都内屈指のパワースポットとして知られる小網神社。
わずか数十坪の境内ながら、強運厄除や金運向上を願う参拝者が絶えず訪れています。戦火を免れた奇跡の歴史、「東京銭洗い弁天」として親しまれる銭洗いの井、人気のお守りや御朱印など見どころも豊富。
本記事では、小網神社の魅力と参拝のポイントをわかりやすく解説します。

都会の真ん中になぜ大行列?小網神社が全国から参拝者を集める理由
東京・日本橋のオフィス街を歩いていると、突然長い行列が現れます。行列の先にあるのは、大きな神社でも観光名所でもない、決して広いとは言えない小さな神社。そこが小網(こあみ)神社です。
近年は占い師のゲッターズ飯田氏が「本当に運気が上がる神社」として紹介したことでも話題となり、全国から参拝者が訪れるようになりました。さらに「東京銭洗い弁天」として知られ、金運アップを願う人々の定番スポットとしても高い人気を集めています。
しかし、小網神社の魅力は単なる金運神社という言葉だけでは語り尽くせません。強運厄除で知られる理由から銭洗いの作法、人気のお守りや御朱印、混雑を避けるポイントまで、小網神社を訪れる前に知っておきたい情報をまとめました。
日本橋屈指の人気神社を、ぜひ満喫してください。
なぜ「強運厄除の神社」と呼ばれるのか

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疫病鎮静を願って創建された歴史
小網神社の創建は文正元年(1466年)までさかのぼります。
当時、この地域では疫病が流行し、多くの人々が苦しんでいました。そこで網師の翁が稲荷大神の神託を受け、その教えに従って神像を祀ったことが始まりと伝えられています。
創建の背景そのものが、人々を災厄から守るという願いに結び付いているのです。
出征兵士全員生還という戦時中の逸話
小網神社が「強運厄除」の神社として広く知られるようになった最大の理由の一つが、第二次世界大戦中の出来事です。
戦地へ赴く前、多くの出征兵士が小網神社でお守りを受けました。そして戦後、その兵士たちが全員無事に帰還したと伝えられています。
この逸話は現在でも語り継がれており、「小網神社のお守りを持っていた人は皆生きて帰ってきた」として、強運厄除のお守りを求める参拝者が後を絶ちません。
東京大空襲でも焼け残った奇跡
もう一つの奇跡が、1945年3月10日の東京大空襲です。
日本橋周辺は壊滅的な被害を受けましたが、小網神社の社殿は奇跡的に戦火を免れました。
そのため現在の社殿は、日本橋地区に現存する数少ない戦前の神社建築として高い歴史的価値を持っています。
出征兵士全員生還の逸話と、空襲からの奇跡的な生還。
二つの出来事が重なったことで、小網神社は「強運厄除の神様」として多くの人々から信仰されるようになりました。
単なる評判ではなく、長い歴史の中で積み重ねられた物語こそが、小網神社の人気を支えているのです。
三柱の御祭神とご利益
小網神社が「強運厄除」と「金運」の神社として広く信仰を集める背景には、三柱の御祭神の存在があります。それぞれ異なるご神徳を持ち、人生のさまざまな願いを支えてくれる神様として古くから崇敬されてきました。
倉稲魂神(ウカノミタマノカミ)
お稲荷さんとして親しまれる神様です。
五穀豊穣、商売繁栄、家内安全のほか、強運厄除のご利益があるとされています。
市杵島比賣神(イチキシマヒメノカミ)

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弁財天として信仰される神様です。
財運向上や芸能上達、学業成就などのご利益で知られ、境内の「東京銭洗い弁天」の御本尊でもあります。
福禄寿

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七福神の一柱で、人徳・福徳・財徳の三徳を授ける神様です。
さらに健康長寿や延命長寿のご利益もあるとされています。
金運・強運・健康が揃う神社
小網神社の特徴は、一つのご利益に特化しているのではなく、金運・強運・健康運という人生において重要な運気が一か所で祈願できることです。
こうした幅広いご利益が揃う神社は都内でも珍しく、多くの著名人や経営者が足を運ぶ理由の一つとも言われています。
小さな境内に凝縮された見どころ4選
約20坪ほどの境内には、見逃せないスポットが数多くあります。
昇り龍・降り龍の彫刻

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本殿向拝に施された精巧な龍の彫刻は必見です。
昇り龍は願いを天へ届け、降り龍は神徳を授けるとされています。
写真映えする人気スポットでもあります。
東京銭洗い弁天と銭洗いの井
境内左手にある人気スポットです。
弁財天像の前でお金を洗い清めることができ、専用のざるは無料で借りられます。
福禄寿像

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日本橋七福神巡りの一社としても知られています。
福禄寿像を撫でながら願い事をする参拝者も多く見られます。
手水舎の龍像

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手水舎にも龍が配されています。
境内全体で龍のモチーフが統一されており、神聖な雰囲気を演出しています。
銭洗いの正しい作法と洗ったお金の使い方

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まずは本殿参拝を済ませる
最も大切なのは順番です。
銭洗いだけを目的に訪れる人もいますが、まず本殿で参拝を済ませ、その後に銭洗いへ向かうのが本来の流れです。
銭洗いの手順
本殿を参拝する
銭洗い弁天へ向かう
ざるを借りる
お金をざるに入れる
清水を3回ほどかける
水気を拭き取り乾燥させる

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金額や紙幣・硬貨の制限はありません。また、一万円札を洗う参拝者も少なくありません。
関東で銭洗い神社というと鎌倉市にある銭洗弁財天宇賀福神社を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、小網神社は都内で気軽に訪れることができるため、まずは小網神社で銭洗いをしてみるのも良いかもしれません。
「種銭」として持ち歩く考え方
洗ったお金は「種銭」と呼ばれます。
お金がお金を呼ぶという考え方から、すぐ使うより財布の中で育てる方が良いとされています。
これは前述した鎌倉の銭洗弁財天でも知られる伝統的な考え方です。
おすすめの使い道
① 財布に入れて持ち歩く
最も一般的な方法です。1〜3か月ほど財布の中で保管する人も多くいます。
② お祝い事に使う
ご祝儀や贈り物など、喜びの場面で使う方法です。良い循環を生み出すと考えられています。
③ 寄付や奉納に使う
神社や寺院への奉納、募金などに使う人もいます。
よくある質問
銭洗いは特別な作法が必要に思えるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。初めて参拝する方が気になるポイントについて、事前に確認しておきましょう。
家族の分も洗える?
まとめて洗って問題ありません。
毎回洗った方がいい?
参拝のたびに洗い直す人も多くいます。
紙幣を洗っても大丈夫?
問題ありません。ただし十分に乾燥させてから財布へ戻しましょう。
お守り・御朱印・まゆ玉おみくじガイド
小網神社には、強運厄除のお守りや金運にちなんだ授与品のほか、参拝の記念として人気の御朱印やおみくじも用意されています。なかには小網神社ならではの授与品もあり、参拝後に授与所へ立ち寄ることを楽しみにしている人も少なくありません。
腕輪守
天然石を使ったブレスレット型のお守りです。
身に着けやすく、小網神社を代表する人気授与品として知られています。
まゆ玉おみくじ
本物の蚕のまゆの中におみくじが入っています。引いた後もお守りとして持ち歩けるため人気があります。
数量限定の場合もあるため、見つけたら早めの授与がおすすめです。
御朱印
御朱印は以下の3種類があります。
小網神社
弁財天
福禄寿
各500円で、現在は書き置き対応が中心です。
受付時間は9時〜17時です。
切り絵御朱印
繊細な切り絵が施された人気の特別御朱印です。
小網神社版と弁財天版があり、御朱印帳愛好家から高い支持を集めています。
その他のお守り
強運厄除守、金運守、福財布守、新作レース御守りなども人気があります。
混雑攻略・アクセス情報
都心にありながら全国から参拝者が訪れる小網神社は、時間帯によっては長い行列ができることも珍しくありません。特に土日祝日や縁起の良い日は想像以上に混雑するため、事前に状況を把握しておくと安心です。
知らないと時間がかかる「3つの列」
小網神社では、
参拝列
銭洗い列
御朱印列
が別々になっていることがあります。
そのため、参拝を済ませた後に銭洗いへ並び、さらに御朱印を受ける場合は別の列へ並ぶことになり、想定以上に時間がかかることもあります。特に週末や連休中は、参拝だけでなく境内での滞在時間にも余裕を持って計画するとよいでしょう。
混雑する時間帯
特に混雑するのは、
土日祝の9時〜12時
初詣期間(1月)
厄払いシーズン(2〜3月)
です。
比較的空いている時間帯
おすすめは、
平日13時〜15時
雨の日
朝の開門直後
です。
所要時間の目安
参拝のみであれば短時間で回れますが、銭洗いや御朱印も希望する場合は少し余裕を見ておきましょう。
空いている日:30〜45分
混雑日:1〜2時間以上
アクセス
小網神社は日本橋人形町エリアにあり、複数の駅から徒歩でアクセスできます。
人形町駅(東京メトロ日比谷線・都営浅草線)A2出口から徒歩約5分
水天宮前駅(東京メトロ半蔵門線)から徒歩約7分
なお、専用駐車場はありません。また、境内にコインロッカーも設置されていないため、大きな荷物がある場合は駅周辺のコインロッカーなどを利用するとスムーズです。
参拝後は人形町の街歩きも楽しもう

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小網神社を訪れたら、ぜひあわせて散策したいのが周辺の人形町エリアです。江戸時代から続く商人の町として発展してきた人形町には、老舗の飲食店や和菓子店が点在し、都心にありながらどこか懐かしい下町の風情が残っています。
なかでも人気なのが、明治時代から続く甘酒横丁です。通りには和菓子店やせんべい店、甘味処などが並び、食べ歩きやお土産探しにもぴったり。人形焼やたい焼き、老舗の和菓子など、人形町ならではの味覚を楽しむことができます。
さらに、人形町商店街周辺を歩けば、老舗の和食店や専門店、江戸情緒を感じる店舗が数多く見つかります。大通りから一本入るだけで、昔ながらの東京の面影を感じられるのもこの街の魅力です。
小網神社の境内は決して広くありませんが、その周辺には東京の歴史や食文化を楽しめるスポットがぎゅっと凝縮されています。強運厄除や金運祈願の参拝を終えた後は、人形町の街並みをゆっくり歩きながら、下町ならではの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
小さな境内に宿る、大きなご縁と強運

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東京・日本橋のビル街にたたずむ小網神社は、決して大きな神社ではありません。しかし、出征兵士の生還や東京大空襲を乗り越えた歴史、強運厄除の信仰、そして東京銭洗い弁天として親しまれる金運祈願など、多くの人を惹きつける理由が詰まっています。
境内には銭洗い弁天や福禄寿、見事な龍の彫刻など見どころも多く、参拝のたびに新たな発見があるのも魅力です。お守りや御朱印を授かり、人形町の街歩きまで楽しめば、より充実した一日になるでしょう。
強運厄除や金運向上を願う方はもちろん、歴史ある神社を巡りたい方にもおすすめの一社です。日本橋を訪れた際は、小さな境内に息づく深い信仰と歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
ゆかた
余暇プランナー
金融業界出身で今はライター中心にフリーランスで活動中。大阪在住だけど京都歴の方が長く、休日はだいたい京都にいます。海外30か国旅行してる旅好き。旅のスタイルはグルメ旅/スポーツ観戦旅/美術館めぐり/ひとり旅。スイーツを求めがちです。関西の情報中心にお届けします。
