家の中で害虫が隠れやすい場所はどこか知っているだろうか。キッチンでもなくテレビの裏でもなく、実は冷蔵庫の下・裏だ。高温多湿で掃除がしにくいから害虫が好む環境になっているのだそう。しかし、冷蔵庫の下・裏を掃除するのはなかなか骨の折れる作業だ。そんな時に使いたいのが『TFi-7015G』。冷蔵庫の脚の下に設置して空間を作るアイテムだ。しかも、害虫が逃げたくなるような工夫が凝らされているという。その詳細をみてみよう。
アース製薬の「ムシブロック」を使用。忌避剤とかさあげによるW対策
タツフト(東京都)は、「より便利なモノ」「より快適なモノ」「より高品質なモノ」をコンセプトに便利な家庭用品を取り扱う企業。2009年には洗濯機・冷蔵庫・エアコン室外機などのあしもとに置くゴム製品「あしあげ隊」シリーズが発売され、シリーズ累計180万セットを超える大ヒット商品となった。
同社が、害虫駆除の専門家を対象に「家庭でできる害虫対策」に関する調査を実施したところ、驚きの結果がでた。「害虫が隠れやすいところ」「一般の方が害虫対策できていないと思う場所」の項目で冷蔵庫の下・裏が1位となったのだ。食材の貯蔵場所である冷蔵庫の周りに害虫がいると思うと、恐怖しかない。
今回紹介するのは、そんな害虫対策のために考えられた「あしあげ隊」シリーズの最新作。冷蔵庫の脚の下に設置することで、冷蔵庫下の害虫と床につくキズや凹みを予防してくれる『TFi-7015G』(奥行120×幅100×高さ15mm・耐荷重400㎏・希望小売価格 税込3,980円・2023年9月1日発売)だ。ゴムの厚みで冷蔵庫下に空間を作って通気性を高め、掃除しやすくなるアイテムである。
最大の特徴は、技術協力としてアース製薬の「ムシブロック」を使用していること。接触型害虫忌避剤の役割を持っており、文字通り害虫が触れると不快感を感じて避けるようになる(アース製薬独自検証)。優れた忌避効果と高い安全性、そして効果が長時間持続するから冷蔵庫の下に住みつきにくくなるよう促してくれるというわけだ。
また、ゴムでできているから、冷蔵庫の重みで床を傷つけにくくするほか、グリップが効くため地震時にも横滑りを抑えてくれるなどのメリットがある。
さらに、ブロックに傾斜がついており、キャスター付きの冷蔵庫なら転がして乗せられるのも大きな特徴。
一般的に冷蔵庫下に敷かれるポリカーボネート板などで底上げするよりも、はるかに優れた機能が備わっているのだ。
冷蔵庫の下に設置してみた
1箱に4つのゴムマット入り。冷蔵庫の大きさを問わず使える。
においは全くなく、ゴム臭さや薬品臭さはない。におい移りの心配もなさそうだ。
耐荷重400kg(4個合計)の分厚いゴムからは、床に傷をつけないという安心感も伝わってきた。
裏面は格子状に溝が彫られており、グリップが効きやすい構造。
冷蔵庫を設置したい場所に『TFi-7015G』を置き、ぐっとキャスターで乗り上げる。傾斜はかなり緩めに作られているので、少し勢いよく動かせばすぐに乗ってくれた。約5mmの立ち上げがあるので、よほど力を入れなければ乗り越えることもなさそうだ。
あとは冷蔵庫を傾けて、キャスターのついていない脚の下に入れれば完了。
ぱっと見て、明らかに冷蔵庫の下に空間ができた。
掃除の際にはなかなか奥まで届かなかったのだが、薄型の掃除道具なら奥まで届く。わずか10mmアップだが、これは大きな違いだ。
通気性、掃除のしやすさが格段に上がり、さらにムシをブロックする徹底した対策を可能にした『TFi-7015G』。
冷蔵庫を乗せるだけという手軽さと長時間効果が持続する優れものだ。
『TFi-7015G』は全国の家電量販店、ホームセンター、ECサイトで発売中。