
印刷品質検査装置「BCON6000」は、ハードウェアの刷新により検査性能と設置自由度を向上させ、印刷現場の高度な品質管理ニーズに応える新モデルとして9月に発売されました。
印刷品質検査装置の概要
BCON6000は、長年実績のある印刷品質検査技術をベースに開発された絵柄検査装置です。従来機種BCON5000からハードウェアを大幅に刷新し、最新の画像処理プラットフォームを採用することで、検査精度の向上と設置の柔軟性を実現しました。印刷品質への要求が高まる中、欠点の見える化や定量的な把握を支援し、今後3年間で累計100台の販売を目指します。
商品概要
製品名:BCON6000
出荷開始時期:2026年9月
検査対象:主に絵柄検査(無地検査は条件により一部対応)
最大ライン速度:1,000m/min(分解能条件による)
検査幅:約1,200mm(2ch構成例)、最大2,200mm
主な特長と技術
本装置は、自社開発の高速画像処理ボードとCoaXPressインターフェース、3CMOSカラーラインセンサカメラを採用し、高速かつ高精度な画像検査を可能にしています。レンズ収差補正技術との組み合わせにより、画像の均一性と再現性を高めました。また、制御盤からカメラまでのケーブル長は最大70mに対応しており、生産ラインの状況に応じた柔軟な設置が可能です。※1 設置条件による
検査運用面では、独自開発の得点方式と高精度な欠点サイズ判定を組み合わせることで、品質判定の定量化を支援します。さらに、パターンマッチング機能の精度と追従速度を向上させたことで、製品の伸縮や蛇行に起因する同期ずれを低減し、誤検知の抑制と安定した検査に貢献します。※2 製品画像は参考用イメージです。実際の製品とは仕様・外観が一部異なる場合があります。
想定用途と展開
BCON6000は、軟包装やシール・ラベル、紙包装パッケージ、衛生材料、製袋印刷といった幅広い印刷分野での利用を想定しています。対応工程として、グラビア印刷、フレキソ印刷、ラベル印刷のほか、条件によりデジタル印刷、ドライラミネート、押し出しラミネート、巻替え機、スリッター機、コータ機、ガセット機、製袋機などでの活用を見込んでいます。
まとめ
BCON6000は、従来機種で培ったノウハウを継承しつつ、最新の処理技術と柔軟な設置環境への対応を実現した新製品です。印刷現場における品質基準の高度化に応え、信頼性の高い検査環境を提供します。
