今日1月18日──このワタクシ山田ゴメスが、なんと!「恋愛・結婚をはじめ男女関係のあらゆるお悩みを電話とメッセージで24時間365日、完全匿名でご相談可能」な『Lovers相談室』&『タップル恋愛相談室』で、アドバイザーとしてデビューすることになりました(^^)/!
見た目は少し「大人の不良」っぽさはありますが、謙虚で礼儀正しい素敵な紳士ですので、ご安心してお電話してくださいませ。
……ですとw。はい、見た目ですでに何十回も職質を受けたことはありますが、ちゃんと住む家があって前科もない、意外と素性はしっかりとした紳士ですので、ご安心してお電話くださいませ。
で、同サービスを提供する運営サイドのヒトとの面談中、「相談者様のなかには下ネタを好まれる方も稀におられるのですが、センセイ(←ゴメスのこと)下ネタのほうはNGでしょうか?」と訊ねられたので、「全然大丈夫です! バッチコイですよ〜」と気さくに答えておいた。
ただ、原則として私の下ネタには必ず「種存本能」やら「ヒンドゥー的宗教観」やら「振り子理論」やら……のアカデミックな要素と単語が随所随所にフレイバーされており、口調は極力熱量と抑揚を省いて、伏せ字風な言い回しや「アレ」だとか「アソコ」だとか「愚息」だとかの指示代名詞や比喩は一切使わずダイレクトに、顔面から笑みを一切消し去り、まるで
「高等な専門数式を、馴染み深い生殖器にまつわる例え話を交えながら、やさしく解説している」
……かのごとく、淡々と語る。下ネタのリアクションで「まだ性交渉がない女性」の、あるいは「一度はベッドを共にしたが、二度目が微妙な感じの女性」の許容範囲を把握したい、より正確な表現をすれば「下ネタのリアクションから、相手のインテリジェンスを計測したい」からである。そして、そんなロジカルなY談にポジティブなかたちで応えてくれる女性は、「きちんと付き合ってからじゃなきゃHはダメ!」だったり「お泊まりは最低3回デートしてから!」だったり「○○を××しちゃうなんてヘンタイっぽくて引いちゃう」だったり……といった多数派の既成概念に縛られない、「自分で考えて行動ができる知的好奇心の強い女性」であり、そういう女性のパフォーマンスは総じてアグレッシブかつクリエイティブで、満足度の面でも桁違いに高いのだ。
私の盟友である脳神経外科医の菅原道仁先生も
「下ネタを話すことは、ひらめき脳の下地づくりに良い」
……と、おっしゃっている。その理由とは次のとおり。
下ネタとは「普通のなにげないひと言を違う視点で捉えて、性行為などを想起させる言葉や動作による表現に変化させること」で、ひらめきのある敏感な脳じゃないと、そう簡単に思いつくものではありません。すなわち「下ネタを考える」ということは、「新しいアイデアを捻り出す作業」と言い換えることができます。
「新しいアイデア」は“無”から突然ポンと出てくるわけではなく、すべてが「過去のアイデアの組み合わせ」や「視点の違い」から生まれるもの──たとえば、どんなに腕の良い寿司職人がいても、カウンターのネタケースに魚がなければ寿司屋は開店できないように、「記憶」がなければ、新しいアイデアは発想できません。そう。「新しいアイデアの捻出」は、側頭葉にある記憶(魚)をもとに、前頭葉(寿司職人)があらゆる工夫(組み合わせ)を凝らし、お客を満足させる仕事を行うことと同じなのです。
なかでも「シモ絡みの記憶」は、寿司職人にとって「決して高級ではないけど、脂が乗っていて丁寧に調理すれば美味しく食べられる」いわば鰯(イワシ)みたいな存在で、一流の寿司職人はこういった“下魚”からも常に刺激を受け、お店を繁盛させているのではないでしょうか。
とは言え、私も50代に差しかかったあたりから、めっきり女性相手に下ネタをしなくなった。単純に、体力の衰えによって「とことんまで女性を口説く」だけの気力が減退しつつある……ってえのは、まず一つ確実にある。しかし、それよりも「最近の若い女性は、あきらかに下ネタに打たれ弱くなった」のが大きいのかもしれない(※その要因は「彼女らのインテリジェンスが低下した」わけではなく、幼少のころから「セクハラ」という名のモラル観が過剰に飛び交う社会背景のなかにどっぷりと浸かって育てられてきたからだと私は推測している)。菅原先生も
一般論として下ネタは、やはり「下品」と見なされがちなので、好き嫌いが大きく分かれるのはしょうがない。福山雅治さんがラジオなどで好んで披露する下ネタも、福山さんだから許されるのではないでしょうか。私としては、両刃の剣ともなりかねない下ネタより、同様に「ひらめき」や「メタ認知」(※←自身の思考・感情や周囲の状況を客観的に評価し、それをコントロールすること=自分の言動を空の上から神様の目線で見るようなこと)が必要となる「おやじギャグ」をおすすめします。
……と、下ネタの劇薬性をさり気なく警告なされている。「思いつくまま節操なく口に出せば、“致死量”に達することもある」というリスクは肝に銘じておくべきだろう。
さて。モテたいおじさんたちにとっての、こんな素晴らしい訓示がてんこ盛りな指南の書『「モテ」と「非モテ」の脳科学〜おじさんの恋心はなぜ報われないのか〜』(菅原道仁・山田ゴメス共著)が2月9日、いよいよマンを持してワニブックスPLUS新書より出版されます! Dr.菅原が恋愛のマインドを脳神経外科医の立場から分析し、それにゴメスがチャチャを入れる……風な、タイトルのわりには(笑)取っつきやすい構成となっておりますので、ぜひともご一読のほど、よろしくお願いいたしまする。m(_ _)m
【関連書籍】 『「モテ」と「非モテ」の脳科学〜おじさんの恋心はなぜ報われないのか〜』(ワニブックスPLUS新書)