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新婦のはいた靴がお守りに!? メルカリで起きている「縁起物化」の実態【アラフォー的フリマアプリ活用術】


メルカリは新しい消費文化を作り出しています。その一例が「縁起物」。以前、赤本の記事でも紹介したように、有名大学の合格者が使った赤本は「縁起がいい赤本」として、高値で売られることが少なくありません。



 



どこにでもあるような物を縁起物として売る文化を作ったのも、メルカリのおもしろさでしょう。実際にどんな縁起物が買えるのか。これから見ていきましょう。



 





■なんでも縁起物



 





一見すると、一般的なランニングシューズですが、商品説明に「全国大会で優勝した」と書かれていました。陸上競技をする人が、憧れに近い感覚で購入するのでしょう。



 



英検や漢検などの検定試験、保育士や調理師などの資格試験の勉強で使った参考書も出品されています。もちろん「これで合格しました!」という説明つき。合格証明書等を提示しているわけではありませんが、高値で取引されています。



 





子供が有名私立小学校に合格したときに、親が着ていた服も縁起物です。大人のフォーマル服の方が縁起物としての出品数が多いのは、子供のフォーマル服の方が付加価値をつけなくても売れるからでしょう。



 





離婚していない夫婦が結婚式に使ったアイテムも縁起物として出品されます。たとえば新婦がはいていた靴。余談ですが、最近のウエディングドレスはレンタルより買い取りの方が多いと聞きます。その方が安上がりだとか。そのため、靴も自分でそろえることになるそうです。



 



そして、これらの「縁起物」の気になるお値段ですが、残念ながら新品で買うより高くなることはなさそうです。通常の中古品よりも気持ち高いかなという程度におさまっている印象です。



 



そもそも、著名人が関係している、とか、公式の何か、ではないため、価格が高騰することはほぼありません。



 



 



■「絶対」「必ず」はタブー



 



自分の使った物が縁起物になるかどうかは、購入者の考え次第。出品時に縁起物と書いても問題ありませんが、「絶対」「必ず」という言葉を使ってはいけません。「これを使ったから合格した」ではなく「合格した私はこれを使っていた」というニュアンスが大切なのです。



 



また、あまり見かけることはありませんが、ごく普通の商品が「縁起物」として高値で売られていたら、怪しんだ方がいいかもしれません。1,000円の参考書が1万円で売られていたらどうでしょう……。第三者に意見を求めるなど、ワンクッションおいて自分を守る必要はありそうです。


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