日焼け止めもTPOに合わせたものを!
TPOというとビジネスマナーみたいで何だか堅苦しいイメージがありますよね。
TPOとは時(time)、所(place)、場合(occasion)の略です。
実は日焼け止めもこのTPOが大事なんです。
日焼け止めに記載されているSPFやPAって何?
SPFやPAは日焼け止め効果の値を示すものです。
ここで改めてSPFとPAをおさらい。
SPFは日焼けによって肌が赤くなるまでの時間をどのくらいに伸ばせるかを示した数値です。
一般的にSPFの数値×20〜25分で計算します。
SPF24ならば、24×20分=480分ということになります。
ですが、日焼け止めは摩擦や汗などで落ちてしまうのであくまでも目安です。
そして、20〜25分というのも肌の色によって異なってくるので、こちらもあくまでも目安。
次にPAですが、PAは日焼けにより肌が黒くなる状態をどれだけ防止できるか示した数値です。
PAの横に記載されている+の数で防止効果の強さが示されます。
PA+だと「効果がある」、PA++++だと「極めて高い効果」となり+の数が多いほど効果が高いのです。
SPFやPAは高ければいいというものではありません!
では、SPFやPAの数値が高ければ絶対に焼けないから、高いものを選んだほうがいいのでしょうか。
実はそうではないのです。
日焼け止めを選ぶ時には使用する場面や、自分の肌タイプをしっかりと確かめることが大切です。
例として日常生活(散歩や買い物)でしたら、SPF10~20、PAは+で十分です。
数値の高いSPF50やPA++++は紫外線の強力な場所や、紫外線に過敏な人などに適しています。
また、SPFやPAの日焼け止め成分によりアレルギー反応を表す方もいるので自分にあった成分を見極めることが必要です。
日焼け止め成分があまり強くないものを選びたい場合は、成分にこだわった優しい作りのものや数値の低いものを選び、日常生活では塗り直しながら使用していくことをオススメします。
紫外線対策はアフターケアも大事
「今日は紫外線に当たる時間が長かったなー」とか、「何だか今日は肌がヒリヒリと火照った感じがする」という日はアフターケアがとても大切です。
火照った肌は冷やしましょう
紫外線により火照った肌は冷やすことがまず大切です。
冷たく濡らしたタオルや、アイスノンなどで冷やしましょう。
この時、シップや冷えピタなどは厳禁です。
貼る、剥がすという行為は、日焼けにより敏感になっている肌を余計に傷めてしまう危険があります。
ひんやり系化粧品で火照りと乾燥をケア
日焼けした肌は乾燥が進んでいます。
老化の原因の約80%が紫外線が原因ともいわれる研究結果もあるほどです。
今では火照りを抑えながら保湿もしてくれる、ひんやりとした使い心地のスキンケア商品やボディケア商品もあります。
また、日焼けによるヒリヒリがおさまってくると肌の乾燥やかゆみを感じることがあります。
これも乾燥によるものです。
保湿ケアもしっかりとしましょう。
美白ケアも忘れずに!
過剰に紫外線を浴びた後は、メラニンの生成が多くなり排出できなくなったメラニンはやがてシミやくすみの原因になります。
ですので、美白ケアも忘れずに行いましょう。
メラニンの生成を抑えるアルブチンやコウジ酸、肌のターンオーバーを促すリノール酸がなどが効果的です。
今回は日焼け対策とアフターケアについてお伝えしてきました。
日焼け対策をしながらも、肌を健康に保つことはとても大事です。
レジャーなども楽しくなるこれからの季節、日焼けケアもしっかりと実践してくださいね♪
この記事はコスメコンシェルジュであり、美容薬学検定1級を持つライターの経験や知識に基づいた情報となります。個人によりその効果は異なりますので、ご自身の責任においてご利用・ご判断をお願い致します。