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カロリー制限食より糖質を減らそう/医師で作家・鎌田實氏


健康連載「鎌田式『百年健康』のつくり方」

糖尿病の治療の考え方が少しずつ変わってきた。以前はカロリー制限が中心だったため、肉や油物を少し減らす食事指導が行われていた。しかし血糖値を上げているのは、脂質ではなく糖質ということがわかってきた。ご飯やパン、うどん、餅、ケーキなどが血糖値を上げるのだ。

糖質制限をすると、数日後に血糖値が下がり始める。成人が1日に必要な糖質量は250~300グラム。糖質を全部やめるのではなく、半分くらいにしていくことが、栄養バランスを壊さず、血糖値コントロールに有効な方法と言われている。

ゼロカロリーの人工甘味料が危ない

砂糖の代わりに人工甘味料が使われているダイエットコーラなどは、血糖値をあげないと言われてきた。しかし人工甘味料は、インスリンの働きを鈍くし、血糖値をコントロールする自分の力を弱めてしまうことがわかってきた。人工甘味料を習慣的に引用すると、糖尿病発症リスクが1・7倍になったというデータもある。カロリーゼロだから安心ではないということだ。

ぼくはお昼に焼き肉やとんかつを食べにいくと、ご飯なしでキャベツのおかわりをする。1日のご飯の量を以前の3分の1くらいにしたことで、血糖値の指標となるヘモグロビンA1cの値は、以前は6・4まで上がったが、今は5・4と正常にコントロールされている。

糖尿病を放置しておくと、認知症にもなりやすいし、透析が必要になる場合もある。できるだけ血糖値を上げない食習慣を心がけることが大事だ。

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