北ヨーロッパの国・ノルウェーと聞くと、何を思い浮かべるでしょうか。
真っ先に美しいフィヨルドや豊かな自然を思い浮かべる方が多いと思います。
フィヨルドを巡る前後に、都会と自然の魅力が交わる首都・オスロも合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
筆者のオスロ在住ノルウェー人の友人おすすめの魅力的なスポットを紹介します!
オスロを満喫できる観光スポット6選
オスロの街には、歴史を感じられる建物と新しい風を感じられるモダンな建物が共存しています。
美術館ではもちろん、街の中や公園でもアートを感じられて、知的好奇心がくすぐられますよね!
ノルウェー・オスロの歴史や文化に触れられるスポットを厳選しました!
ノルウェー王宮
ノルウェー王宮は、19世紀前半にノルウェー及びスウェーデンの王として君臨したカール3世ヨハン王の住居として建てられました。
現在は、 現国王ハーラル5世夫妻の居城 として使用されています。
クリーム色の外観は、夏の青空にも冬の雪景色にも映えて、季節によって様々な顔を見せてくれるでしょう!
高い柵や塀はなく、宮殿裏の庭園は自由に散策ができ、まさに 北欧らしく開かれた王室 の象徴的な建物と言えますね。
毎週月曜日から金曜日の13時30分に始まる 衛兵の交替セレモニー は、迫力満点で人気のため、あらかじめ良い場所を確保することをおすすめします。
内部の見学は夏季限定のガイド付きツアー時のみ可能 で、チケットが毎年3月から販売されるので、気になる方は事前購入して行ってみてくださいね!
https://www.royalcourt.no/
オスロ・オペラハウス
オスロ・オペラハウスは、 オスロ中央駅の裏側 にある近代的な建築物で、 外壁から屋上まで歩いていける 造りになっています!
大理石とガラスを使って、 ノルウェーのフィヨルドに浮かぶ氷山 をイメージし、斬新的に作られました。
オペラが上演される日には、ドレスアップした紳士淑女が集まり、モダンアートの中でオペラを堪能しています。
屋上からは オスロの街並みや港、オスロ・フィヨルドや海を一望できる ので、地元民のように座って、のんびり景色を眺めてみてはいかがでしょうか。
1階にはカフェもあり 、コーヒーや軽食とともに観光で歩き疲れた身体も心も休められるのは嬉しいですね!
https://operaen.no/en/
ヴィーゲラン彫刻公園
ヴィーゲラン彫刻公園は、オスロ中心地より北西約3kmのところにある、 自然豊かで芸術的な公園 です。
ノルウェーの代表的な彫刻家 グスタフ・ヴィーゲラン によって、作品の展示だけでなく 公園そのものが設計されました。
作品は、「正門」「橋」「子供の遊び場」「噴水」「モノリスの台地」「生命の環」と6つのエリアに分けられ、展示されています。
特徴的な彫刻作品が所々にありますが、驚くことに 作品には正式な名前や解説は一切つけられていません!
橋エリア内の「怒った少年像」 、 モノリスの台地エリア内の「モノリッテン」 、 生命の環エリア内の「生命の環」 は押さえておきたいですね!
記念撮影はぜひ、作品のポーズを真似してみて、印象的で忘れられない思い出を作ってみてはいかがでしょうか。
https://vigeland.museum.no/en
ムンク美術館
ムンク美術館は、ノルウェーを代表する画家、 エドヴァルド・ムンク の生誕100年を記念して1963年に開館しました。
ウォーターフロントエリアに移転し、 2021年10月22日にリニューアルオープン してモダンな外観になっています。
画家一人に特化した美術館としては、 世界最大規模 を誇るほどの大きさです!
ムンクの肖像画をはじめ、様々な年代のムンクの描いた絵画を鑑賞でき、色々なムンクに出会えるのは面白いですよね!
12階にレストラン、13階にスカイバーがあり、美術鑑賞の途中休憩や鑑賞後に立ち寄ることもできます。
1階入り口付近のミュージアムショップでは、 様々なタッチのムンクの雑貨 も販売されているので、おみやげにも良いですね!
https://www.munchmuseet.no/en/
アーケシュフース城
アーケシュフース城は、1299年に建造、17世紀に修復された中世の城塞で、オスロを守るために作られました。
デンマーク及びノルウェーの王のクリスチャン4世によって、近代的なルネサンス様式の宮殿に改修され、絵画やタペストリーなど 豪華な調度品 が置かれています。
現役の軍事施設 ですが式典や公式行事以外の時は一般公開され、城や博物館の内部以外は、 無料で散策可能 です。
内部は夏季限定公開 で、地下牢や応接室、宴会ホールや礼拝堂、王の居住の間などを見学し、展望台からは海やオスロの街を一望してリフレッシュできます!
ディズニーの大人気映画「アナと雪の女王」 で登場するアレンデール城のモデルとしても知られ、人気上昇中の観光スポットなので、ぜひ訪ねてみてくださいね!
https://4travel.jp/os_shisetsu/10007058
ホルメンコーレン・スキー博物館
オスロ市内からは地下鉄で30分のところにあるホルメンコーレン・スキー博物館は、1923年に開設され、 約4000年に渡るノルディック・スキーの歴史 を学ぶことができます。
「ノルウェー人はスキー板を履いて生まれてくる」と言われるほど、スキーは ノルウェー人にとって身近なスポーツ です!
地上60m、海抜417mに位置するホルメンコーレンスキージャンプ台の頂上からは、 オスロ市街とオスロ・フィヨルドを一望できる絶景ポイント なので、ぜひカメラを持参しましょう!
世界初のスキー博物館として、ノルディックスキーの歴史に関する資料や貴重なスキー用具が展示されていて、興味深いです。
ダウンヒルを体験できる スキーシュミレーター や、絶景の中を滑り降りる迫力満点の ジップライン で、 スキー選手になりきる とより一層楽しめるでしょう!
スキーをはじめ、ウィンタースポーツが好きな方は、ぜひ訪ねてみてくださいね!
https://www.skiforeningen.no/en/holmenkollen/
オスロを味わえるグルメ3選
ノルウェーは、隣国デンマークと比較すると国土の大半は農耕に適さず、山地に生息する動物のジビエや海岸からとれる魚介類に重点を置いています。
冬は寒さの厳しい国のため、スモークサーモンやルットフィスク(干しダラ)など、保存食が食文化の鍵を握っていると言っても過言ではありません!
自然を大切にし、共存している街・オスロでノルウェーを味わえるグルメスポットを紹介していきます。
Gamle Radhus
Gamle Radhusは、1841年に建てられた 旧市庁舎を改装した 建物の中にあるレストランです。
店内は、歴史を感じられるレトロな雰囲気で、木製のテーブルや椅子、ガラス越しのキッチンなど、まるで タイムスリップ したような気分になるでしょう!
ランチタイムには、地元のビジネスパーソンが集う場所としても有名で、 オスロの日常的な雰囲気 を垣間見ることができます。
伝統的なノルウェー料理を中心に提供していて、「 ルットフィスク(干しダラ) 」は特に人気があり、観光客だけでなく地元民からの支持も厚いです。
ノルウェー産のワインやビール のラインナップも充実しているので、飲み物とのマリアージュも楽しんでみてはいかがでしょうか。
https://www.gamleraadhus.no/
Engebret Cafe
Engebret Cafeは、1857年に アーケシュフース城付近 で創業したレストランです。
店内はいかにも老舗らしく、クラシカルな落ち着いた内装で 高級感が漂っています!
ノルウェーの代表的な画家、 エドヴァルド・ムンクも通っていた ことで、ムンクの聖地として訪ねる観光客もいるようです。
トナカイのステーキ や ノルウェーサーモンのオープンサンド など、代表的なノルウェー料理が食べられるのは嬉しいですね!
地元民からの人気も高い ため、スムーズに料理を楽しみたい方は、事前のオンライン予約もしくはメール予約をおすすめします。
https://www.engebret-cafe.no/
Fjord Restaurant
Fjord Restaurantは、 名前の通りフィヨルドのように美しい店内 で、ノルウェーの味を楽しめます。
ゴージャスな店内ですが、 特別なドレスコードは設けられていない ので、普段着で訪ねられるは旅行しているとありがたいですよね!
地元民は、家族での食事やデートで使うことが多いと、現地の友人から聞きました。
伝統的なノルウェー料理にモダンテイストを加えた一品は、 まるでアート のように提供されます。
シーフードを使った料理がメインで提供されているので、ヨーロッパ産の生牡蠣も扱っていて、好きな産地を選べるのも興味深いですね。
日本で体験できないグルメ を味わいたい方は、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
https://restaurantfjord.no/
魅力豊かなオスロ観光を楽しもう!
いかがでしたでしょうか。
初めてオスロを訪ねた際、行って欲しい観光スポット・グルメ情報を紹介しました。
新しい文化を取り入れながらも、自然を大切にしている ノルウェー・オスロでは、素の自分で過ごせそうですね!
この記事を参考に、是非オスロ旅行を楽しんでくださいね!
https://www.veltra.com/jp/europe/norway/?sid=1554
Hikaringo
余暇プランナー
東京都在住で普段はIT業界のSEとして働いているHikaringoです。ヨーロッパを愛してやまず、15ヶ国一人旅経験あり。スウェーデン短期滞在経験もあり。食べることが大好きで、国内外どこに行ってもガイドブックに頼らず現地の人からの情報をもとにグルメ巡りしています。「読んでワクワク」「面白そうだから挑戦してみよう」と思えるような情報を発信していきたいです。