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「ねぎま」の由来は、“ねぎ”が鶏肉の“間”にあるから…ではない!?




■“ねぎ”が鶏肉の“間”にあるって、言われてみれば作り話っぽい…?



 



ちょっとした軽食や酒のつまみなど、あらゆる場面で重宝する焼き鳥。



 



各コンビニのホットスナックの主力商品でもあり、特にファミリーマートが2017年6月に発売した「炭火焼きとり」は、たったの半年で累計販売本数1億を突破したなんてエピソードも!



 



さて、焼き鳥にもさまざまな種類が存在するわけですが、「ねぎま」が一番のお気に入りだという人も大勢いるのではないでしょうか。



 



鶏肉と、香ばしいねぎのコラボレーション……。あの味や匂いを思い浮かべると、よだれが出そうになりますよね。食材の組み合わせ的にヘルシーなイメージもありますから、好きな人は何本だってパクパク食べてしまうことでしょう(笑)。



 



そんな「ねぎま」の名前の由来を、みなさんは考えたことがありますか?



 



“ねぎ”が鶏肉と鶏肉の“間”に挟まれ、串に刺さっているから「ねぎま」――なるほど、いかにも“らしい”説ですね。むしろ、それ以外にあるのかというレベルでしっくりきます。



 



しかし、“ねぎ”は野菜のねぎで合っていても、“ま”には本来、別の意味がありました……。



 



それはズバリ、まぐろ! なんと「ねぎま」の“ま”は、まぐろの“ま”が由来だといわれているのです!!



 



もともと「ねぎま(葱鮪)」は鶏肉ではなくまぐろを使用し、ねぎと一緒に鍋で煮込んだり、焼いたりして食べる料理だったとのこと。「まぐろは単体で食べたほうがおいしくない?」と思うかもしれませんが、まぐろは江戸時代だと“下魚”扱いされており、庶民の食べ物だったんですよ。



 



つまり、まぐろの価格がだんだん高騰して、まぐろの代わりに鶏肉を使うようになったのが現在の「ねぎま」の成り立ち。まぐろと鶏肉では味も食感も大違いですし、誰がどうしてこのチョイスにしたのかという謎は残るものの(笑)、これだけ「ねぎま」の焼き鳥が普及したなら結果オーライなのでしょう!



 



ちなみに、俳句だと「ねぎま」は冬の季語になります。どちらかというと焼き鳥は冬よりも夏に、冷えたビールで流し込みたいという人も多そうですが、「ねぎま」は鍋料理でもあったことを踏まえれば、そこまで意外な話ではないですよね。


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