日本国内で急速に成長しているウナギ専門店「鰻の成瀬」を展開するフランチャイズビジネスインキュベーションは、2024年春、香港に初の海外店舗を出店することを発表しました。ブランド開始からわずか1年3ヶ月で国内に70店舗を展開し、今後も海外店舗の展開を計画しています。
「鰻の成瀬」は、伝統的な日本食である「うな重」をリーズナブルな価格で提供し、日本国内での人気と売上を伸ばしてきました。特に、養殖技術の向上により、国内外のウナギを安価に提供することに成功し、これにより海外展開の足がかりを築いています。
香港店の出店は、日本人名を持つ社長による現地企業SUNNY DRAGONとの協力により実現。香港の市場では、健康的かつ栄養価の高い食品としてのウナギの普及を目指しています。また、多くの外国人顧客が訪れる国内店舗の成功が、この海外進出の背景にあります。
「鰻の成瀬」は、SNSなどのマーケティングを活用して人気を集め、コロナ禍での新しいビジネスモデルを確立。職人技に頼らないシステム化された調理方法により、安価で高品質なうな重を提供しています。
香港では、ウナギを食べる習慣は、日本ほど一般的ではありません。一部で日本の蒲焼きに近い食べ方がされていますが、他には、輪切りにしてとぐろ状に盛り付けた独自のウナギ煮込み料理がある程度で、いずれの料理もそこまで人気があるものではありません。それだけに、「鰻の成瀬」の台湾進出は、日本式のウナギ料理が地元でどこまで支持を拡大するか、注目が集まります。
（出典：鰻の成瀬）
