飾る花を最大限美しく見せるようデザインされて
《Lyngby Porcelain(リュンビュー ポーセリン)》の中で最も象徴的なデザインの1つと言われる、「Lyngby Vase(リュンビューベース)」です。装飾に頼ることなく、花器そのものの機能性、美しさにフォーカスしてデザインされていて、1936年に発売された当時はそのシンプルさを新鮮な驚きを持って賞賛されたコレクションです。磁器製も揃うなか、こちらは熟練の職人による吹きガラス製。
シンプルさと機能美で知られるデンマーク屈指の磁器ブランド
《リュンビュー ポーセリン》は1936年にコペンハーゲンのコンゲンス・リュンビューに磁器メーカーとして設立されました。装飾を排してシンプルさと機能性を追求した、北欧らしいデザインが特徴で、デンマークデザイン史上でも確立された存在。当時のオリジナル品を入手するのは蚤の市でも困難なほどの人気を博しています。しかし1969年には工場が一度閉鎖され、当時のオリジナル作品を手に入れるのは困難ですが、2012年に生産を再開、いまは「ローゼンダール・デザイングループ」が運営し、伝統的な職人技と先進的な生産技術を融合させ、オリジナルのDNAを受け継ぐコレクションを世に送り出しています。
フラワーベース¥6600/Lyngby Porcelain(イルムス)、カーディガン¥35200/Marimekko(ルック ブティック事業部)
【お問い合わせ先】
イルムス https://illums.jp
ルック ブティック事業部 03-6439-1647
1日おき更新のこの連載では、流行に関係なく、着こなしに自信を与えてくれる、ベーシックで上質な小物&ジュエリーをご紹介しています。2022年の幕開けは、スタイリッシュな「北欧ブランド」のアイテムをピックアップ。毎日身につけたい洗練されたデザインの時計やメガネなどの小物類、そしておうち時間の心地よい過ごし方を知る北欧ならではのインテリアも。
photograph_Harada Kazumasa
styling_Ogino Reiko
hair &make-up_Iijima Keita
model_Olga K(bravo)
text_Koba.A
edit_ryoco., Oguchi Eiko