
Q. 「更年期は膀胱炎になりやすい」って本当ですか?
「49歳です。最近トイレが近くなり、排尿のときに少し違和感があります。頻尿は年齢のせいかもと思っていましたが、何人かの知人は更年期に膀胱炎でつらい思いをしたそうです。更年期に膀胱炎になる人は多いのでしょうか?」A. 更年期は膀胱炎になりやすい年代です。日々の予防と早めの受診で悪化を防ぎましょう
更年期は、膀胱炎になりやすい傾向があります。頻尿や排尿時の違和感を「年齢のせい」と見過ごさず、予防とケアを上手に行うことが大切です。膀胱炎は、簡単に言うと膀胱に細菌が入り込んで炎症を起こす病気です。女性は尿道が短く、しかも肛門に近い位置にあるため、細菌が膀胱まで達しやすい体のつくりをしています。膀胱炎が、年齢にかかわらず女性に多い病気なのは、そのためです。
さらに注意したいのが、更年期ならではの変化です。この時期は女性ホルモンの分泌が減りがちで、それに伴って尿道や膀胱など、尿が通るところの粘膜が薄くなります。その影響で、膀胱炎にかかる女性が増えると考えられています。「膀胱炎は若い人の病気」というイメージがあるかもしれませんが、更年期世代も注意が必要なのです。
また、意外と見落とされがちなのが、体の冷えやトイレを我慢する習慣です。どちらも膀胱の血流を悪くし、粘膜の防御力を下げてしまいます。その結果、細菌が繁殖しやすい状態をつくってしまうことがあるため、忙しくて、ついトイレを後回しにしがちな人は特に注意したほうがよいでしょう。
排尿時の痛みや尿のにごり、頻尿といった症状がある場合は、自己判断で様子を見続けるのではなく、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けることが大切です。
日常生活では、次のような予防を心掛けましょう。
・十分に水分を補給する
・おなかを冷やさない
・日頃からトイレを我慢しない
どれも今日からすぐに始められる方法ばかりです。気になる症状があれば、早めに適切な対処をすることで、症状の悪化を防ぐことができます。更年期の体の変化を正しく理解して、膀胱炎を上手に予防していきましょう。
