9月28日〜30日に開催された日本最大級のキャンプイベント「GO OUT CAMP vol.14」。会期中雨が降り続く荒れ模様でしたが、会場には今回も思わず足を止めたくなるような沢山のおしゃれサイトが並びました。
ここでは、そんなキャンプサイトで、時代に逆行するようなヴィンテージギアを取り入れたレトロなサイトをご紹介!
今はなき実力ブランド「ゴーライト」の名作シェルターを中心にレイアウト。
OWNER:BEKEさん/NORIさん/ほーちゃん
1998年にアメリカ、コロラド州にて設立し、2014年、16年間におよぶ歴史に幕を閉じたブランド「ゴーライト」。そんな歴史を持つ同ブランドの大型シェルター、シャングリラ8をメインにレイアウト。
幅290㎝、奥行580㎝もの広さを誇る幕内を有効に使って、収納ボックス、キッチンテーブル、リビングテーブルを横に連ねてワイドに展開。使えば使うほど味の出る木製ギアを中心に、あたたかみのある雰囲気を目指した。
ギアはヴィンテージから自作のもの、ガレージブランドなど、自分のスタイルに合ったものを幅広く取り入れている。中でも注目したいのは台湾のガレージブランド「ソウルワット」のテント。知る人ぞ知るブランドながら、長年の経験に裏打ちされた目利きを活かした絶妙なセレクトが光る。
シェルター内のギアは高さを抑え、見た目にも圧迫感を感じさせないようにした。リビング前に「ホリデーインザマウンテン」の陣幕をセットすることで、腰掛けた際にほかのキャンパーの目線が気にならないようにひと工夫している。
【SPEC】
テント:ソウルワット
シェルター:ゴーライト/シャングリラ8
テーブル:ノラズテーブル、ヨカ
チェア:カーミットチェア
ランタン:コールマン/243C、JCヒギンズ、フェアーハンドランタン
ボックス:カウブックス
クーラーボックス:シアトルスポーツ
ツーバーナー:ティリー/トゥーサム
時代は変わっても性能はそのまま。計算し尽くされたテントのシルエット。
OWNER:masashiさん/iyoさん/だいずちゃん
最近定着しつつあるグランピングというスタイル。日本で近年始まったのかと思いきや、実は昔からヨーロッパでは一般的に親しまれていたキャンプの形。そんなテントを作り続けてきたのがオランダのメーカー「デワード」だ。
なかなか見かけないベル型テントは、背面から覗くとピラミッドの形をした珍しいデザイン。この形には意味があり、雨が降った際にも水が溜まりにくく、風の抵抗を受けにくいことから悪天候でも安全性を保つため。現在のように高性能な生地がない時代のテントは、こうした設計により居住性を高めているものがほとんどだ。
リビングに置いたキャプテンスタッグのベンチは、塗装した後に削りヴィンテージ風の雰囲気を出した。座面は別の布を直接縫い付けたそう。テーブルにはリサイクルショップ で見つけたヴィンテージのトランクを流用している。
【SPEC】
テント:デワード/アルバトロス
テーブル:ノーブランド
チェア:ローバーチェア、トラックファニチャー/TSTローチェア
ランタン:ペトロマックス、デイツ、ほか
クーラーボックス:コールマン/スチールベルト
ジャグ:サンソン/オリーブオイル缶
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