食欲の秋本番、ついつい食べ過ぎてしまっている人も多いのではないだろうか。
GI値の普及に努める日本Glycemic Index研究会は、11月1日〜7日を「低GI週間」とし、多くの人に幅広くGI値の重要性を啓発していくとのことだ。
これを記念し、都内で制定記念PRイベントが開催。低GI食品について学ぶプレゼンテーションや、トークセッションなどが行われた。
今注目されている「GI値」とは、食品に含まれる糖質の吸収度合いによる食後の血糖値(血中の糖度)の上がり方を示す指標のことだ。血糖値が乱高下する生活を続けると血糖値をコントロールできず、今の状態を維持できなくなってしまい、結果として不健康になってしまうという。そのためには血糖値が穏やかに上昇する低GI食品を取り入れた食生活が理想とされている。
GI値が55以下の低GI食品の例としてはうどん、スパゲッティ、大豆、オレンジ、りんごなど。意外なところでは、高カカオチョコレート(株式会社 明治が2019年1月に「チョコレート効果 72%」「チョコレート効果 86%」は低GI食品であると発表)も挙げられる。
高カカオチョコレートは食事の血糖値上昇をゆるやかにしてくれる“セカンドミール効果”を持つ食物繊維が豊富なことや、良質な油を含むことなどが、その理由だという。
欠食をすると血糖値が上がりやすくなってしまうため、間食に低GI食品を取り入れることも有効だ。高カカオチョコレートなら、間食としていつでもどこでも手軽に食べることができる。
「低GI食品は何年か前から注目していて、撮影の空き時間などに高カカオチョコレートを選んで食べていた」というマギーさんに対し、「GI値というもの自体を知らず、気にしたこともなかった」というダチョウ倶楽部の両氏。
今回はゲストのみなさんに深くGI値について知ってもらうため、おでんの具と高カカオチョコレートのGI値を比べるクイズも出題された。
その結果、じゃがいも、にんじん、餅巾着のお餅、いずれも高カカオチョコレートよりもGI値が高いことが明らかに。
甘いお菓子が必ずしも高GIであるとは限らないという事実が判明し、ゲスト全員が驚きを隠せない様子。
マギーさんは、「ダイエット中の方などチョコレートは避けがちだが、高カカオのものなら罪悪感なく食べられる。おいしく健康になれるので活用してもらいたい」と語った。
ミックスナッツ、アーモンド、玄米、そばなど手軽な低GI食品を購入できる。
健康に良い低GI食品の高カカオチョコレートなどを活用して、この機会に毎日の食生活を振り返ってみてはいかがだろうか。