紀伊半島の海沿いに位置する街、和歌山県東牟婁郡太地町。約400年前に古式捕鯨が始まった地であり、長い間クジラと深く関わってきた「くじらの町」として知られています。
そんな太地町を象徴するスポットとも言えるのが、全国でも数少ないクジラ専門の博物館「太地町立くじらの博物館」!クジラ専門の博物館としては世界一のスケールを誇っており、およそ400年の捕鯨の歴史について学べるほか、水族館も併設されおり、クジラやイルカとのふれあい体験やショーも開催されています。
今回は、「太地町立くじらの博物館」の魅力をたっぷりご紹介。この記事を読めば、あなたも行ってみたくなること間違いなしですよ!
子どもから大人まで楽しめる大迫力の展示!
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JR太地駅から町営の循環バスに揺られて約10分。バスを降りると、外壁に描かれたクジラの絵がお出迎えしてくれます!
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中に入ると、セミクジラやシャチなどの全身骨格標本がずらり。その迫力に圧倒されます。なお、館内に展示されている骨格標本は全て実物なのだとか。中でも一番大きな骨格標本は、1968年に特別な許可を得てオホーツク海で捕獲されたオスのセミクジラのもので、その体の大きさはなんと約15.2メートル!標本が生きていた時の様子を再現した実物大模型も一緒に展示されており、その大きさに驚かされます。
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2階には、クジラの内臓などの標本が液新標本として展示されているほか、クロミンククジラの頭部模型も。クジラの体の中の構造やオスとメスの違いについても、よく知ることができますよ。
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また、2階展示室には、クジラの生態について楽しく学べる体験型の展示もたくさんあります!「クジラのふしぎ大発見展」のコーナーには、かわいいヒゲクジラとハクジラが並んでいる場所を発見。
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実はこのクジラたち、一つ一つが引き出しになっており、開けるとクジラの種類や大きさ、分布域について知ることができる資料が出てくる仕組みになっているんです!これはつい開けたくなっちゃいますね。
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他にも、イルカがコミュニケーションに使用する鳴音を聞くことができる「水中マイクでインタビュー」や、大迫力のクジラヒゲの実物標本、3階にはクジラとの関わりをさかのぼる歴史資料など、子どもから大人まで楽しめる展示内容となっています。
クジラショーや餌やり体験も!
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「太地町立くじらの博物館」の見どころは他にも!施設内ではイルカショーやクジラショーを楽しむことができ、特に5m近くあるクジラのショーは必見!こちらのクジラショーは3種のゴンドウを一度に見ることができる、全国でも珍しいショーとなっているんです。
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さらに、ショーのあとはクジラやイルカとの餌やり体験やふれあい体験のオプションも!近くで触れ合うことでクジラの大きさを体験でき、その愛らしさにも癒されます。
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ショーエリアの奥にある「海洋水族館マリナリュウム」では、トンネル型の水槽でカズハゴンドウ、シワハイルカ、マダライルカや、世界で2例目の飼育となっている真っ白なアルビノのバンドウイルカが泳ぐ姿を見ることができます。他にも魚類や甲殻類、クラゲなどの展示もあり、太地の海の生き物を身近に感じることができますよ。
「太地町立くじらの博物館」に行ってみよう!
「太地町立くじらの博物館」は、誰もが楽しめるユニバーサル・ミュージアムの考えが導入されています。五感を使って楽しめるものになっていたり、小さいお子さんや車椅子の方でも見やすいよう高さにも配慮されていたりと、その展示方法は工夫であふれていました。
見て、触って、歴史も学ぶことができる「太地町立くじらの博物館」。ここでしかできないクジラ体験、ぜひ一度足を運んで楽しんでみてください!
▶詳細情報
【施設名】太地町立くじらの博物館
【開館時間】8:30~17:00
【休館】年中無休
公式Webサイト