暑さが本格化する時期が到来。ということで、水分と塩分補給ができる新商品をご紹介。『赤穂の天塩』などでおなじみの塩製造・販売メーカーが作る飲料水「熱中対策水シリーズ」から、新たに『熱中対策水 アセロラ』が仲間入り。また『同 レモン/日向夏』がリニューアル発売。いずれも成分にこだわりがあるというので、注目しながらおためししてみた。
水分を摂るだけでは防げない熱中症。「熱中対策水」なら汗に近いイオンバランスで、水分・塩分をサポート
汗をかいたときにカラダから放出されるのは水分だけじゃなく、カラダに必要な塩分も失われてしまう。不足した塩分を補給できないと体内のイオンバランスが崩れてしまうため、塩分も同時に補給する必要がある。
赤穂化成(兵庫県)は、塩を中心とした化成品や、海洋深層水を加工した飲料水や食品などを製造・販売するメーカー。歴史ある同社の代表商品「赤穂の天塩(あこうのあましお)」を使用したのが「熱中対策水」シリーズ『熱中対策水 アセロラ』(500mlPET・希望小売価格 税込172円・2023年3月13日発売)と、リニューアルした『同 レモン/日向夏(ひゅうがなつ)』(500mlPET・希望小売価格 税込172円・2023年3月13日発売)。
「熱中対策水」の主な特徴は、汗に近いイオンバランスであること。また、体内の酵素を助けるマグネシウム120mgプラスαを配合していること。そして、塩は2年の歳月をかけて作られた「塩田産天日塩」と「にがり」を使った『赤穂の天塩』を使用していること。
それでは、実際にその味わいをおためししながら、3種それぞれの詳しい特徴を紹介していこう。
新登場の『熱中対策水 アセロラ』は甘さ控えめ
まずは新登場の『熱中対策水 アセロラ』から飲んでいこう。真っ赤なパッケージが特徴的で、「赤穂の天塩」に入っているマグネシウムやカリウム、生命活動に欠かせない無機栄養塩が多く含まれているとされる海水(海洋深層水)のほか、ビタミンナイアシン、運動サポート成分「クエン酸」などが入っている。これらは3種類共通している。
ただ、クエン酸の量は若干異なっており、『熱中対策水 アセロラ』は1本あたり1,300mg配合。
「アセロラ」といえば赤い果実で甘酸っぱいのが特徴なので、多少赤みのある色味かと思いきや、ほぼ透明だった。だから、アセロラのほんのりフルーティーな香りがしてくるのでなんだか不思議。
飲んでみると、無果汁とはいえアセロラ風味の甘酸っぱさがひと口目から感じられる。全体的にスッキリとした味わいで、朝に飲むとシャキッとしそうな味わいだ。とはいえ、そこまでアセロラが主張し過ぎず、自然な甘みも感じられる。
「熱中対策水」は、赤穂化成の代表的な商品『赤穂の天塩』入りというのがポイントだが、そのルーツはかなり深い。「天日塩」を原料として、1200年以上前より続く伝統製法(にがりを含む差塩製法)を活かし、塩のまち・兵庫県赤穂市で仕上げている。にがりを含んだ「あら塩」で、深くまろやかな甘みがして、マグネシウムやカリウム、カルシウムが摂れるのが特徴。
その塩味はゴクッと飲んだ後味で感じられ、味わいを引き締めている。水にはほんの少しとろみも感じられるのだが、サッパリとしたのどごしなので、ゴクゴク飲める。
汗に近い成分で補給できるので、体内のイオンバランスを整えることができ、スッキリとした甘さも楽しめる。さらにカロリーゼロというのもうれしい。味わいも重視したい人におすすめ。
リニューアル『熱中対策水 レモン』はL-カルニチン配合でダイエットもサポート
お次は「熱中対策水」で一番人気という、リニューアルした『熱中対策水 レモン』。現代人に不足しがちなマグネシウムの配合量を70mgから120mgに増量。パッケージが一新され、爽やかなブルーが印象的になった。こちらもうれしい0(ゼロ)カロリー。
このフレーバーはアミノ酸の一種、L-カルニチンを配合した燃焼系。エネルギーを作り出す働きがあり、体内に溜まりやすい脂肪の燃焼を助けてくれるので、ダイエットもサポートしてくれる。「クエン酸」は1本あたり、1,500mg配合。
コップに注いでみると、少しだけ乳白色でほのかなレモンの香り。飲んでみると、レモン味だが「天塩」のおかげかまろやかな甘みがあるので、レモンの酸味が苦手という人でも飲みやすそう。
こちらもやはり多少のとろみ感があるが、のどごしは爽やか。体内にスッと溶け込んでいき、飲んだ後もさっぱり。燃焼系成分入りなので、運動中の水分補給にもおすすめ。
リニューアル『熱中対策水 日向夏』はオルニチン配合で、夏の疲れをサポート
最後は、『同 レモン』同様にリニューアル発売した、グリーンを基調としたパッケージの『熱中対策水 日向夏』。こちらは肝臓の働きをサポートする成分「オルニチン」を配合した健康系「熱中対策水」。連日の暑さで疲れがとれないときに、助けを借りたくなりそう。「クエン酸」は1本あたり1,500mg配合で、『熱中対策水 レモン』と同量。一本あたりの熱量は、147kcal。
色味はこちらも少し乳白色で、ほかの2つと比べてそこまで香りは感じられなかったが、味わいはどうだろうか。
ゴクリと飲んでみると、まろやかな味わいで本物の日向夏同様、柑橘系なのに酸味が少なく飲みやすい。濃すぎずさっぱりとしているので、暑いときにはゴクゴク飲み干してしまいそうだ。
香りではあまり感じられなかった日向夏風味のやさしい甘みが、じんわりと体内に染みわたる。日々の水分補給や運動シーンなど、さまざまな場面に溶け込みそうなさっぱりとした甘みで、記者的には1番カバンに入れて持ち歩きたくなるような味わいだった。
3種類どれも少しとろみ感があるのに、飲めば後味にまろやかな甘みと共に爽やかで飲みやすかったのは、「赤穂の天塩」のおかげだろうか。今年の夏は「熱中対策水」で水分・塩分補給をして健康的に楽しんでみるのはいかがだろう。
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