スーパーでも購入できる鮮魚の中でも、その健康性が知られていながらひと際敬遠されがちなのがいわし。小骨が多くて食べにくく、調理もちょっと面倒だ。そんな時におすすめなのが、目利きのプロ厳選のいわしを使った『うまい!いわし醤油煮』。骨まで食べられるふっくらやわらか仕立てで、オリジナル醤油の味付けがおいしいお手軽缶詰である。そのままでも食べられるおいしさだけど、今回はさらにおいしく食べるべく、韓国海苔巻きキンパでアレンジして食べてみよう!
「ヤマカノ醸造」製のオリジナル醤油使用。化学調味料不使用のシンプルな味つけ
清水食品(静岡県)は、1930年に国内初の鮪油漬缶詰を製造した総合食品メ-カー。水産缶詰や果実缶詰、スープなど、お手軽な個食をメインとした商品開発を行っている。
今回紹介するのは、その中の1つ『うまい!いわし醤油煮』(150g缶・希望小売価格 税込230円・発売中)。目利きのプロが厳選した国内水揚げのイワシを、宮城県で醸造業100年以上の歴史を持つ「ヤマカノ醸造」製のオリジナル醤油を使って味付けした缶詰である。
このオリジナル醤油は、化学調味料、着色料、保存料不使用の、いわしのおいしさを引き出すように工夫して仕上げられた。シンプルな味付けながら、素材の味を引き出すベストな組み合わせで作られているというわけだ。
そのままで食べてみた
まずはそのシンプルな味つけを確認するために、そのままで食べてみよう。一般的な缶詰のデザインは魚の写真が使われているものが多いが、あえて写真のないシンプルなものとなっている。缶詰コーナーでも目を引きそうなデザインだ。
中にはひと口大にぶつ切りにされたイワシが6~7切れほど。油などが固まっていないので、温めずに食べられるのもうれしいポイントだ。
青魚らしいにおいこそするが、食べてみると少し甘めでクセのない味わい。それでいていわしの旨味がぐっと引き立っており、なるほど、オリジナル醤油による味付けがばっちりとハマっていることがよくわかる。後味も比較的あっさりとしているので、お子さんでも食べやすいだろう。
逆に言えば、ガツンとした味の濃さがないので、酒の肴より食卓に出す方がおすすめだ。つけ汁も飲んでみたのだが、ストレートでも飲めるくらいおいしいクオリティ。すぐに捨てずに味わってみてほしい。
アレンジレシピ!キンパの具材にして食べてみた!
続いては、ピリッとした辛さ癖になる韓国料理、キンパの具材に使って食べてみよう。
レシピは割愛するが、牛肉の代わりに『うまい!いわし醤油煮』の水気を切ってコチュジャンと一緒に炒め、その他の中具と一緒に巻いて作ってみた。
ごま油のいい香りが強く、魚臭さは一切なし。野菜と合うのかと心配していたが、これが驚くほど相性抜群。いわしの肉感と力強い旨味に加え、噛むと広がるオリジナル醤油の味わいがごま油と塩の味つけにぴったりと合う。
決して支配的な味にならず、むしろキンパのために味調整されたのではないかと思うほどの溶け込み具合に記者自身驚いてしまった。骨もほとんど気にならないほどホロホロだったので、取り除く必要もなし。
あえて苦言を呈するとすれば、やはりアクセントがないことだろうか。辛さを追加してみたり、『うまい!いわし醤油煮』の残ったつけ汁を少しつけてみたりするのもいいだろう(ベースが醤油なのでばっちり合う)。
ちなみに同社では、『うまい!いわし醤油煮』同様、目利きのプロ厳選の魚をオリジナル醤油で味付けした「うまい!」シリーズが販売されている。「うまい!さば醤油煮」や「うまい!さんま醤油煮」などは、味噌煮や水煮も展開される人気商品だ。気になった方はこちらもチェックしてみてはいかがだろうか。
全国の量販店及び質販店で発売中。