
Reeracoen GroupとRakuten Insightは、東南アジアの6市場における消費者および企業動向を分析した共同調査「The Great Restructuring:2026年版 ASEAN消費者・企業動向調査」を発表しました。
調査の概要と背景
本調査は、東南アジア全域でビジネスを展開する日本企業やプロフェッショナルに向けて、市場ごとの異なる特性を明らかにする目的で実施されました。ASEANを単一の市場と捉えず、国ごとの事業環境や採用戦略の差異を理解するための指針を提供します。
調査実施時期:2026年6月
対象市場:インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
対象者:消費者およびビジネスリーダー計3,630人
市場ごとの主要指標と特徴
調査の結果、各市場において強みや優先事項が異なることが浮き彫りとなりました。
・ベトナム:消費者の楽観度が48%で首位。採用拡大企業の割合も16%で最も高い
・インドネシア:企業の自信度が66%で首位。キャリア流動性が高く、転職検討者は29%
・タイ:企業投資の伸びが6市場中で首位。28%の企業が投資を増加
・シンガポール:AIおよびテクノロジーへの投資意向が33%で首位
・フィリピン:企業の自信度が65%と堅調
・マレーシア:国内市場志向が強く、75%の企業が自国市場を最大の成長機会と位置付け
採用戦略とキャリア動向
企業は人員拡大に対して慎重かつ選択的なアプローチをとる傾向にあります。また、成長機会としては業務効率化を挙げる企業が35%〜43%と最多であり、AIやテクノロジーへの注力も上位に入っています。労働者側では、ベトナムの転職希望者の39%がAIと自動化を動機として挙げるなど、テクノロジーや収入の優先度がキャリア選択に大きな影響を与えています。
まとめ
東南アジアの各市場は独自の変化を遂げており、日本企業が事業やキャリアを築くためには、国別の採用戦略や現地ニーズを精緻に把握することが不可欠です。
