越後湯沢産の「はちみつ」から採取した酵母で作ったという珍しい日本酒。一昨年、昨年と大人気だった「はちみつ由来酵母から生まれた 純米酒」が、今年も期間限定で登場。甘くてジューシーな新感覚の日本酒『はちみつ由来酵母 by Jozen 純米』を味わってみた!
自然界から採取した酵母で造る日本酒
白瀧酒造(新潟県)は「上善如水」などで知られる清酒の製造販売を行う会社。また日本酒の成分に着目したスキンケア製品の製造販売も手掛けている。今回は、新感覚の「by Jozenシリーズ」から『はちみつ由来酵母 by Jozen 純米』(720ml瓶・希望小売価格 税込1,485円/ 300ml瓶・希望小売価格 税込715円・期間限定販売)をご紹介しよう。
同社は、新たな日本酒の美味しさを発見するため、自然界から採取した酵母で日本酒を造るという取り組みを続けている。その中で、越後湯沢産の「はちみつ」から日本酒造りに使用できる酵母を採取することに成功し「はちみつ由来酵母から生まれた 純米酒」ができたという。
進化し続け、3年目を迎える今年は「by Jozenシリーズ」の仲間入りをして登場。季節の移ろいを楽しむ「12ケ月のお酒シリーズ」では「8月のお酒」に位置付けられ、数量限定での販売だ。「by Jozen」は「上善如水」から派生した新シリーズ。アルコール度数が低く、甘くてジューシーな味わいが特徴。進化を遂げた『はちみつ由来酵母 by Jozen 純米』とはどんな味なのか、早速いただいてみよう。
甘くてジューシーな新感覚の日本酒
透明瓶がどこか懐かしく、日本酒とは思えない親しみやすさ。
はちみつ壺を抱えたクマのキュートでポップなパッケージが印象的だ。ボトルを開栓すると、お米からできたお酒らしい優しく甘い香りがする。ただ、一般的な日本酒の香りとはどこか違う、それがはちみつ酵母の香りなんだろうか。
若干、黄味を帯びた色は、とろっとした質感を連想させる。
注いでみると、意外とさらっとしている。最初の香りは、ちょっと柑橘系のフルーツを思わせるような爽やかさ。
お米の香りときれいな酸味、それに優しい甘さ。まったりしていてコクがある。後味に、どこかはちみつを思い出させる風味がある。リキュールのような強い甘さではなく、あくまで日本酒。控えめなのに記憶に残る存在感。何とも不思議な魅力を秘めたお酒だ。
アルコール分は8度台で、口当たりが優しく飲みやすいので、日本酒に慣れていない人にもおすすめ。
この味なら氷を入れても美味しそうなので、次はロックで飲んでみよう。
たっぷり氷が入ったグラスに『はちみつ由来酵母 by Jozen 純米』を注ぎ入れる。こうすると、さっきとは印象が随分変わる。コクと甘みが前面に出てくるが、爽快感もあって軽やかに飲める。もっと爽やかに飲みたいときは、レモンを絞ってもいいかも。キンキンに冷えたロックは、冷酒とは一味違った美味しさだ。まったり感とニュアンスを楽しむなら冷酒、より軽快に飲むならロックといった感じだ。
『はちみつ由来酵母 by Jozen 純米』の、ジューシーでまったりした甘みとコクは、濃いめの味付けやピリ辛料理に合いそう。また、餡を使った和スイーツともマリアージュできそうだ。
日本酒初心者にもおすすめ
サイズは2種類で展開。まずはためしてみたいという人は300ml瓶から飲んでみよう。甘くてジューシーな新感覚の日本酒『はちみつ由来酵母 by Jozen 純米』は、白瀧酒造株式会社 公式オンラインショップにて期間限定で発売中。
※お酒は20歳になってから楽しもう