「初対面の人ともっと上手に打ち解けられたなら……」
そんな悩みを抱えていませんか? 「打ち解けられない」「人が怖い」それらは人生のうちでも“最も苦しい悩み”の1つと言えるでしょう。でも、「打ち解けスイッチ」がONになることで、人生は大きく変わってゆきます。「打ち解けられない‥‥‥まさに自分のことだ‥‥‥」そう感じている方は、ぜひ読みください。
■初対面の相手を「5年ぶりに会う友達」と思って話しかけてみる
初対面の相手のことを「5年ぶりに会った友達」だと思って会話しましょう。これにより「媚びのない“親近感溢れる会話”」ができます。「私はあなたを信頼している。あなたもも私を信頼しているよね?」という確信のまなざしを相手に向けルことができます。確信のある物腰が、相手の目に心地よく映るのです。遠すぎず、近すぎず、しかしまっすぐに、こちらを見るあなたに対し、相手は催眠術にかかったように、自然と心を開いていくのです。
■リラックスボタンを用意しておく
普段から、「リラックスボタン」を作っておくと、イザというときに役立ちます。日常で楽しいと思えることや落ち着くと思えること、それが「リラックスボタン」です。「冷えたワインやビールの喉越しや味覚」「マラソン後の爽快感」「ジムワークの後の体の引き締まり感」「子供と遊ぶ至福の感覚」「ヨガや座禅の後の無の開放感」などなど――もしも、緊張MAXで思考も体も固まってしまったら、これらを思い出し、心地良い感情に心の周波を合わせます。自分の心のエネルギーの流れを変え、緊張を麻痺させ「楽しむ気持ち」に持っていくことができ、緊張が和らぎます。
■写真を一緒に撮る
「あ、みんなで写真撮りましょうか」と写真を撮り、「じゃあ、この写真あとでみんなに共有しますね。LINEで繋がりましょう」と、さりげなく写真をツールに連絡先を交換し、2回目につながる良い空気を作れる人がいます。あらゆるコミュニケーション方法や話術を使っても、なかなか連絡先を交換する決め手が作れないときでも、このように、写真を武器にすることによって自然に連絡先を交換できます。さらには、相手に自分の存在を写真というツールを使ってリマインドすることもできます。しかし、写真を撮る理由もないのにいきなり写真を撮るということは、「何か別の目的があるのではないか」と相手に思わせてしまいます。○○出会い記念、〇〇記念、〇〇決起会、〇〇壮行会、○○キックオフ記念、○○送別会など、何かセレモニーの話題をつけて写真をとるのが得策です。
■相手ではなく「相手の人生」を語らう
相手と打ち解けようと意気込んだものの、緊張して固まってしまう時があります。そんな時には「今から自分は相手の“全人生”と語り合おうとしている」と心の中でそう思うようにします。「相手」ではなく「相手という人の壮大な人生ドラマ」と語らう――そうイメージします。あなたが、今から話す相手は「生身の人間」ではなく「1人の人間が刻んだ物語だ!」そう思ってください。
たったこれだけで、緊張せずに、落ち着いて相手との会話を楽しむことができます。相手がどのように生きてきたのか? 何に成功し、何に失敗し、何に感動し、何に傷ついてきたのか? そして今、何を思っているのか? 未来をどのように作っていきたいのか? それらへの理解が深まるたびに、みるみる「対人恐怖」が消えてゆきます。
いかがでしたか? 打ち解けスイッチをオンにすることで、仕事も友人関係も恋愛も夢も全部、すごいスピ―ドで運気まで良くなります。エネルギーの流れが変わり、あなた自身、エネルギッシュな人に生まれ変わりますのですが、それでいて、いつも自然体でリラックスしていて、心地いいオーラを放つ人へと生まれ変わってゆきます。
『人と上手に「うちとける」ヒント』王様文庫 著:潮凪洋介