関西からも1泊2日で行くことのできる岡山県北部にある「蒜山高原」。西の軽井沢とも言われるほど、とても自然豊かな場所で、高原の周りには雄大な山並みが広がっています。
今回は、蒜山高原のおすすめスポットや蒜山グルメ、観光スポットを岡山県在住の私がご紹介します！
蒜山高原とは
蒜山高原は、岡山県北部に位置し、鳥取県の県境の蒜山山麓に広がる 西日本有数の高原 です。
夏は避暑地として、冬はスキーやスノーボード、春や秋は新緑や紅葉と、 雄大な自然を満喫できるリゾート地 です。
自然の絶景スポットはもちろん、レストランやレジャー施設も多く、デートや子連れの家族旅行など、幅広い年齢の方が楽しめる観光地となっています。
蒜山高原へのアクセス
岡山市からは約125km、蒜山高原のある真庭市の中心部・勝山からは約40kmの距離にあります。
蒜山高原での移動は車が一番おすすめ 。車でのアクセスであれば、中国自動車道、米子自動車道を経て、蒜山ICで降ります。
岡山市内からは高速道路で1時間半 、 大阪・兵庫からは約3時間 。1泊2日あれば関西からも比較的アクセスしやすく、蒜山を満喫できるでしょう。
電車・バスを利用する場合は、JR新大阪駅からハイウェイバス、JR姫新線中国勝山発の蒜山高原行きバスが出ています。
岡山駅からは真庭市・勝山までのバスが出ているため、まず勝山まで行き、そこから真庭市内を走るコミュニティバス「まにわくん」で蒜山高原まで行くことになります。
コミュニティバス「まにわくん」は片道どこまで行っても200円と良心的な値段となりますが、本数がかなり限られています。
「まにわくん」バスの時刻については下記サイトにてご確認ください。
https://www.maniwa.or.jp/web/?c=news-2&pk=131
蒜山高原の気候
蒜山は、 蒜山三座（上蒜山・中蒜山・下蒜山） を はじめ1,000m級の山々に囲まれた標高400～600mの高原地帯です。
冷涼な高原型気候 で、平均気温は10〜11℃、年間降水量は2,020mm、積雪期間は約90日とされています。
冬には多くの雪が降るため、スキーなどのウィンタースポーツも楽しめるのもポイントです。
夏場は、日中ひなたにいると暑く感じるのですが、日陰や夜は涼しく過ごしやすいです。
立ち寄りたい！おすすめスポット
いつ行っても綺麗！「蒜山大山スカイライン」
景色がとっても綺麗な、ドライブにもってこいの「蒜山大山スカイライン」。
この蒜山大山スカイラインは、鳥取県と岡山県の県境を通る道路です。かつては有料道路でしたが、冬期通行止め期間を除き、現在は自由に通行することができます。 素晴らしい風景を満喫することができます。
https://www.okayama-kanko.jp/spot/11442
スカイラインの途中にある「鬼女台展望休憩所」
蒜山大山スカイラインの途中にある休憩所。ここからは 雄大にそびえる鳥取県の名峰・大山 を軸にした烏ヶ山などの山並みと、 蒜山の山々一帯 を一望することができます。ぜひ立ち寄ってほしいスポット！
さらに時期によっては 雲海のスポット にもなっています。
やはり行くなら、おすすめの時期は、 新緑の時期と秋の紅葉の時期！！ ずっと見ていたくなる素晴らしい景色が広がっています。
https://www.okayama-kanko.jp/spot/11318
大自然の中にある牧場「ひるぜんジャージーランド」
ドライブに疲れたら、立ち寄るのにおすすめなのが「ひるぜんジャージーランド」。
蒜山酪農農業協同組合直営のレジャー施設です。上蒜山のふもとにあり、 雄大な山々に囲まれた気持ちのいい景色が魅力 です。自然を満喫できて、ドライブ休憩にピッタリ。
同敷地内にある「蒜山ホースパーク」では、 馬に餌やりができたり乗馬体験も楽しめたりします。
また、ジャージー牛と触れ合ったり、酪農体験や乳製品の手作り体験ができたりと、牧場ならではの体験も行えます。
子連れ家族にとっては、馬などの動物に触れ合えたり、自然の中を思い切り走り回ったりできるため、ひるぜんジャージーランドは特におすすめです！
そして、ここで売っている 「至高ジャージープレミアムソフトクリーム」はとっても濃厚でおすすめ！ 濃厚なソフトクリームがお好きな人は是非食べてみてください。
https://www.okayama-kanko.jp/spot/11289
文化や芸術を感じる「GREENable HIRUZEN」
2021年7月15日に国立公園蒜山の豊かな自然の中に誕生した施設です。
施設内には、ビジターセンター・ショップ、真庭市蒜山ミュージアム、体験プログラムを提供するサイクリングセンター、CLTパビリオン『風の葉』が入っています。
上記の写真は施設の象徴となる CLTパビリオン「風の葉」 。 建築家・隈研吾氏 が設計監修した木造施設です。
これまでのコンクリートの建築にはできない移築可能な建築物として、また都市と地方との資源・文化の交流を表すものとして、蒜山の象徴となっています。隈研吾氏の建築好きはぜひ足を運んでみてください！
そしてGREENable HIRUZENの真向かいには「ヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク」という遊園地があります。
山に囲まれたテーマパーク内では、乗り物などのアトラクで楽しめる他、パターゴルフや体験教室などもあります。
https://www.greenable-hiruzen.co.jp/
https://www.hkcenter.co.jp/
蒜山に来たら絶対食べてほしい！「ひるぜん焼きそば」
お昼ご飯にぜひ食べて欲しいのが、 「ひるぜん焼きそば」 です。
「ひるぜん焼きそば」は、蒜山高原を代表するご当地グルメです。なんと、 B級グルメグランプリで優勝 しています！
「ひるぜん焼きそば」の特徴
ひるぜん焼きそばの特徴は、 弾力のある身がしまった鶏のもも肉 がごろごろ入っていること、ソースではなく 甘辛い味噌ベースのタレ が使われているところ！
タレは、味噌をベースにニンニク、玉ねぎ、リンゴなど、さまざまな材料や調味料を合わせたオリジナルの味噌だれとのこと。
私は初めてひるぜん焼きそばを食べた時、「なにこれ、美味しい！！」となりました。これまで焼きそばを食べて感動をしたことがなかったのですが、これは正直美味しさに驚きました。
1泊2日で訪れたのですが、1日目に食べたのに、美味しすぎて2日目もひるぜん焼きそばを食べたほどです（笑）
普通のソース焼きそばより断然このひるぜん焼きそばの味付けが好みでした。
https://www.maniwa.or.jp/hiruzen/yakisoba/index.shtml
「ひるぜん焼きそば」が食べられるおすすめのお店
蒜山にはたくさんのひるぜん焼きそばが食べられるお店があります。
どのお店も美味しいのですが、今回3つのお店を紹介いたします。
「喫茶 悠々」
1つ目は、「喫茶 悠々」です。ここのオーナーがメニュー化したのがひるぜん焼きそばの始まりです。
ひるぜん焼きそばと唐揚げがおいしいと評判 です。かなりの有名店なため、休日や大型連休はかなり混んでいます。
店内はカウンター5席、座敷8席、テーブル6卓があり、一人でも家族連れでも訪れやすいです。
https://www.facebook.com/yuyu.hiruzen
「やまな食堂」
2つ目は、「やまな食堂」です。 秘伝の濃厚な味噌ダレと太目の麺、そしてコリコリした食感のかしわ とキャベツの入ったひるぜん焼きそばはもちろんこの店のNO.1メニューです。
定食セットや大盛りもあります。ここも営業時間が決まっているので、休日のランチどきは常にお客さんがいて並んでいます。
https://yamanashokudou.com/
「道の駅 風の家」
3つ目は「道の駅 風の家」です。国道482号の道の駅で、蒜山の特産品販売や野菜の採れたて市などがあり、観光客で賑わっています。ひるぜん焼きそばやソフトクリームなどのテイクアウトもできます。
私が初めて食べたのはここ。目星をつけていたお店が残念ながら開いておらず、ここで食べましたが、とても美味しくてびっくり！
あまり並ぶのは・・・と思われる方は、ここのひるぜん焼きそばも十分美味しい のでおすすめです！蒜山高原のキャベツを使用しています。
https://www.maniwa.or.jp/web/?c=spot-2&pk=3065
朝用、夜用の「ひるぜん焼きそば」が誕生！
近年では、 モーニングメニューとして生まれた「あさぜん焼そば」 と、 お酒に合う濃い目でスパイシーな味付けの「よるぜん焼そば」 も誕生しました。
「あさぜん焼きそば」は、ひるぜん焼きそばに 半熟の目玉焼きがのっています 。
蒜山の中で一番早い時間から食べられるのが上記でも紹介した「道の駅 風の家」です。10：00から11：30まで提供されています。
「よるぜん焼きそば」は、ひるぜん焼きそばの具材がキャベツと鶏肉なのに対し、具材が異なり、 ニラや鶏のハラミ、軟骨 などが使われています。
まさに 「お酒に合う」焼きそば に仕上げています。夜に営業しているお店は少なく食べられる場所が限られています。
「ひるぜん高原センター」内にあるレストラン「ファーミー」では、この「よるぜん焼きそば」が食べられますよ。
https://www.hkcenter.co.jp/food/
さあ、大自然に癒されに行こう！！
いかがでしたか？岡山県は倉敷や岡山城のイメージが強いかもしれませんが、県北部にはこのような素晴らしい自然が広がっています。
疲れを癒しに、自然を満喫しに、ぜひ蒜山高原へ足を運んでみませんか？
ゆき
余暇プランナー
初めまして。好きなことは、旅行、キャンプ、温泉、サウナ、サーフィン、野外フェスなど。大学時代にマレーシアとカナダへ留学に行ったことを機に、自分の知らない世界を知ることの面白さを実感しました。新たな人との出会いも、旅行ならではの面白さだと思います。家族や友達との旅行はもちろんですが、一人で旅することもまた面白いなと、最近になりとても感じ始めました。自分の書いた記事が、誰かの旅のきっかけになってくれたら、嬉しいです。
