッドや布団の上でも実践可能です。その場合は体ではなくボールを部位へと手で動かしましょう。