エイプリルフールのネタが商品化されました。亀田製菓は2024年4月1日(月)、全国のコンビニエンスストアで「35g ハッピーターン つらターン」を発売。「ハッピーターン」に激辛パウダーをまとわせた、“辛旨さ”が特徴のおせんべいです。
亀田製菓では2023年4月1日、エイプリルフールのネタとしてX(当時はTwitter)のハッピーターン公式アカウントで「『つらターン』が登場」と投稿したところ、4万件を超える「いいね」がつき、リプライでも「市販化してほしい」「気になって買っちゃう」など商品化を期待する多くの声が投稿されていました。
1年が経った2024年4月1日、再びXのハッピーターン公式アカウントに「『つらターン』発売」という投稿があると、最初は「商品化してほしい」「実際に作っても売れそう」と前年同様のリプライ。その後、正式に発表されたプレスリリースを元にしたメディアの記事がリプライされても、まだしばらくは「実現化したら面白そう」「ぜひ商品化を」と混乱した状況が続きました。
あらためて明言します。「ハッピーターン つらターン」は本当に商品化されています。
「つらターン」と「ハッピーターン」は、どこが違うのか。そして、「つらターン」は本当に“激辛”なのか。気になった筆者は、ローソンで「つらターン」を購入してきました。「ハッピーターン」の比較レビューをお届けします。
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亀田製菓「35g ハッピーターン つらターン」を発売
「ハッピーターン つらターン」はハッピーターンの“魔法の粉”こと「ハッピーパウダー」に香辛料と旨みをブレンドした商品です。「ハッピーターン」の甘じょっぱさの中に“辛み”をプラスして、激辛なのに旨くてとまらない“新たなハッピーターン”だとされています。
35g入りで、参考小売価格は税別120円前後。筆者が購入したローソンでは税別130円で販売されていました。
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「つらターン」「ハッピーターン」比較レビュー
「つらターン」「ハッピーターン」パッケージ比較
「つらターン」のパッケージは「ハッピーターン」と同じ色合い。
「ハッピーターン」では商品名の上にある「ツイてるしあわせ」の文字が、「つらターン」は「ツイてる?しあわ・・・せ?」と意味深な表現になっています。
「ハッピーターン」で「新ハッピーパウダー」と書かれている箇所は、「つらターン」では「激辛つらパウダー」。“激辛“が強調されています。
キャッチコピー「とまらない辛旨!」の下では「ハッピーターン」のマスコットキャラクター「ターン王子」が口から火を吹いています。とんでもない辛さの表現ではありそうですが、どこかうれしそうな表情です。
パッケージ裏面の原材料表記を見ると、「つらターン」ではシーズニング(調味料)の中に、「ガーリックパウダー」「チキンエキスパウダー」「唐辛子」など、「ハッピーターン」には使われていない、“辛旨”につながりそうな素材が入っています。
「ハッピーターン」「つらターン」見た目の比較
袋の中に入っているせんべいを取り出し、見比べていきます。
「ハッピーターン」は白っぽい見た目。おなじみの「ハッピーパウダー」をまとっています。
「つらターン」はパッケージを開けると、ガーリック風味のパンチの強い香りがします。見た目は赤みがかかっています。「ハッピーパウダー」と細かく刻まれた赤い唐辛子がついており、見ているだけでも辛みを感じてきます。
筆者が計量したところ、「ハッピーターン」「つらターン」1個当たりの重さはどちらも4.5~5.0gの範囲内。多少の個体差はありますが、1個あたりの大きさや重さはほぼ同じでした。。
「ハッピーターン」「つらターン」味の比較
食べ比べを開始します。
「ハッピーターン」は「ハッピーパウダー」のあまじょっぱさとサクサクの食感。安定のおいしさです。“パウダーポケット”と呼ばれる表面の溝にパウダーが入り込んで、どこを食べても「ハッピーパウダー」の甘じょっぱい味をしっかりと感じられます。ついつい、もう1枚、もう1枚と手が伸びてしまいます。
「つらターン」は口に入れる瞬間、濃厚なガーリックとチキンの風味が香ってきます。口に入れてすぐは、そこまで辛さを感じす、ガーリック&チキンのパンチのきいた味わいが口に広がります。
1枚を食べ終わる頃になって、猛烈な辛さが押し寄せてきます。“激辛”と言うにふさわしい、激しい辛さです。しかし、ガーリック&チキンの味わいと、ほのかに「ハッピーパウダー」のあまじょっぱさが少しずつ存在感を表し、“辛旨”というところに落ち着いてきます。
“辛旨”を確かめるため、もう1枚。ガーリック&チキンの味わいの後に猛烈な辛さが広がりますが、慣れている分、1枚目と比べればいくらか穏やかに感じ、むしろ“旨さ”が勝っているようにも思えます。そして徐々に口の中で“辛旨”な味わいが広がってきました。
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「ハッピーターン」「つらターン」比較後の感想
「ハッピーターン」は「ハッピーパウダー」のあまじょっぱさがクセになるおいしさで、幸せを感じる味わいでした。
一方、「つらターン」は食べ進めるたびに強くなる“辛旨”な味わいがやみつきになります。激辛ではありますが、“辛さ(つらさ)”は感じません。むしろ、ガツンとパンチのきいた味わいに一種の爽快感があります。
期間限定の今だけしか食べられない“辛旨”なハッピーターン。この春、多くの人をやみつきにさせそうです。