日常使いからアウトドアまで使える、一石二鳥なバックパックのまとめ
急な雨やアウトドアでの活動中にカバンや中のものが濡れてしまった、という経験がある方は多いはず。
特に都心部でもゲリラ豪雨のような急激な天候の変化が多くなってきた日本では、レジャーに行かなくても防水性能のあるリュックへの需要が高まりました。
本記事ではウィンタースポーツや釣り、川遊び、サーフィン、ダイビング時などの水濡れや、キャンプやトレッキングなどのアクティビティーに強い、防水性能の高いバックパック(リュック)をまとめてご紹介していきます。
日常の通勤や通学でも使えるデザイン性の高いものを中心にご紹介していくので、参考になれば幸いです。
防水バッグの選び方
水濡れや塵ホコリに強いアウトドア向けバッグには、撥水性に優れた生地を使い、多少の雨風にも難なく使える「防水バッグ」と、ボディ自体の縫い目や開口部の設計により水中に沈んでも浸水の恐れが少ない「完全防水バッグ」があります。
ディティールとしては
・ファスナー周りにポリエステルをコーティングした「止水ジップ」
・バッグの縫い目から水が浸入しない「シーム加工」
・水に強い生地である「ポリエステル、ウレタンコーディングされた素材」、「ターポリン」、「キューベンファイバー」
・上部から水が浸入しないロールトップ型の開口部
などが防水バッグの特徴として挙げられます。防水性を意識するあまり、中身の取り出しや確認がしずらいバッグも多いので、止水ジップがバッグ側面に配置され、側面から荷物が取り出せるバッグだと利便性がより高く愛用しやすいです。
また、防水バッグに多いロールトップ型の場合、底まで距離があるので荷物が小分けにできるポケットが内部にある商品がオススメです。
STREAM TRAIL(ストリーム トレイル)
釣りやマリンスポーツ、水辺のアウトドアアクティビティーなどに最適な完全防水のバッグを中心に展開する、タイ原産のライフスタイルブランド。テント生地などに使われる耐久性と防水性に優れたターポリン素材を使用し、縫製部分は高温で溶着することで内部への水の侵入を防ぎ荷物を守ってくれます。
ロゴのみのシンプルなデザインやワントーンのカラーリングも秀逸で、用途に応じて選べるバッグ容量やカラーバリエーションの豊富さも魅力の一つ。
インナーポケットがないため荷物を小分けにするなどの工夫が必要ですが、国内でも数店舗の路面店を持つなど防水性能への信頼性も抜群。レジャーの前には、ぜひチェックしてみてはいかがでしょう。
参考価格:¥ 13,400
ORTLIEB(オルトリーブ)
1982年に創業したドイツの鞄メーカー。もともとサイクリストだった創業者ハートムート・オルトリーブが軽量で雨濡れや塵の侵入を防ぐ自転車用バッグを開発したのが始まり。
上部がロールトップになったメッセンジャーバッグ「ヴェロシティ」は現在多くのブランドがそのデザインを取り入れる完全防水・防塵バッグの定番になりました。
カラーリングのバリエーションも豊富なうえ、上部の防水TIZIP(タイジップ)、底角部のプロテクションカバーで荷物をしっかりと保護。バックパックにありがちな背中の蒸れはパッドを採用し通気性を向上させるなど細かな配慮が効いています。
マリンスポーツやトレッキング、その他レジャーのほか、シンプルなデザインなので通勤や通学にも最適です。
参考価格:¥ 12,100
RAINS(レインズ)
2014年に日本上陸を果たし、セレクトショップや百貨店、LOFTなどの雑貨店でも取り扱われているデンマーク発祥のレインウェア(ポンチョや雨合羽)専門ブランド。
防水・撥水加工のある同社定番のウレタンコーティングされたポリエステル生地を使用し、非常に滑らかな手触りと軽量性が特徴です。
内・外側に水の侵入を防ぐ止水ジッパー付きのポケットを備え、財布やノートパソコン、スマートフォンなども保護。デザインもスポーツブランドやアウトドアブランドのようなカジュアルさがなく、ファッションを選ばずコーディネートできます。
容量は10リットル前後なので、どちらかと言えばシティーユース向け。
参考価格:¥ 14,904
patagonia(パタゴニア)
南米大陸の中でも特に環境が厳しい、パタゴニア地方での環境に適した衣料品やアウトドア用品を展開するアメリカの老舗ブランド。主にサーフィン、登山、トレッキング向けの商品を展開する同社のバッグは耐久性や利便性に優れていますが、デイリーユースや水場でのアクティビティーなどに適したのがこちらの「ブラックホールパック」という定番防水バックパック。
軽量で丈夫なリップストップポリエステルの表面にTPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)素材を薄くラミネートし耐久性を高め、さらにDWR(耐久性撥水)加工を施した全天候対応型のカジュアルな質感のバックパックです。上部は蓋型なので雨や塵の侵入を防ぎつつ、側面にジップがついているので荷物の出し入れもしやすいなど利便性に配慮。PC収納用のパッド入りスリーブも付属しているので、都心部でもレジャーでも使えます。荷物容量や目的に応じていくつかのサイズ展開がされているのも特徴です。
参考価格:¥ 13,800
FILSON(フィルソン)
アメリカ製にとことんこだわり、質のいいキャンバス地やレザー製のバッグを展開する老舗ブランド。
防水バッグのイメージがあまりないFILSON(フィルソン)ですが、ビニールコーティングが施された耐水バッグは定番的にリリースされています。アウトドアシーンで最適な雨や塵の侵入を防ぐロールトップ型で、止水ファスナーも装備。前面に配置されたロゴのみのシンプルなデザイン。被ることもほとんどないので、オススメ。
参考価格:¥ 19,440
F/CE.(エフシーイー)
マリンスポーツやウィンタースポーツ、トレッキングなどのハードなレジャーでも通用する、非常に軽量で耐久性に優れたバッグを展開する日本の新興ブランド。
空気注入チューブを装備し、バッグを膨らませることで枕や浮袋としても使えるアウトドアライクなディティールもありつつ、都会でも使える洗練されたデザインも見事です。特に写真下のモデルは縫い目のない1枚生地で作り、口部分は完全な密閉状態を作り出せるので、水深6mの水圧でも完全防水を実現するという本格派です。
シティーユースはもちろん、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツシーンから、釣りやサーフィン、ダイビングといった海のレジャーまで幅広く活用できるのが素晴らしいですね。
参考価格:¥ 20,520
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
アウトドアブランド、THE NORTH FACE(ザノースフェイス)の定番バックパックと言えばこちらの「FUSE BOX」。
摩擦や水濡れに強いTPE(熱可塑性エラストマー)という素材をポリエステルの生地にラミネートし、完全防水ではないもののシティユースからアウトドアまでガシガシ使えます。
アパレルブランド、Supreme(シュプリーム)とのコラボバッグでもお馴染み。
PC用のパッド付きスリーブ、荷物の整理をするための取り外しが可能なオーガナイザーを備え利便性も高いほか、サイドストラップを絞ることで荷物容量に合わせてバッグのボリュームを抑えることも可能です。
参考価格:¥ 16,200
PIRARUCU(ピラルク)
雨合羽、作業着、ポンチョなどを製造する日本トップシェアのレインウェアの製造メーカー、カジメイクが展開するオンライン限定の完全防水バッグ。
リーズナブルな価格ながら取り外し可能なインナーポケットが付属し、防水バッグにありがちな余分な空気を抜いてくれるバルブ付き。釣りやマリンスポーツシーンで支持されており、コストパフォーマンスが高い人気ブランドです。
参考価格:¥ 4,980
Aer(エアー)
Aerは2014年にアメリカのサンフランシスコでスタートした新興バッグブランド。都会的なライフスタイルに合ったバッグづくりを行っており、外側にはシューズが収納可能なポケットを備えるほか、PCやタブレット端末を収納できるパット入りのポケットを収納するなど現代のライフスタイルに合ったバッグづくりを行っています。
外側の素材には撥水性・摩耗性に優れたデュポン社開発の軍用スペックのバリスティックナイロン、YKK製のジップは止水加工を施し、アウトドアシーンや日常での急な雨などにも対応。丸みを帯びた独特のデザインも個性的な、ハイスペックのバックパックです。
参考価格:¥ 23,760
MAKAVELIC(マキャベリック)
ストリートファッションやスポーツの要素を取り入れたハイエンドなデザインのバックパックを展開する東京発の新興ブランド。
耐引裂性、摩擦性に優れたコーデュラ社の高性能生地を採用し、光沢のあるP/Uフィルムをラミネートした防水性のあるバックパック「CPシリーズ」はガシガシ使ってもヘタらない強さと、ハイエンドなデザインが魅力でファッション好きの若者から大人まで幅広い支持層を持っています。
参考価格:29,000円
NIXON(ニクソン)
アメリカを代表するライフスタイルブランドとして日本でも幅広い愛用者がいる定番ブランド、NIXON(ニクソン)。
こちらの「WATERLOCK2」というモデルはシティーユースからアウトドア、サーフィンやダイビングと言った海辺のレジャーまで使える洗練されたデザインが特徴の防水バックパック。
クッション性のあるメッシュ素材を使用し、背面は蒸れない快適設計。防水ポーチが付属することでレジャー後の荷物の収納も煩わしくないほか、カラーバリエーションの豊富さも特徴です。
参考価格:¥ 15,120
BACH(バッハ)
高品質な素材と、どこかレトロな印象のデザインが魅力のドイツのバッグブランド。日本でも多くのセレクトショップで商品展開されている同ブランドの中でも、都会での使用からアウトドアレジャーまで使い勝手がいいのが「BIKE 2B」というこちらのモデル。
その名の通りバイクユースに適し、雨天時用のレインカバーが付属することで雨や塵汚れを防ぎ、荷物を保護してくれます。PC収納用のポケットを備えるほか、大きく開くメインの収納口で荷物も取り出しやすく、使い勝手の良いバックパック。
参考価格:¥ 21,980
HUNTER(ハンター)
レインブーツやポンチョなどが150年以上に渡りヨーロッパで愛用され、日本でも知名度の高いHUNTER(ハンター)の防水バックパック。上部をクリップ式にすることで雨の侵入を防ぎ、天然ゴム100%のため紫外線からくる劣化に強く、高い防水性を持つバックパック。
カラーバリエーションが豊富なほか、耐水加工されたレザー製バッグも展開しています。ファッション的にもアクセントになるロゴデザインも秀逸ですね!
参考価格:¥ 24,200
ARC’TERYX(アークテリクス)
カナダ発のアウトドアブランドとして、日本でもトレッキングやウィンタースポーツなどアウトドア好きから支持されているARC’TERYX(アークテリクス)。このブランドのバックパックとして人気が高いのがシティーユースとアウトドアの利便性が融合したAC²(高次元複合構造)技術による防水バッグ「GRANVILLE(グランビル)」というモデルです。
荷物の確認や収納がしやすいサイドポケットや、水が浸入しにくいフラップ式の上部開口部、小分けに荷物が収納しやすいインナーポケットなど利便性が高く、なおかつ優れたデザイン性が魅力です。
参考価格:¥ 17,800
and wander(アンドワンダー)
2011年からブランドがスタートし、瞬く間に海外でも話題になった新興デザイナーズ系アウトドアブランド。
ヨットのセールなどにも使用される超軽量で高い防水性能を誇る「キューベンファイバー」という素材を使用し、バッグ本体の板を取り外すことでコンパクトに折りたたんで携帯することも可能です。
アウトドアライクなデザインと最新素材による見た目のギャップも魅力的で、通常のPUコーティングよりも生地が劣化しにくく、長持ちすると言われるポリカーボネートコーティングが施されています。
20cmまでの水圧にも対応した防水性能など、見た目のインパクトだけでない確かな性能が人気なので、コダワリ派の方は要チェック必須です。
参考価格:¥30,240
GREGORY(グレゴリー)
アウトドアバッグの定番GREGORY(グレゴリー)は、通勤通学からアウトドアまで活躍する都会的デザインのバックパック「I-STREET」を要チェックです。水の侵入を防ぐロールトップのクロージャー、防水の帆布素材、PC用スリーブを備えあらゆるシーンで活躍できそう。全体的にタフな作りです。
参考価格:¥22,680
POLeR(ポーラー)
アウトドアブランドにスケートやサーフィンのデザインや機能を加えた、2011年アメリカポートランド設立の個性派アウトドアブランド。
「着るシェラフ」など他にはないプロダクトでも有名な同ブランドでは、高い防水性能を誇るフルシームテープ加工とTPU素材のバックパックを展開。ロゴマークもどこか可愛らしくキャッチーです。
参考価格:¥ 18,144
Y-3(ワイスリー)
日本を代表する世界的デザイナー、山本耀司氏とアディダスが協業で展開するアパレルブランド、Y-3。このブランドはスポーツとモードを融合させた洗練されたスポーツウェアをテーマに掲げ、利便性に優れたプロダクトを展開しています。
定番であるバックパックは多くの商品が耐水性のあるポリエステル素材で、止水ジップを採用。PC用のメディアコンパートメントや細かな収納ポケットを備えた利便性も高く、何より無駄をそぎ落としたシンプルなデザインも魅力です。
参考価格:¥42,660
CHROME(クローム)
プロのメッセンジャーやサイクリスト、ピストバイク愛好家など、自転車を愛するユーザーに20年近く親しまれてきたサンフランシスコ発祥のバッグブランド。
人間工学に基づいた背負いやすいショルダーストラップや軽量ながら強靭な素材使いでファンも多いなか、完全防水仕様の「アーバン EX ロールトップ」は都心部での日常使いからアウトドアの利用にも最適なロールトップタイプの人気モデル。
防水バッグの展開モデルも豊富なので、好みの形が見つかりやすいのもこのブランドです。
参考価格:¥ 15,120
ZULUPACK(ズールーパック)
2010年にスタートした防水バッグを展開するライフスタイルブランド。もともとはスポーツブランドであるルコック・スポルティフや、ストリートウェアのカーハートなどのデザインや商品企画を行ってきた会社で、高い品質基準が保たれた耐久性、防水性に優れたバッグが評判を呼び、日本でもOSHMAN’S(オシュマンズ)などのアウトドア系セレクトショップで商品展開されています。
身に着けてそのまま水につかることもできるほど信頼性も高く、バイクや自転車乗りはもちろん、サーフィンやダイビング、カヌー、ヨットなどウォータースポーツを思う存分楽しみたい方にもオススメ。
参考価格:¥ 15,660
Cote&Ciel(コートエシエル)
バックパックの上から大きな布が覆いかぶさったような個性的なデザインがオシャレな、フランス発のハイエンドなガジェット系ライフスタイルブランド。
デザインが話題になることも多いこのブランドのバックパックですが、リサイクル繊維の研究開発なども行っており、クライアントにアップルやBMW、FIFAなども抱える製品力のある企業でもあります。
防水性能が備わったエコヤーン&カーゴキャンバス素材を使っているので、日常における雨濡れから収納物を保護してくれます。
参考価格:¥ 20,980