気軽に徒歩で回れる、中目黒の人気4大ショップを訪問。
春到来も間近といことで、そろそろ各ショップには新作の春夏アイテムが並ぶころ。というわけでGO OUTでもお馴染みの人気ショップを巡るツアーを敢行。
バンブーシュートの甲斐さんと、ホーボーの朝倉さんが、ホームタウンの中目黒のショップを散策中。前半(…..リサーチジェネラルストアとベンダー)に続き、後半は2人とも実はほぼ初めて訪れるという「ナイジェル・ケーボンのフラッグシップストア」、そして「バンブーシュート」へ。
【SHOP3】Nigel Cabourn THE ARMY GYM FLAGSHIP STORE(ナイジェル・ケーボン アーミー・ジム フラッグシップストア)
英国人デザイナーのナイジェル・ケーボンが手掛けるオリジナルアイテムが一堂に揃うショップ。ヴィンテージコレクターとしても知られるナイジェルが、自身の膨大なアーカイブをベースにして生み出す普遍的なプロダクトは一見の価値あり。
今季のナイジェル・ケーボンが提案するスタイルは、1940年代の米軍の航空母艦クルーがコンセプト。3月に入ると、さらにカラフルなアイテムが増えるとか。「予想以上におもしろいアイテムが多くて驚いています。なんていうかルーツの掘り方やヴィンテージアイテムの再現とかも、本当にぬかりないですよね」と朝倉さん。
ヴィンテージアイテムやミリタリーカルチャーは大好物の2人。店内に入ると、それぞれ気になるアイテムを片っ端からチェックしていく。朝倉さんは素材やディテールもしっかりと見て、スタッフの吉田さん(海外事業/PRマネージャー)の説明もかなり真剣に聞き入っていた。
甲斐さんは、ナイジェル・ケーボンの3パックTシャツに興味津々。「1830年代のアイテムが元ネタなのも凄いけど、パッケージもおもしろい!! というか、それぞれのアイテムのこだわりに圧倒されています」。
興味あるものが多すぎて目移りするなか、この春に欲しいアイテムを見つけた朝倉さん。「バックサテン生地の素材感が好き。ポケットの配置もいいし、いい意味で今時じゃないシルエットも最高。ディテールのウンチクを聞いているだけでも楽しいです」。
「これかっこいい!!」と甲斐さん大絶賛するのは、定番アイテムのエベレストパーカー。「春アイテムじゃないけど、これは結構本気で欲しいよ。カラーリングは春っぽいからいいよね?(笑)」。
ナイジェル・ケーボンの奥深い世界観を堪能した2人が最後に向かうのはバンブーシュート。中目黒駅の高架下を超えるが、徒歩で5分の距離。
今回のツアーのトリを飾るのは「バンブーシュート」。2018年の9月に20周年を迎え、朝倉さんも20歳くらいから通う中目黒を代表する名店。甲斐さんがディレクションするブランド、バンブーシュートのアイテムも並ぶ。
【SHOP4】BAMBOO SHOOTS(バンブーシュート)
街着として使えるアウトドアウエアなどの機能的なアイテムと、スタンダードなアメカジをベースにしたバンブーシュートのアイテムを、バランスよく融合したスタイルを提案する老舗ショップ。昨年に内装を一新してリニューアルしたけど、トレードマークのタケノコは健在。
今季は例年なくカラフルなアイテムが多いというバンブーシュート。甲斐さんは長らく店長を務めていたため、スタッフ目線で今春のオススメアイテムをセレクト。朝倉さんは、普段からよく訪れているだけに、ほぼプライベート状態でじっくりと欲しいものを選んでいる。
甲斐さんがプッシュする春アイテムはリップストップ生地のファティーグパンツ。「70年代のモデルがベースだけど、コットン100%のパンツはネイビーカラーを見たことがないんですよ。それがどうしても欲しくて、USCGのネイビーカラーのジャケットの色を参考にして作ってみました」。
厳選された最新アイテムを前に、まるで店長とお客さんの関係に戻ったかのような2人のやりとりが続く。朝倉さんも「昔から通い続けているけど、今でもここに来ると何か新しい発見があるんですよ。ちょっと独自の雰囲気があると思います」と、いつになく楽しそう。
そして朝倉さんはテアトラのジャケットをセレクト。春の出張で着用したいとか。「まず機能面で凄いアイテム。同素材のパンツもあるから、セットアップのスタイルにもチャレンジしてみたいですね」。
小銭入れを探し中の甲斐さんが個人的に欲しいアイテムがこちら。「朝倉くんが作っているからってわけじゃなく、本当に機能的なアイテムで気になっているから選びました。このサイズだけど、仕切りが多くて使いやすいデザインなんですよ」。
朝倉さんは意外な雑貨もチョイス。こうした雑貨も大好きなのだとか。「このポットとカップの存在は前から知っていたけど、実際に触れたのは初めて。こういうアイテムが普通に並んでいるのもバンブーシュートの魅力のひとつだと思います」。
というわけで、今回のツアーで久しぶりにウインドウショッピングを楽しんでもらった2人。仕事で行き来することも多い街だけど、改めて買い物目線で歩くと新鮮な気持ちなれたとか。
「リアルなショップは、いろいろと刺激がありますね。新しい情報も入ってくるし、実際にアイテムに触れることで初めてわかる部分も多いですから。楽しかったし、それ以上に勉強になった1日でした」(朝倉さん)
「やっぱりショップ巡りは楽しい。ゆっくり見れるし、新しい発見もあるからね。ネットの通販は欲しいアイテムだけを狙い撃ちする感じだけど、実店舗は衝動買いができるのもいい部分。やっぱり買い物はショップですよ、絶対に」(甲斐さん)