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今すぐ使える! キャンプ好きの収納テク、4つのポイント。【見せる収納編】


毎日過ごすからこそ、常に悩まされる自宅のインテリア。日常的生活を送る中で、ヒトに見せてもいいもの、見られたくないものが出てくるはず。その上で理想的な空間を作る収納テクニックが知りたい!

ということで、別冊GO OUT Livin’の編集に携わり数々のインテリアを見てきたエディターを迎え、収納上手な趣味人の家を舞台に、「見せる」「見せない」それぞれのポイントを見つけてもらいました。さらに、過去のインテリアの取材で見つけた活用方法も併せてご紹介。今すぐ使える収納術が満載です!

今回自宅を見せてくれたのは、デザイナーの三浦仁士さん。2児の父親としてデザインの仕事に従事。自宅は事務所を兼ねるため、子供のアイテムを上手に隠した理想的な空間作りに日々奮闘中。

また趣味のキャンプが高じて、現在は東京都檜原村にヘリポート跡地を活用した小さなキャンプサイトTONAKAをオープン。全面ウッドチップを敷き詰めたサイトはほぼセルフ!そのため最近はギアだけでなく工具も増えてきたそう。

そんな三浦宅で収納ポイントを見つけに訪れたのは、別冊GO OUT Livin’をはじめ、さまざまなインテリアの企画に携わってきたフリーエディターの越後雅史さん。これまで取材してきた家は500件近くにも登り、過去には本誌のインテリア企画に自宅が掲載されるほどのインテリア好き。

自身も2人の子供と暮らしているキャンプ好きとあり、三浦さんの家に興味津々な様子。どんな収納ポイントを見つけるのでしょうか。

Point.01 すぐに取り出したいアイテムは「壁」を有効利用。

まず、越後さんが見つけたポイントは、事務所スペースの壁面収納。「壁って、家の中でも面積が大きな部分。デッドスペースとして放っておくのはもったいない。三浦さんは持ち家なのでビスで固定していますが、最近は賃貸でも壁を傷つけずに使えるツールがたくさん出ているので、真似しやすいと思います。」

三浦さん曰く「よく使うアウターはクローゼットにあると取り出しにくくて。壁に掛かっているとサッと取り出せるので動線的にも◎。春先にはダウンからライトアウターに入れ替えます。」賃貸住まいの越後宅では、鴨居フックや鴨居ハンガーを活用して壁面を収納スペース化しているそう。右のような天井突っ張り式のポールも大活躍中。

過去にGO OUTで取材した家でも、壁を使った収納はチラホラ。よく使うバッグ類は玄関の壁にまとめて、出かける際に取り出しやすく。ほかにも天井付近のデッドスペースを有効活用し、ハットの収納に使った家も。インテリアのアクセントとしてもおしゃれ。

Point02. ひと手間加えるアイデアで、シェルフ収納を実用的に。

「隠したいモノは、デザイン性の高いシェルフ入れています。」と話す三浦さんならではの、見せる収納ポイントを発見。細かく引き出しの付いたシェルフに、何が入っているのかテプラでマーキング。隠しながらも見せるためのテクニックをプラスしています。

色違いの棚はリビングにもあり、各引き出しに収納されているアイテムが書かれています。「何が入っているかわからないって、収納の意味がないですよね。テプラを使ってラベリングにも一手間かけている感じがいい。」

収納ケースに手を加えたテクニックは、実は過去の取材先にも。こちらは無印良品の引き出しを使い、見える側に写真を入れた実例。服を隠すだけで生活感が薄れるため、わざわざ目隠しを掛ける必要もなし!

Point03. オープンラックは、色と形を揃えて収納。

そして、キャンプギアの定位置であるガレージにもポイントが。箱形のものや大型ギアはイタリアのメーカー、メタルシステムのラックを使い保管。スッキリ見せるため、色を合わせたシルバー素材のボックスを多用し、棚ごとにアイテムの形や大きさを揃えて収納。

越後さんも、土間に置かれたオープンラックという点に注目した様子。「外で使うテントは汚れて当然。土間なら気にせず持ち込めるし、扉がないことで出し入れが簡単にできる。大型ギアは多少はみ出ても気にならないし、理にかなった収納です。」

これまでお邪魔したお家でも、ギア収納はオープンラックを活用している例が多め。シーズンや用途別に種類が変わるギア。久々に使うアイテムがどこに置かれているか一目瞭然なので、準備がラクになりメリット大。

Point.04 見失いがちな小物は、有孔ボードにディスプレイ。

ガレージでは、有孔ボードを使った見せる収納も行なっていた三浦さん。「ディスプレイとして選んだのではなく、カラビナや小型のLEDライトなど小さいものってすぐ見失いがち。しかも失くしたと思い追加で買って、どんどん増えてしまう。だから細々したアイテムを整理する目的で選びました。」

越後さんはボードのカラーにも注目。「ボードは自分で黒に塗装してるんですよね? 掛けているギアたちがダークトーン中心なのでボードとギアが自然と馴染み、物量の割に圧迫感を感じないです。」とのこと。

ギア以外の収納でも、棚を付けて服やタオル類の収納スペースにできるほか、デスク横に置いてすぐ使うコード類をまとめておくにも便利。ホームセンターで手軽に購入できるので、気になる人はぜひチェックを。

「すぐ取り出せて、わかりやすい」が見せる収納のメリット。

ディスプレイ感覚で選びがちな見せる収納ですが、理にかなった使い方をされているからこそ生きるもの。三浦さん宅で見つけた実例たちも、動線や取り出しやすさなど、実用性を考えて活用されていました。こういったテクニックを自分のお家でどう活かせるのか、考えてみるのも楽しいですよ!

Photo/Chie Kushibiki

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