じっくりと話し合う
価値観がズレ始めていると気づいているなら、その問題を決して無視してはいけません。
おそらく二人で一緒に過ごしていても、ふとした瞬間にお互いの価値観が違うことに気づかされる瞬間があるのではないでしょうか。
真正面から話し合うのはとても怖いことですが、これからも一緒にいたいなら二人で話し合いましょう。
仕事の価値観については多少ズレていても、それぞれの考え方を尊重するだけで関係性が安定するはず。
プライベートを重視する彼に対して「もっと働きなよ!」「頑張らないと時間がもったいないよ」と伝えるのは、彼の仕事の価値観を否定しているのと同じです。
あくまでもそれぞれが自分のペースで仕事をしていたら、何も問題はないという認識くらいでいないと、歩幅を合わせられないでしょう。
たった一回で解決しようとせず何度も調整をする
価値観のズレを調整するためには、一日で解決しようと思ってはいけません。
たった一回の話し合いですぐに結論がまとまるほど簡単なことではありません。
たとえば結婚を意識している二人が子どもについての価値観がズレていたとします。
彼女はあまり積極的に出産をしたいとは思っていない、でも彼は子どもがほしい。
そんな二人が歩幅を合わせるためには、お互いに納得できる結論を見つけなければいけません。
女性にとって出産や子育ての有無は人生の方向性を大きく左右しますから、すぐに結論は出ません。
彼も彼で昔から温かい家庭を思い描いていた場合「子どもはいらない」とはなかなか言えません。
何度も話し合いながら、中間的な結論を見つけるしかないんです。
仕事以外の部分でも価値観がズレているなら再調整
仕事に限らず全体的に価値観がズレ始めているなら、さらに調整する必要があります。
そもそも、どちらかが結婚というシステムに対して否定的な見解をもっていた場合、結婚したいと願っていた側は予想もしていなかった状況に陥ります。
二人が歩幅を合わせるため結婚することには了承するけれど、ある程度自由を確保できる生活スタイルになるように工夫をする。
もしくは、結婚という枠にとらわれない“パートナーシップ”へと形を変えるか、お互いに譲歩しなければ二人は一緒にいられません。
しかし現実問題として、自分の理想とは違う未来を相手が思い描き始めていると知った途端に別れを告げる男性もいます。
あくまでも二人が一緒にいられるように、環境を整えたいと彼に自分の気持ちを伝えながら話し合いを続けましょう!
お互いに譲れるポイントを探す
話し合いを円滑に進めるためには、お互いに譲れるポイントをどんどん見つける必要があります。
いくつも突破口を見つけることで、今抱えている問題を一つずつクリアできるのです。
たとえば、こんな二人がいたとします。
彼女は持病があるため、出産に対して前向きになれない状態。
ですが、彼は子どもが絶対にほしいと思っています。
そんな二人がこれからも一緒にいるためには、まず彼女が出産に対して前向きになれるように彼自身が対策を考える必要があり、彼女も彼に対して要望を出す必要があります。
生命に関わる持病ではなかったとしても、出産に対する恐怖を二人で話し合って緩和する必要があります。
もし彼がそういった深い部分のケアを怠ったまま、ただ闇雲に「子どもは産んでほしい」とだけ伝えるタイプなら、残念ながら話し合っても一方通行のままかもしれません…。
価値観がズレ始めても焦ってはいけません。
たとえお互いに一時的に意思疎通ができないことがあっても、諦めずに話し合いを続けましょう。
ときどき冷却期間を置きながら、相手と一緒にいるためには自分が変えられる部分は臨機応変に対応を。
ゆっくり時間をかけながら、二人が一緒にいられる道を見つけましょうね!