京都でひとつだけ紅葉スポットを選ぶなら、迷わず嵐山を選ぶという人は多いのではないでしょうか。
渡月橋から見上げる山肌が赤や黄色に染まり、竹林も寺社も一斉に秋の装いに変わる嵐山は、平安時代から貴族が紅葉狩りに訪れた由緒ある景勝地です。渡月橋を中心に半径2kmほどのエリアに見どころが集まっているため、電車を乗り継がなくても徒歩でゆったりと巡れるのも嵐山ならではの魅力といえます。
とはいえ「見頃はいつ?」「どこを回れば効率よく楽しめる?」と迷ってしまう方も多いはず。
この記事では、嵐山紅葉の見頃時期から歩いて回れる名所、周辺のグルメ、快適に楽しむコツまで、紅葉さんぽに役立つ情報をまとめてご紹介します。

山と川と寺社が織りなす。嵐山の紅葉が特別な理由
京都には紅葉の名所が数多くありますが、嵐山にはほかのエリアにはない独特の魅力があります。訪れる前に知っておきたいポイントを押さえておきましょう。
山全体が借景になっているため、寺院の庭園からも川辺の道からも、どこからでも紅葉と一体になった風景が楽しめます。
渡月橋周辺から奥嵯峨の寺院群まで、徒歩と散策で無理なく回れるコンパクトなエリアにスポットが集まっています。
竹林や川、庭園など景色のバリエーションが豊富で、同じ紅葉さんぽでも歩くたびに違う表情を楽しめます。
嵐山紅葉の見頃はいつ?色づきの進み方をチェック
嵐山の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬頃です。渡月橋周辺の紅葉は11月中旬から12月上旬にかけて色づき、奥嵯峨にある常寂光寺や二尊院あたりは、これよりやや早い11月中旬から下旬に見頃を迎えることが多いといわれています。
山の高い場所から徐々に色づきが下りてくるため、訪れるタイミングによって見える景色が変わるのも嵐山紅葉さんぽの醍醐味です。その年の気候によって時期は前後するため、お出かけ前には公式サイトなどで最新の色づき状況を確認することをおすすめします。紅葉のピークにあたる週末は特に人出が多くなるため、平日に休みが取れる方は平日の訪問も検討してみると、より落ち着いた雰囲気で紅葉さんぽを楽しめます。
知っておくと楽しい!嵐山紅葉の歴史と見どころ
平安貴族も愛した紅葉狩りの地
嵐山と渡月橋周辺は、平安時代にはすでに貴族の別荘が営まれ、紅葉狩りの名所として親しまれていた土地です。渡月橋という名前も、亀山上皇が橋の上空を渡る月を眺めて名付けたと伝わっており、四季を通じて風流を楽しむ文化が根づいてきた場所であることがうかがえます。
渡月橋と紅葉が織りなす絶景
嵐山紅葉の象徴といえば、桂川に架かる渡月橋と、その背後にそびえる山肌の紅葉が重なる景観です。橋の上から山を見上げても、対岸から橋越しに山を眺めても、それぞれ違った美しさがあり、嵐山を訪れたらまず立ち寄りたい定番のビュースポットになっています。時間帯によって光の当たり方が変わるため、朝と夕方で見比べてみるのも紅葉さんぽの楽しみ方のひとつです。
紅葉さんぽで訪れたい!嵐山の名所8選
渡月橋
阪急嵐山駅から徒歩すぐ、JR嵯峨嵐山駅からは徒歩15分ほどの、嵐山を代表する景勝地です。桂川に架かる橋からは、色づいた山肌と川面に映る紅葉を同時に楽しめます。
散策の起点にも終点にもしやすい立地で、まずはここで嵐山全体の雰囲気をつかんでから、周辺の寺社へと足を延ばすのがおすすめの回り方です。
橋の南側にある法輪寺の見晴台まで足を延ばせば、渡月橋と嵐山を見下ろす角度からの紅葉も堪能できます。日中は多くの観光客で賑わうため、静かな渡月橋を眺めたい場合は朝の早い時間帯を狙うとよいでしょう。
竹林の道
渡月橋から北へ歩いてすぐの野宮神社周辺に続く、数万本の竹に囲まれた散策路です。紅葉シーズンでも青々とした竹が生い茂るため、赤や黄色の紅葉との対比が印象的な景色をつくり出します。
まっすぐ伸びる竹のトンネルは写真映えするスポットとしても人気で、嵐山さんぽの中でも特に歩いていて気持ちのよい道のひとつです。
朝の早い時間帯に訪れると、人が少なく静かな竹林の雰囲気をゆっくり味わえます。すぐ近くには縁結びのご利益で知られる野宮神社もあるので、あわせて立ち寄ってみるのもおすすめです。
天龍寺

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嵐電嵐山駅から徒歩2分ほどとアクセスがよく、世界文化遺産にも登録されている禅寺です。嵐山と亀山を借景にした曹源池庭園は、池の水面に紅葉が映り込む景観で知られています。
庭園の裏手に続く小道は紅葉のトンネルと呼ばれるほど見事な色づきを見せる場所で、境内をぐるりと回遊しながら紅葉を楽しめる構成になっています。
早朝の特別拝観などを利用すれば、混雑を避けて澄んだ朝の光の中で紅葉を静かに眺められます。 庭園を囲むように植えられたカエデやツツジも色づき、境内全体が秋の景色に包まれる様子を静かに味わうことができるでしょう。
https://www.tenryuji.com/
常寂光寺
小倉山の山腹に建つ古刹で、最寄りのJR嵯峨嵐山駅からは徒歩15分ほどの奥嵯峨エリアにあります。境内には約200本のカエデが植えられており、茅葺きの仁王門から本堂へと続く石段は紅葉のトンネルのような景観になります。
多宝塔の周辺から見下ろす嵯峨野の眺めも見どころのひとつで、竹林とのコラボレーションも楽しめます。
塀を持たないお寺のため、境内の外からも紅葉の様子をうかがうことができ、奥嵯峨散策の途中に立ち寄りやすいスポットです。紅葉が地面に散り敷く晩秋の景色も美しく、時期をずらして訪れても違った表情を楽しめます。
https://jojakko-ji.or.jp/
二尊院
常寂光寺から歩いてすぐの位置にある天台宗の古刹です。総門から本堂まで続く参道は紅葉の馬場と呼ばれ、桜ともみじが交互に植えられていることから、秋には見事な紅葉のトンネルになります。
広々とした参道は歩きごたえがあり、奥嵯峨の紅葉名所の中でも特に人気の高いスポットのひとつです。
境内奥にある高台からは京都市内を見渡すこともでき、参拝と眺望の両方を楽しめます。常寂光寺とあわせて訪れれば、奥嵯峨ならではの静けさと紅葉をじっくり味わう散策コースになります。
https://nisonin.jp/
宝厳院

Photo by PIXTA
天龍寺の塔頭寺院で、嵐電嵐山駅から徒歩5分ほどの立地です。嵐山を借景にした回遊式庭園、獅子吼の庭は、獅子岩と呼ばれる巨岩と紅葉が織りなす景観が見どころで、秋の特別公開期間にのみ拝観できます。
庭園を巡りながら少しずつ角度を変えて眺める紅葉は、天龍寺とはまた違った趣があります。
公開期間が限られているため、訪れる際は事前に公開スケジュールを確認しておくと安心です。天龍寺とあわせて拝観すれば、隣り合う2つの庭園で異なる趣の紅葉を一度に楽しめます。
https://www.hogonin.jp/
嵐山モンキーパークいわたやま
渡月橋のすぐそばにある入園口から山道を登った先にある、野生のニホンザルと出会えるスポットです。嵐電嵐山駅からは徒歩5分ほどで入園口に到着します。
山頂の休憩所まで登ると、紅葉に彩られた嵐山や京都市内を一望できる眺望が広がり、寺社巡りとは違った角度から嵐山の秋を楽しめます。
山道には階段や坂道が続くため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=2&tourism_id=1156
嵯峨野トロッコ列車
JR嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅から乗車できる観光列車です。保津川沿いの渓谷を約25分かけて走り、車窓からは対岸の山々に広がる紅葉を眺めることができます。
歩いて巡る紅葉さんぽとは違い、座ったまま景色の移り変わりを楽しめるのが魅力で、旅の締めくくりにぴったりの体験です。
夕方以降はライトアップが行われる時期もあり、昼間とは違う幻想的な紅葉の表情を見せてくれます。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/199581:Trolley_train/?sid=
紅葉さんぽのひと休みに!嵐山周辺グルメ
散策で歩き疲れたら、嵐山ならではの湯豆腐でひと息つくのがおすすめです。渡月橋を望む店も多く、紅葉を眺めながら温かい豆腐料理を味わえば、体も心もほっとひと息つけます。
甘いものが恋しくなったら、抹茶を使ったスイーツもぜひ試したいところです。渡月橋から嵐電嵐山駅にかけての通りには甘味処が点在しており、お店の前のスペースやベンチでひと息つきながら楽しむのもおすすめです。
竹林の道の近くにはカフェも点在しているため、寺社巡りの合間に立ち寄って足を休めるのもよいでしょう。奥嵯峨エリアを歩く際は、途中にお店が少ない区間もあるため、飲み物などを事前に用意しておくと安心です。
混雑を避けて快適に楽しむための3つのコツ
渡月橋や天龍寺、竹林の道などの人気スポットは、開門直後の早朝に訪れると比較的空いています。特に天龍寺は京都市内で最も早く朝日が当たる立地のため、早朝の景色は格別です。
渡月橋周辺から奥嵯峨の常寂光寺・二尊院方面へは歩く距離があるため、動きやすい服装と靴で出かけ、余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。
紅葉のピークにあたる週末は特に混み合うため、平日や午前中の早い時間を狙うと、写真撮影もゆっくり楽しめます。
今年の秋は、嵐山で紅葉さんぽを

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渡月橋や竹林の道といった定番スポットから、常寂光寺や二尊院のような奥嵯峨の古刹まで、嵐山には歩いて巡れる紅葉の名所が数多く集まっています。見頃の時期は例年11月中旬から12月上旬頃ですが、訪れるタイミングによって色づきの表情が変わるのも魅力のひとつです。
湯豆腐や抹茶スイーツで一息つきながら、この秋はゆったりとした嵐山の紅葉さんぽを楽しんでみてはいかがでしょうか。渡月橋周辺から奥嵯峨まで、自分のペースで歩きながら秋の京都を満喫してみてください。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/?sid=
YOKKA編集部
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