第21回 高校化学グランドコンテストが、10月24日、25日に芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催され、山脇学園高等学校が第1位となる文部科学大臣賞を受賞しました。
最終選考会とグランドアワードの概要
芝浦工業大学が主催する「第21回 高校化学グランドコンテスト」の最終選考会が、10月24日、25日に芝浦工業大学豊洲キャンパスで行われました。本コンテストは、高校生および高等専門学校生(3年生以下)の自主的な探究活動を支援する教育プログラムです。第1次審査を通過した全国74校120チーム・328人が研究成果を発表し、2日間で延べ900人以上が来場しました。
最終選考会では口頭発表とポスター発表が実施され、口頭発表の審査で特に優れた「グランドアワード」を受賞した上位3チームには、海外のサイエンスフェアへの派遣支援が行われます。なお、派遣先は来年1月に台湾で実施される「Taiwan International Science Fair (TISF)」、または来年10月にルクセンブルクで実施される「Luxembourg International Science Expo」となります。
文部科学大臣賞を受賞した研究内容
第1位の文部科学大臣賞に輝いたのは、山脇学園高等学校サイエンスコース化学研究室カイコ班による「遺伝子組み換え技術でもできない青い繭の作成~若い世代にアピールできる絹製品~」です。本研究では、カイコに色素を混ぜた人工飼料を摂食させることで、青い繭を作ることを目的としました。メチレンブルー、フィコシアニン、グルタミン酸を組み合わせた結果、均一な青色の繭の作成に成功し、脱セリシン後も青色が残ることを確認しました。この手法は染色工程を省き、水使用量を削減できる環境負荷の小さい絹製品への応用が期待されています。
受賞結果
グランドアワードの受賞チームは以下の通りです。
・1位 文部科学大臣賞:山脇学園高等学校サイエンスコース化学研究室カイコ班
・2位 化学未来賞:兵庫県立宝塚北高等学校 化学部
・3位 化学技術賞:愛媛県立西条高等学校 科学部・宮城県仙台第三高等学校 自然科学部化学班
※なお前々回派遣したチームが2025年1月に開催されたTISFで、それぞれ生化学部門1位、化学部門3位を受賞。前回派遣チームも同フェアで生化学部門1位に入賞し、日本人として初めて最高栄誉の「Young Scientist Award(青少年科学賞)」を受賞しました。
まとめ
第21回 高校化学グランドコンテストは、全国の高校生が科学的創造力を競い合う場として盛況のうちに終了しました。上位入賞チームは今後、海外のサイエンスフェアへ派遣され、国際的な舞台で研究のさらなる発展を目指します。
