女性の方への結婚生活カウンセリングでよく出るお悩みが、「結婚したのにSEXレスで……」というもの。せっかく婚活して結婚してもSEXレスで悩んだり、それをきっかけに離婚・再婚を考えたりする方もいらっしゃる、ということですね。
■たとえ、いびきが拷問でも…
世のSEXレス夫婦は何かのきっかけから、一緒に寝ることを諦めているのです。「なんとなく」と思っていても、きっかけは必ずあります。
よくよく聞くと、「子供の夜泣きで夫を起こさないように、寝室を別にした」「仕事の時間帯が違うので、遅く帰った夫が別室で寝るようになった」「ケンカをすると、夫は一人になりたいのか、居間で寝てしまう」など。些細なきっかけから、年中別々に寝るのが習慣になってしまっているわけです。肌感覚としては、「寝室を分ける」がとても多いです。
だからこそ、イライラしても、いびきが拷問でも、「どんなときも一緒に寝る」ことを結婚1年以内、できれば初夜にルール化してしまいましょう。
■SEXレス=「体温レス」?
海外ドラマには、大喧嘩した夫婦がひとつのベッドで寝る、子どもは子供部屋で寝る、というシーンがよくありますね。まさにこれです。
「日本人はSEXの年間回数が世界一少ない」というトピックはたびたび話題に挙がります。たとえば、『お熱いのがお好き?SEXがお盛んな国TOP10』によれば、世界平均は103回/年なのに対し、日本人は48回/年なのだそう。1年に平均164回するというギリシャ人が堂々の1位。週1回は必ずSEXする人の割合が87%なのだとか。続くブラジル、ロシアの割合はそれぞれ82%、80%となっています。
結婚するときは、『死ぬまで変わらず、ずっと好きだよ』とか言って結婚をするものですが、そんなラブラブ期がウソのように、気がつけばキスもしない……。SEXも半年? いや、1年はしてない……なんていう、「典型的日本人夫婦」になっていいのでしょうか?
「あれ、これって倦怠期?」なんて思っているうちに、半年経ち、1年経ち、3年経ち、5年も経つと……あの頃の初々しい気持ちはどこへやら。気が付けば旦那とは手をつなぐどころか、顔を合わせるだけで嫌気がさす毎日に――それは残念、というより悲しすぎます!
- イライラしていても、つい「人肌っていいな」と思う
- 留守の日に、「あ、あの人の匂いがする」と思う
- ふと目覚めたときにパートナーの寝顔を見て、「かわいいな」と思う
こんな感じで相手の「体温」を感じる機会を積み重ねると、一時的に不満やトラブルがあっても自然と仲直りできるはず。それで「やっぱり、この人が好きだなぁ」となるのです。逆に言えば、体温レスに陥ると許せるものも許せなくなってしまうでしょう。
■とにかく一緒に寝る
「寝る」いうのは生活の中でもっとも重要かつリラックスできる至福の時間です。夫婦も、お互いの存在がそうなったら、理想ですよね。だって、なんにために結婚したの~? せっかくひとりの男と女を一生独占できる権利を得たのですから、お互いなくてはならない存在にならないと、意味がないじゃないですか。
ケンカは話さない時間が長ければ長いほど解決が困難になりますし、は長引けば長引くほど再開が難しくなります。まずは、毎日体を密着させて、1日あったことを報告しあいましょう。1日離れて暮らしても、寝るときは一緒というルールを作っておく。それだけで、ちょっとした倦怠期や喧嘩など、将来起こる夫婦間トラブルをうまく収める伏線になってくれるはずです!
■妻に見放された男性がやりがちなこと
SEXレスを防ぐために夫婦ができること、他にもありますよ。
妻の場合、化粧品や下着を半年以上買い換えない、ボロボロの下着で家をうろつく、贈り物などで相手の両親をないがしろする、稼ぎが悪いと相手をなじる、といった行動は控えましょう。細かいことを言うなら、デニムにパーカー、シャツやテーラードジャケットなど男性でも着るような服ばかりの人は注意が必要。毎日ガーリーな服を着る必要はありませんが、アラフォー女性はおっさん化を食い止めるため、レディースにしかないアイテム=スカートやノーカラージャケットなどをほどよく取り入れていきましょう。
夫の場合、身だしなみの乱れは結婚後も気をつけたいところ。たとえば、鼻毛・耳毛ボーボー、服のサイズはダルダル(スーツはサイズさえ合っていれば、魅力三割増しなのにもったいない)になっていませんか? オナラやげっぷを人前でしてはいけません。「まさか」と思うかもしれませんが、婚活中の独身未婚男性や、妻に見放された男性にはありがちです。
よーく読めば、それほど難しいことではないですよね?この機会に、自分をよく見直してくださいね。