新型コロナの影響でおよそ1年ぶりの開催となったGO OUT CAMP vol.16。蔓延防止の観点から今回は参加人数を制限して行われ、例年とは違ってまったりと賑わう様子が伺えました。
今回もキャンプサイトにはおしゃれアウトドアなクルマが並び、それぞれのキャンプスタイルにアクセントと与えていました。そんな会場でキャッチした、キャンプなクルマを 厳選紹介! タフで好ルックスなクルマスタイルをご覧あれ。
小さくとも侮れない、ギア感あふれる一台。【SUZUKI/Spacia GEAR】
ハスラーやN-BOXと並ぶ人気の軽ハイトワゴン「スペーシアギア」。スペーシアとしては3代目となるモデルだが、丸型ヘッドランプやフロントグリルなどSUVに見られるテイストと、前後の大型バンパーやルーフレールなどアウトドアに必要なギアを装備している。
大型のシェルターやコンテナなど4〜6名分ほどのキャンプギアをサイトで展開していたオーナー。「エクストレイルと2台持ちなんですが、ラゲッジも広くルーフキャリーも取り付けてるのでこっちでも十分ですよ」。
軽でありながら荷物をどかどか積み込めるのもハイトワゴンであるスペーシアの魅力といえる。
走りはもちろん、内装と外装のギャップもソソる相棒。【SUBARU/FORESTER L.L.BEAN EDITION】
2003年に発売されいまだにクルマ好きのツウたちの間では名車と名高い「フォレスター L.L.BEAN EDITION」。初めてのマイカーがこのフォレスターというオーナーは、購入してまだ1年も経っていないにもかかわらず愛着たっぷり。
「1台目はこのクルマにすると決めていました。中古でなかなか状態のイイものが見つからなかったのですが、ようやくゲットできました」。
背は高いものの重心が低いため走行安定性にも長けており、キャンプ道具と趣味のサーフィンに必要なものも載せられるのも決め手だったそうだ。
キャンプ向けカスタムとオールブラックで仕上げた男前ジムニー【SUZUKI/JIMNY SIERRA】
2018年に20年振りのフルモデルチェンジを果たしたジムニー。いまだに納車まで1年弱待ちというほどの人気を誇り、オーナーの田中さんも、納車まで約1年半待ってようやくゲットできたそう。
「キャンプをするのに乗り換えたくて……ジムニーはカクカクした見た目が気に入って、試乗もせずに即決しました」と話す通り、ルーフキャリアやマッドタイヤなどフィールド向けの仕様にカスタムしている。
カラーはブラックが好きと語るオーナーは、クルマやファッションスタイル、さらには愛犬までもブラックで統一したこだわりよう。積み下ろしのために取り付けた折りたたみ式のリアラダーも無骨なアウトドアテイストを演出している。
ディテールアレンジで個性際立つ一台に。【TOYOTA/RAV4 Adventure】
OWNER:木島 茂さん
ミドルサイズSUVの人気が台頭している昨今だが、2019年に日本市場への復活を果たした新型RAV4は無視できない存在だろう。中でもアドベンチャーはアウトドア派が求める長距離走行性能と未舗装路にも対応するパワーを持ったバランスのいい本格オフローダーだ。
10年乗ったというミニバンのVOXYから買い換えたというオーナー。「ボーイスカウト時代からずっとキャンプを続けていて、ファミリーカーよりもタフで頼れる相棒的なクルマがよかったんです」。
ディテールに目をやると、本来横ラインのフロントグリルが縦になっていたり、JAOSのバンパープロテクターが取り付けられていたり「人とはちょっとでも違うのが好き」というオーナーのこだわりが随所に見られる。
人気のSUVだからこそ自分好みにカスタムしてニンマリするイイお手本を見せてくれた。
Photo/Dai Yamamoto Repot &Text/Shoichi Yamada