
β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キットが、中国で特許登録されました。
中国での特許取得と技術の背景
アガリクス専門研究メーカーである東栄新薬は、ブラジル産露地栽培アガリクスKA21の共同研究から生まれた技術について、中国で特許(中国特許番号 ZL 202180032661.0)を取得しました。2026年10月9日の授権公告をもって特許権が発効しています。本技術は東京薬科大学薬学部免疫学教室との共同研究により発案されたもので、2025年2月の日本、2026年9月の米国に続き、日本・米国・中国の3か国で権利化されました。
中国特許の概要
中国特許番号:ZL 202180032661.0
授権公告日:2026年10月9日
特許権者:東栄新薬株式会社
発明者:山中 大輔、安達 禎之
出願日:2021年9月1日(優先日:2020年9月7日)
存続期間の満了日:2041年8月31日
技術の応用範囲と今後の展開
本技術は、分割したレポータータンパク質を利用してβ-1,6-分岐β-1,3-グルカンとβ-1,3-グルカンを検出し、定量する方法およびキットです。対象のグルカンが検体に含まれると、それぞれに結合する融合タンパク質によって活性型のレポータータンパク質が再構成され、その量を測定することで定量します。
本技術は、真菌由来β-グルカンの検出・定量技術への応用や、アガリクスをはじめとするサプリメントの品質評価、作用メカニズムの研究などへの活用が期待されています。なお、真菌症診断への応用については、現時点では基礎研究段階であり、臨床診断への利用に向けては、今後、臨床検体を用いた測定性能や診断精度の検証が必要です。東栄新薬は今後、各国で本技術を活用し、研究開発や製品の品質評価を推進していく方針です。
まとめ
東栄新薬が開発したβ-グルカンの検出・定量技術が日本・米国に続き中国でも特許登録され、3か国で本技術の研究および品質評価の基盤が整いました。
