
Trusted Data Fabric構想は、組織内外のAIエージェントやデータと安全に連携できる環境を実現し、企業のAI活用を高度化させます。
信頼性の高いAI環境の構築に向けて
Trusted Data Fabric構想は、データの管理権限を保持したまま、組織を越えてAIエージェントが安全にデータ連携できる環境の実現をめざすものです。AIとデータの信頼性を向上させることで、これまでAIの活用が困難であった重要な業務への導入を促進します。
本構想は以下の3つの視点を軸に展開されます。
・Trusted AI:AIの行動を統制し、安全性を確保する
・Trusted Identity:AIエージェントや利用者の権限を適切に管理する
・Trusted Data Access:機密情報を守りながら安全にデータを利活用する
構想を支える技術と今後の展望
本構想では、統制されたAI環境を通じて重要業務の遂行をめざします。具体的なサービスとして、企業専用環境で利用できる「クローズドAIエージェント」や、日本語特化型のAIガードレール「Chakoshi(R)」、認証管理プラットフォーム「SmartLiTA(R)」、機密情報を秘匿したまま分析できる「析秘(R)」などを活用・拡張していきます。
※クローズドAIエージェントとは、Trusted Data Fabricを構成するソリューションの一つで、企業専用の閉域環境でAIエージェントを利用できるサービスです。
※Chakoshiとは、NTTドコモビジネスが開発した日本語特化型のAIガードレールです。
※SmartLiTAとは、認証認可・同意管理・本人確認を統合したID管理プラットフォームです。
※AIエージェント属性情報レジストリ(仮称)とは、AIエージェントの提供者や機能、権限などの属性情報を管理し、AIエージェントの信頼性向上を目的とした基盤です。
※析秘とは、機密性の高い情報を秘匿化したまま保管・加工・分析するセキュアなデータ利活用サービスです。
※Action Guardrailsとは、AIエージェントが何かを実行する直前に「本当に実施してよい行動なのか」をチェックする仕組みのことです。
※ハイブリット・ソブリンクラウドとは、データ主権を確保する「ソブリン環境」と、ハイパースケーラーが提供するパブリッククラウドを組み合わせた運用形態のことです。
※AI-Centric ICTプラットフォーム(R)とは、企業がAIを活用して、生産性の抜本的改善、競争力強化やビジネスモデル変革を進めるAI時代に最適な次世代ICTプラットフォームのことです。
まとめ
NTTドコモビジネスは、2026年度中にAIエージェントの行動判定機能や権限管理機能の提供をめざします。パートナー企業との連携を通じ、金融や製造、公共など幅広い分野で安全なAI活用環境の構築を進めていきます。
関連リンク
https://www.ntt.com/about-us/strategy.html
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2026/0817.html
https://www.ntt.com/business/dx/smart/healthcare
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2026/0512.html
