五反田の東急ストア向かいに8月にオープンした日本酒専門の立ち飲み酒場。こちらのお店に並ぶ日本酒は店主が全国各地の酒蔵に自ら足を運び仕入れてきた、首都圏での流通が少ない日本酒をメインに常時20種類以上を揃えているとのこと。今回は初訪問だったので、おすすめを伺いながら連れと飲み比べしながら楽しんできました!
おつまみに合わせた日本酒を楽しめる
『特別本醸造 バロン鉄心(岐阜県)』価格690円/『醴泉 純米山田錦(岐阜県)』価格1,010円
日本酒は濃い味のつまみに合わせたおすすめ2種でスタート!
『特別本醸造 バロン鉄心(岐阜県)』
岐阜県の三輪酒造が手がけた、岐阜県酒造好適米のひだほまれを使用した本醸造酒。
とろみのある旨口で、まろやかな濃い味わいが広がる一杯でした!
『醴泉 純米山田錦(岐阜県)』
こちらも岐阜県の三輪酒造が手がけた、和食の王道を占める酒を追求した造られた本醸造酒。
醴泉はバロンと比べるとしっかり辛口で、キリッとした切れ味のある飲み心地でした!
出回りの少ないレアな日本酒も楽しめる
2巡目は辛口、旨口から新潟県と富山県を選択!
富山県の室固睛酒造が手掛けた、地元向けの晩酌酒と言われる純米酒。
飲んだ瞬間に思わず『うまっ!』て声が出てしまう旨味。
醴泉とはまた違う調和の取れたまろやかな味わいのTHE日本酒でした!
新潟県の白瀧酒造が手掛けた、越後湯沢以外では流通の少ないレアな純米酒。
まろやかな飲み口でありながら、米の美味しさをしっかり感じられました!
〆には蔵人自ら育てた五百万石100%で醸す純米吟醸酒
最後の一杯には〆に相応しいものをと新潟県の純米吟醸酒をおすすめ頂きました。
新潟県の妙高酒造が手掛けた、酒造好適米『五百万石』を使用した純米吟醸。
蔵人頭役渡部氏の手形がラベルに載ったインパクトのある見た目!
すーっと綺麗なお米の旨味と飲み口は、絶妙な調和具合。
良い意味で特徴が薄く、辛口や甘口を楽しんだ後の〆や箸休め感覚で楽しめる一杯でした!
日本酒に合わせて楽しめるご当地缶詰
おつまみは店奥のテーブルに置いてある缶詰をセルフで取ってくるスタイル!
ご当地物のサバ缶やツナ缶をはじめに、ハンバーグやお好み焼きなど中々見かけたことのない種類の数々!
ぎゅっと詰まった肉肉しさのあるハンバーグで、缶詰とは思えないしっとり感!
カレーソースは辛さ控えめのまろやかな味わい。
残ったソースも日本酒のあてにぴったり!
大ぶりで脂の乗ったイワシがごろっと2切れ!
梅酢のさっぱりした後味が爽やかな味わいでした。
岡山県・日生の郷土料理カキオコの缶詰。
中にはミニお好み焼きが2枚入っており、ぷっくりとした小粒の牡蠣がたっぷり!
おたふくソース付きで、ちゃんとカキオコを楽しめました!
中型サイズの鯖を使用しているとの事で、身が肉厚で脂乗り抜群!
甘辛味噌の濃厚な味わいがまさに日本酒が進む美味しさでした。
お洒落な暖簾をくぐると現れるスタイリッシュな立ち飲み空間
ダウンライトで照らされたお洒落な暖簾を潜ると、グレーの内装に明るい木目カウンターが映える明るい店内!
カウンター席と2人掛けテーブル席が2席とこじんまりしてるけど、ふらっと寄って飲んで帰る人が多いので回転は早いイメージでした。
来る度に新たな日本酒に出逢えるお店
どの日本酒も飲んだらすっと消えるまさに水のように飲めてしまいました。
店員さんはワンオペながらも各お客さんにバランス良く話しかけてくれ、おすすめを聞くと辛口、甘口などの好みはもちろん、選んだおつまみに合わせても勧めてくれるので日本酒に詳しくない人でも楽しめます。
お酒は3本ずつくらい仕入れて、無くなったら店主が探してきた新しいお酒を仕入れてくるスタイルとのこと!
同じお酒には基本的に出逢えないのは残念だけど、来る度に新たなお酒との出会いが楽しめるお店でした。
・住所 東京都品川区東五反田2-2-16 富久屋ニッカ共同ビル 1F
・価格帯 2,000〜3,000円
・最寄駅 『五反田』駅
・アクセス JR山手線『五反田』駅東急口徒歩3分
・営業時間 18:00~23:00
・定休日 なし