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玄人キャンパーが選ぶ、カブり知らずの一軍テントとは?


春のキャンピングシーズン到来に伴い、多くのキャンパーが各自の理想的なテント選びを進めています。イベント「GO OUT JAMBOREE 2025」では、様々なテントのオーナーが自身のテントの選定理由を語りました。スウェーデンのTentipi製ワンポールテント「ジルコン7」は軽量でコンパクト、雨に強いナイロン製でソロキャンプに人気です。また、THE FREE SPIRITSの「ロボテック70D」は、広い空間と風に強い構造が魅力。MSRのトンネル型「H.U.B」は高さにより圧迫感がなく、快適な空間を提供します。エアフレームで設営が簡単なHEIMPLANETの「クラウドブレイク」も注目されており、特に初心者やファミリーにおすすめです。さらに、歴史的価値のあるアーリーウィンターズの「スターシップ」も紹介され、個性的なテントを求める際の選択肢として描かれています。自分のキャンピングスタイルに合ったテントを見つけることが、快適なキャンプ生活への一歩となります。

寒さと花粉も徐々に和らぎ、春キャンプに最適な季節の到来を感じる今日このごろ。これからキャンプを本格的にはじめようと思っている方、より自分好みのスタイルを目指して装備の拡充を図っている方もいるのでは?

今回は、イベントに集ったキャンプサイトに突撃取材を敢行。そこで見つけた5つのサイトのオーナーさんたちに、テントの詳細と愛用の理由を聞いてみました。玄人キャンパーがどのようにテントを選んでいるのか、その辺りを掘り下げます。

取材を敢行したのは、2025年4月11日(金)〜13日(日)にかけて開催された「GO OUT JAMBOREE 2025」。今回も多くの来場者が集まり、ライブや買い物、キャンプを楽しんでいました。日曜日は雨予報ということもあり、雨対策を意識してミニマルなサイトレイアウトで設営している方が多く見られます。

ソロキャンプにハマる絶妙サイズ。テンティピのワンポールテント。

OWNER:だいきちファミリー Y`sさん &キミさん
TENT:ジルコン7 / テンティピ

こちらの個性的なカラーリングのティピーテントは、スウェーデン発の老舗テントメーカー、tentipi(テンティピ)のもの。その名の通り、ティピー型テントに特化したブランドで、そのハイエンドな作りとクオリティから、目の肥えたキャンパーさんに人気があります。

ティピーテントはコットン製のものが多いですが、この「ジルコン7」は、収納時のコンパクトさと、軽量さを持ちつつ、強度に優れたリップストップナイロン製。

「設営のしやすさや、ソロで使ったときに寝床とリビングをひとまとめにできる、絶妙なサイズ感が手放せない理由のひとつ。雨に強く乾きやすいので、春夏は特に出番が多いです。このカラーと仲間と同じテントを並べたときの佇まいも気に入っています。」

テント内を見させていただくと、寝床とリビングがミニマルに完結していました。このスタイルならタープが不要なので、設営も撤収も楽で早そうです。高さのあるハイコットなどのファニチャーを配置しても天井の圧迫感が無いのはティピー型ならではのメリットですね。

グループキャンプのベースに最適。設営もしやすい、TFSの大型ドーム。

OWNER:三茶のあべさん
TENT:ロボテック70D / ザ・フリースピリッツ

晴天に映えるアイボリーカラーの大型ドームは、中国発の新進テントメーカー、THE FREE SPIRITS(ザ・フリースピリッツ)のもの。世界の名だたるアウトドアメーカーのテントの製造を手掛けてきたファクトリーが手がけるブランドで、DAC社製の高品質ポールや丁寧な縫製など、テントに詳しいキャンパーさんからの評価も高いです。

ネルデザインワークスやアシモクラフツとテントを共同開発するなど、人気ガレージブランドとのコラボも注目されています。

「今日は、グループキャンプの宴会場として張りました。大きなテントですが、2〜3人で協力すれば、20分ぐらいで設営できます。とても風に強いので、ふもとっぱらみたいな時々強い風が吹くフィールドでも頼りになりますね。」

テント内に入らせてもらうと、外から見る以上に広さを感じました。高い天井と広大なフロアにくわえ、ホワイト系のカラーが空間を明るく広く見せているようです。

複数のベンチレーションやメッシュ窓、スカートを備えているので、これはオールシーズン快適そう。こんなテントがあったら、グループキャンプがより楽しくなりますね!

冬はこの中に小型テントを入れて、カンガルースタイルでレイアウトしてみたくなります。

高さのあるトンネル型ならではの”部屋感“が魅力。MSRの名作テント。

OWNER:isoさん
TENT: H.U.B / MSR

続いては、1979年に創業したアメリカ、シアトル発のアウトドアブランド、MSR(マウンテンセーフティリサーチ)の名作トンネル型テント「H.U.B」に同時代同カラーのタープ「トレッカーウィング」を組み合わせていたこちらのサイトにフォーカス。

惜しむらくも廃盤になってしまった、この「H.U.B」は複数のポールがクロスした剛性の高い構造が特徴。発売当時、このテントの屋根の上に有名な探検家が座った写真が、タフさを示す宣伝に使われたそうです。

「元々、MSRの同型テント『バックカントリー』を使用していて、使い勝手が良かったので、ワンサイズ大きいこのテントを買い足しました。天井が高いので、コット寝でも圧迫感がなく、立って着替えができたりと部屋のような快適さがあります。雨の日でも気持ちが明るくなるオレンジカラーもいいですね。」

中を見させていただくと、まるで家の一室のような快適なレイアウトがされていました。壁面の垂直に近い立ち上がりと、四角形のフロアにより、デッドスペースが少ない点もこのテントの魅力のようです。

こんな部屋感のあるスタイルに惹かれる方や、立ち座りがしやすいハイスタイル派の方は、高さのあるトンネルテントをチョイスしてみてはいかがでしょうか。

5分以内で設営できる大型ドーム。ハイムプラネットの最新エアフレームテント。

OWNER:yAsuさん
TENT:クラウドブレイク / ハイムプラネット

こちらはドイツ発、エアフレームテントのパイオニア的ブランド、HEIMPLANET(ハイムプラネット)の最新大型ドームテント。同ブランドのテントは、キズやパンクに強い素材でできたエアフレーム内にエアチューブが入っており、専用ポンプで空気を送り込むことで、クイックに設営できる仕組みになっています。

こちらの「クラウドブレイク」は、まだ未発売の新バージョンで、yAsuさんたちは、メーカーからの貸し出しでフィールドレビュー中とのことでした。日本のユーザーさんからの意見も反映し、スカートがされるなど、旧モデルからさらにブラッシュアップされています。

「我が家の場合は、この『クラウドブレイク』をリビングにして、ハイムプラネットの小型テントを別個張って寝室にしています。大きなテントですが、エアフレームなので、子供でも設営できるのがいいですね。金属ポールのテントと違って、風でポールが折れることがないので安心感があります。」

空間アートのような幾何学的デザインもさることながら、ポンプで空気を入れるだけで設営できるイージーさが魅力のハイムプラネットのエアフレームテント。高頻度でキャンプに繰り出すキャンプフリークはもちろん、お子さんのいるファミリーや初心者にも最適な選択肢です。

シュプリームや、ダブルタップスといった世界的ファッションブランドとのコラボテントも展開されているので、服好きな方も要注目。

海外オークションで出会った歴史的逸品。今も現役な、世界初のゴアテックス・テント。

OWNER:yuさん
TENT:スターシップ / アーリーウィンターズ

クラシックなグリーンカラーが目を惹く、こちらのテントは、70年代にアメリカのシアトルで創業した、知る人ぞ知るアウトドアブランド、Early Winters(アーリーウィンターズ)のドームテント「スターシップ 」。世界で初めて、防水素材GORE-TEX®︎を採用した、伝説的テントです。

アーリーウィンターズは、テントだけでなく、ゴアテックスを使用したマウンテンパーカーを初めて世に送り出したブランドでもあります。2000年にブランドは一時休止してしまいましたが、2022年に、過去の名品ウエアが復刻されています。

「この誰ともカブらないデザインとカラーリングに惹かれて、ebayで入手しました。かなり古いテントなので、底面のコーティングがボロボロですが、まだまだ現役。ソロでちょうどいいサイズ感と大きめな入り口が気に入っています。」

テント内は、70年代のアメリカのキャンプシーンにタイムスリップしたかのようなコーディネート。エルエルビーンの古いラグや、コット、カラフルなバッグが配置されていました。

初めての方は勇気が入りますが、ebayなどの海外オークションサイトをのぞいてみると、個性的なアイテムに出会えるかもしれません。

テントに何を求めるかを突き詰めて、理想形を探そう。

設営のしやすさや、快適性、デザインなど、さまざまな物差しで自身に合ったテントを選んでいた玄人キャンパーさんたち。キャンプに何を求めるかを突き詰めたうえで、どんな機能スペックが必要か、どんなコーディネートにしたいかなどを考えていくと、長く付き合えるテントに出会えるようです。

キャンプをよりディープに楽しみたい方は、理想のテント探しを追求してみてはいかがでしょうか。

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