夏を目前にし、あと少し体を引き締めたい、体を軽くしたいと考えている人も多いのでは?今回は、ヨガとルーシーダットンのインストラクターであり、フリーランスのPRとしても活躍する野島裕子さんが取り組んだ体質改善方法をご紹介します。
筋肉量を変えずに筋肉の質を良くしながら、体脂肪を減らす体質改善食事法
元々とても体が硬いという野島さん。ヨガやルーシーダットンのインストラクターという職業柄、体の柔軟性の大切さをより深く実感するようになりました。ヨガはポーズを取ることが目的ではありませんが、インストラクターとしてなんとかしたいと思うように。そこで「筋肉量を変えずに質を良くしながら、体脂肪を減らす食事法」に変えることを決断します。実際に野島さんが行った体質改善法はこちら。
ー野島さん直伝 筋肉の質を良くして体脂肪を減らす食事法ー
1) ジュースクレンズで体脂肪を落とす。(3日間はジュースオンリー。前後食合わせて1週間ほど行う)
2) ジュースクレンズ後、食事の仕方を以下に変更。
1) たんぱく質の元になるメイン料理は、牛や豚から、鶏肉や魚に変更。
2) パスタやパンなど、小麦粉を使った食べ物は極力控える。
3) 砂糖類は、ハチミツやアガベシロップなどすべて天然のものに変更。
1) 【朝食】ヨーグルトと一緒に、バナナ、リンゴ、ブルーベリー、柑橘系などのフルーツをたっぷり摂る。
2) 【昼食】玄米と野菜中心の自作お弁当。
3) 【夕食】帰宅が遅くなりがちなので、焼き魚と野菜を中心に、炭水化物は控える。
4) 【運動前】趣味のサーフィン前は、エネルギーに変わりやすい玄米おにぎりとバナナが定番。
5) 【運動後】MTCオイル、アミノ酸サプリ、プロテインミックスなどを摂取する。
ベジタリアンになるのではなく、質の良い筋肉を作るためにも、消化が良い鶏肉やお魚でしっかりたんぱく質をキープ。グルテンフリーダイエットとしても知られていますが、小麦粉も体が重たく感じるのであれば控えます。
そして甘いものが欲しくなったら白砂糖を使用したものではなく、ハチミツやアガペシロップを使ったものをいただくなど、体の声を聞きながら、ストイックになりすぎない食事をチョイスするのがポイントだそう。
全身が引き締まり、体脂肪率ダウン・美肌効果といいことづくめ!
野島さんがこの体質改善法を実践したところ、まず体脂肪は体質改善を行う前は25%だったのが、2ヶ月後には17%に。ウエスト周りから下半身を中心に全体的に引き締まって、肌もきれいになられたそう。見た目も明らかに変わりましたが、とにかく体が軽くなって、動かしやすくなったというのが一番の実感なのだとか。
さらに、風邪を引かない、寝覚めがよくなる、疲れにくくなるといった、普段の生活にもいいことづくめで快適な生活を送られています。
当初は筋肉の質を高めながら体脂肪を落としたいと、フィジカルにフォーカスした体質改善でしたが、心も安定し、無理せずポジティブでいられるようになったそう。
体質改善を続けていくためのモチベーションキープ法
始めた頃は不要なものをとことん排除してみたら、自分の体はどこまで変わるのか?という単純な好奇心もかなり強かった野島さん。実際に体質改善を行って体が変化していくと、この心地よさは手放したくない!と感じるようになり、無理や我慢という感覚はなく続けられているとのこと。
体質改善法を習慣として根付かせるコツは、「その人のライフスタイルに合わせたものにすること」と野島さんは言います。
野島さんの場合は、ヨガがもっとできる体になりたいということが第一目標だったからこそ、筋肉量をキープしながら質の良い筋肉を作るにはどんな食事をすべきか?を考えられました。私たちも体質改善をスタートする際は、自分が求めている体はどんなものかをまず考えてみる必要がありそうです。
一方で野島さんは、「体質改善=より良い体作りを、自分の学びの時間と捉えてみるのも一つの手」と言います。
大人になると忙しさのあまり、なかなか自分と向き合う時間を取れない人が多いと思いますが、みなさんにオススメしたいのは、ちょっと無理をしてでも趣味や勉強の時間を持つこと。私の場合は、ヨガや趣味のサーフィンがそうですが、何かに没頭している時って「瞑想」しているのと同じこと。その時間で内側から自分を成長させることも、“改善”の一部なのかなと思います。(野島さん)
「ヨガをもっと上達させたい」という思いからスタートされた野島さんの体質改善法ですが、ストイックになりすぎず、体の声を聞きながら食事のチョイスを変えていくテクニックは誰でもトライしやすいはず。皆さんもぜひ取り入れてみてはいかがでしょう?