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【1月24日はすき焼きの日】すき焼きの東西の違いと関西の有名店5選


冬はお鍋など温かい料理がおいしい季節。中でも、すき焼きは人気があるメニューのひとつです。

お祝いや記念日、少し贅沢な気分の時に利用する機会も多いのでは。

今回は1月24日のすき焼きの日にちなんで、すき焼きの由来や人気のお店などをご紹介します。

すき焼きの日とは

毎年1月24日は、すき焼きの日 。明治5年1月24日、 明治天皇が牛肉を食した日 にちなんで、日本の牛肉文化が定着するきっかけとなった日として制定されたそうです。

実は、日本では675年から牛肉を公に食することが禁止されていました。天武天皇の時代に、「牛や馬は大切な労働力である」という理由から定められた法律だそうです。

しかし、実は牛肉は一般的にはある程度食べられていたという説もあります。

明治5年になって、約1200年も禁止されていた牛肉が解禁されたため、牛肉文化は一気に広まりました。

すき焼きはどんな料理?

すき焼きとは、 醤油や砂糖、料理酒をベースにしたタレ 牛肉 を入れ、他にもネギや豆腐などの野菜を加えて煮る料理。

味付けや具材は地方で異なり、アレンジ豊かな料理です。

すき焼きの由来は?

農林水産省HPの記述に『江戸時代中期、関西には元々農具の鋤(すき)を鉄板代わりにして貝や魚を焼く「魚すき」「沖すき」と呼ばれる料理が存在していた。 その鋤で牛肉を焼いたものを「鋤焼(すきやき)」と呼ぶようになったのが語源とされる。』とありました。

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_17_tokyo.html

このことから、 関西では「すき焼き」が一般的なもの となったようです。

一方関東では、また違った文化がありました。

東京では 「牛鍋」 と言われる料理が広まり、牛鍋は当初味噌ベースの鍋でしたが、肉の品質が向上したことなどにより現在の醤油や砂糖、酒ベースのたれに変わっていきました。

しかし、関東大震災で大打撃を受け、いったんは衰退。その後、関西の「すき焼き」が伝わり、 呼び名は牛鍋からすき焼きに統一 されることになりました。

関西風と関東風で異なるすき焼き

同じ「すき焼き」という呼び名でも、関西と関東では異なる点があります。

関東

関東のすき焼きは、グツグツ煮る鍋料理。これは元々「牛鍋」だった時の名残だと言われています。

そして、味付けは 割り下というすき焼き用にブレンドした調味料で作る ため、味は安定しています。関西にない具材として、 「ちくわぶ」 を入れることも多いですね。

関西

一方、関西のすき焼きは、 まず肉を焼いて味付けをしてから野菜を入れ 、味を調えていきます。そのためどちらかというと 鍋というよりも「焼肉」的な料理 といえるでしょう。

水分が足りないため、白菜や玉ねぎを多く使い煮込んでいきます。煮込んでいくうちに味が薄まれば、また砂糖や醤油、酒を足して味を調えていくという その場での調整 があります。

関西で人気のすき焼き店5選

地方によって異なる料理、すき焼き。今回は関西で人気の有名すき焼き店を5つご紹介します。

今まで関東風すき焼きしか食べてこなかった、関西風が気になる…という方はぜひチェックしてみて下さいね。新しいすき焼きに出会えるかもしれません!

本 せきぐち

創業140年という歴史ある老舗「本 せきぐち」。

近鉄日本橋駅すぐの場所にあり、座敷の個室をはじめ席数が多いので予約も取りやすく飛び込みで行けることも。あらかじめチェックしておきましょう。

黒毛和牛を使ったすき焼き を食べることができ、調理は店員さんが味付けから全て行ってくれるので手間がかからず間違いない味で提供されます。

関西風のすき焼きが食べたい時に訪れたい、王道的なお店です。

https://honsekiguti.gorp.jp/

はり重

はり重も、創業100年を超える老舗店。店舗がいくつかあるので訪れやすいお店です。

はり重のすき焼きは、 割り下を使い出汁がきいている ことが特徴。先に野菜を煮込み、お肉はあとからというスタイルですが、シイタケや麩など関西っぽいお野菜もたっぷり。

はり重ならではの味とスタイルが人気のすき焼きです。

https://www.harijyu.co.jp/

北むら

北むらは、明治14年創業の老舗すき焼き専門店。

こちらは 割り下を使わず、店員さんが一から味付けをして料理してくれる という本格的な関西風のすき焼きを提供しています。

お肉もたっぷりで食べ応えがあることが特徴。ちょっと贅沢な気分で訪れたいお店です。

https://www.shimizu.or.jp/kitamura/home.html

モリタ屋

モリタ屋は、京都創業の老舗牛肉店。京都を中心に店舗を展開し、大阪のルクアイーレ店にも店舗があります。

こちらも本格的な関西風のすき焼きが食べられるお店で、調理はスタッフが担当してちょうど良いタイミングで具材やお肉をいただくことができます。

京都のお店らしく、京野菜や湯葉などを使っている ので、関西風だけでなく京都らしさも味わえることができておすすめです。

https://moritaya-kyoto.co.jp/

三嶋亭

三嶋亭は約140年の歴史を誇る老舗店。最高級の黒毛和牛を使った、すき焼き専門店です。

明治初期に建てられたという店構えも、風情があって人気のひとつ。

品質の良い肉と昔から変わらない味 を守り続けています。お値段は少し高めですが、その分サービスや味に満足する人も多く高評価。

昔からの京都の雰囲気の中でいただくすき焼きは、とってもおいしいですよ。

https://www.mishima-tei.co.jp/

川床ですき焼き!とっておきのお店をレポ

モリタ屋さんですき焼きをいただいてきました。どんな感じのお店なのか、ご紹介したいと思います。

モリタ屋は京都の老舗牛肉店だとご紹介しましたが、今回訪れたのは 木屋町店

京都は夏になると川床という鴨川のほとりにテラス席ができるのですが、こちらの モリタ屋さんも川床席があります。

夏は川床ですき焼きをいただけるので、特別感があって素敵ですよね!

雨の日は室内にご案内いただけるので安心です。

料理は店員さんが作って提供してくれる ので、間違いのない仕上がりでベストなタイミングでいただくことができます。

お肉の部位や量によってコースが異なり、お値段もさまざま ですが、一番基本的なコースでもこの量で質の良いお肉なのでとっても満足度は高いです。

すき焼き店は全国にありますが、京都でちょっとした特別感を味わいながら食事がしたいという方は選択肢に加えてみて下さいね。

すき焼きを食べて幸せな気分に♪

すき焼きについてご紹介してきました。

すき焼きは家庭料理ではありますが、少し高級というイメージもありますよね。そのため、定期的に食べたくなる魅力もたっぷり。

店や家庭によって味や作り方、具なども異なり、とってもバラエティ豊かで楽しい料理です。

最近すき焼きを食べていないという方は、すき焼きの日に久しぶりに食べてみてはいかがでしょうか?ちょっと特別な、素敵な気分になれるかもしれません。


ゆかた

余暇プランナー

金融業界出身で今はライター中心にフリーランスで活動中。大阪在住だけど京都歴の方が長く、休日はだいたい京都にいます。海外30か国旅行してる旅好き。旅のスタイルはグルメ旅/スポーツ観戦旅/美術館めぐり/ひとり旅。スイーツを求めがちです。関西の情報中心にお届けします。

【1月24日はすき焼きの日】すき焼きの東西の違いと関西の有名店5選

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