缶切りがなくて缶詰が開けられない! コルク抜きがなくてワインを飲めない! コーヒー粉をもらったがドリッパーがない! 今回はそんな時に使えるライフハックをご紹介。
■【缶切り】/スプーンの摩擦で!
最近の缶詰は封を開けるためのタブが付いているものが多いため、缶切りを家に置いていないという方も少なくないだろう。では、缶切りを使わずにタブなしの缶詰を開けなくてはいけないとき、どうすればいいのだろうか?
実はスプーンを使えば、缶切りなしでも缶詰を開けることができるのだ。
まず、スプーンの曲線を缶の周囲に沿うように当て、スプーンが蓋を貫通するまで細かくこする。一部分が貫通したあとは、別の部分でもこすり、同じように徐々に穴を大きく開けていけば、缶の蓋を開けることができるというわけだ。力を入れる作業なので安全に気をつけながらではあるがピンチの際はトライしてみてほしい。
■【コルク抜き】/ネジ、ナイフなどでトライ!
洋酒の栓に使われていることが多いコルク。普段そうしたお酒は飲まない人でも、高めのお酒などをプレゼントとして贈られることもあるだろうが、コルク抜きが無くて困ってしまった、なんて場面も少なくないだろう。
そんな時は、まずネジを使ってみては如何だろうか。コルクにドライバーでネジをめり込ませていき、固定されたところで、ペンチなどでネジを引っ張ればコルクを瓶から抜くことができるのだ。
ネジがない時には小型のナイフでも代用が効く。ナイフをコルクに刺し、ゆっくり回しながらコルクを抜いていくという方法だ。ただしネジよりも難易度が高い方法なので、周囲などに十分注意しながら行うこと。
■【コーヒードリッパー】/茶漉しで代用可!
頂き物でコーヒー粉をもらったものの、普段からコーヒーを飲むタイプではないので、飲むのに必要なコーヒードリッパーを持ち合わせていなかった…なんて場面は意外にあるもの。次は、そんな場面で活躍するライフハックだ。
それは「茶漉し」。茶漉しの網がコーヒードリッパーの代用になるのだ。網はできるだけ細かい方が、砕かれたコーヒー豆に付いた微粉がお湯落ちなくて良い。それでも微粉が気になるのであれば、コーヒー粉を茶漉しに入れてから、流しの上などで少し振ってみてほしい。すると、網の間から細かい粉が落ち、口当たりが良いコーヒーになるはずだ。
また、内部に茶漉しが取り付けられている急須などでも同様に代用することが可能だ。毎回使うには少々汚れもたまりやすくおすすめできないが、急な場面で利用するには十分便利なアイテムだろう。
――道具がなくて困った! という場面に陥ったことがある人はかなり多いのではないかと思う。筆者も実際、上記3つのシチュエーションは経験済みである。本来の道具を使うよりは少しやりづらく、難しいこともあるので、安全に配慮した上で利用してほしい。