
転倒予防の日は、リハビリ特化型通所介護を展開するソレイルミナーレやリハてらすが、下肢筋力やバランス能力の維持向上を通じて要介護状態への移行を防ぐ取り組みを紹介します。
転倒予防が要介護を防ぐ理由
厚生労働省が2026年7月に公表した「2025年国民生活基礎調査」によると、介護が必要になった主な原因の第3位は「骨折・転倒」で14.6%を占めています。要介護者に限れば14.8%で第2位となっており、転倒による骨折やその後の安静が筋力低下を招き、さらなる転倒リスクを高めるという悪循環が課題です。転倒予防の目的は、単に転倒を減らすだけでなく、要介護状態への移行を防ぎ、自立した生活を長く続けることにあります。※出典:厚生労働省「2025年国民生活基礎調査の概況」(2026年7月15日公表)
リハビリ特化型デイサービスによる3つの機能訓練
HLCが運営する「ソレイルミナーレ」および「リハてらす」は、全国29店舗で半日型のリハビリ特化型デイサービスを提供しています。※店舗数は2026年10月現在のものです。機能訓練は利用者の状態に応じて個別に設定します。日常動作の改善を目指し、以下の3つの領域を組み合わせたプログラムを実施しています。
(1) 下肢筋力:レッグプレスやレッグエクステンションなどのマシンを活用し、立ち上がりや階段昇降に必要な筋力を高めます。
(2) バランス・立位:ヒップアブダクションなどのマシンや、片脚立位訓練を通じて、ふらつきに対応する力を養います。
(3) 歩行:歩幅や速度、足の運びを整える訓練を行い、屋外の段差や横断歩道にも対応できる身体づくりを支援します。
通所と自宅で連携した転倒防止
店舗では定期的な身体機能の評価を行い、数値と観察の両面から変化を確認して目標を更新しています。訓練の成果として、手すりなしで立ち上がれるようになったり、杖なしで外出できるようになったりする事例も報告されています。また、訓練で得た気づきをご家族やケアマネジャーと共有し、自宅の段差や照明、履物といった生活環境の見直しを促すことで、施設と家庭の両面から転倒しにくい暮らしを支えています。
転倒予防の啓発と今後の展開
10月10日は日本転倒予防学会が制定した「転倒予防の日」であり、厚生労働省や消費者庁もこの日を契機に啓発活動を行っています。2026年は10月10日・11日に同学会の第13回学術集会が「健康寿命延伸のハブとなる転倒予防」をテーマに開催されます。今後もHLCは、住み慣れた地域で自分の足で暮らし続けられるよう、リハビリ特化型デイサービスの提供を通じて支援を継続してまいります。※出典:日本転倒予防学会「転倒予防の日」「第13回学術集会」
