みなさんは空港を利用するときに、どんな過ごし方をしていますでしょうか。空港には魅力的な観光スポットが多数あり、飛行機に乗るためだけに利用するのは非常にもったいないです。
本記事では、飛行機の出発前に楽しめる大阪国際（伊丹）空港と那覇空港のおすすめ観光スポットなどをご紹介します。
空港内には観光も楽しめる施設が充実
日本や世界各地への空の玄関口となっている空港は、多くの人が訪れることから年々進化を遂げ、今では空港へ訪れることが目的になるほど充実した施設や見どころが集まる場所となっています。
そのため旅行の際には飛行機に乗るだけではなく、空港観光も旅のプランの一つに組み込むのがおすすめです。
本記事では、大阪国際（伊丹）空港と沖縄にある那覇空港の基本情報から、みどころ、空港で買えるお土産などについて紹介します。
これからゴールデンウィークを迎え、空港を利用する予定のある方はぜひ旅のプランの参考にしてみてください。
大阪国際（伊丹）空港のおすすめスポットを徹底解説
まずはじめに、大阪国際空港（通称：伊丹空港）の基本情報や見どころのスポットについて紹介します。
大阪府には伊丹空港の他に、泉佐野市に国際線がメインで就航している関西国際空港があります。本記事で紹介する空港とは異なりますので間違わないようにご注意ください。
大阪国際（伊丹）空港の基本情報について
大阪国際空港（通称：伊丹空港）は、大阪府豊中市と池田市、兵庫県の伊丹市の境目に位置しています。
関西エアポート株式会社が運営しており、国内線の運行を主とする空港として2019年は年間16,504,209人が利用しています。
同じく、2019年には定時運航遵守率ランキング世界1位に選ばれるなど、利用者にとって利便性の高い空港の一つです。
5階建てのターミナルビルは、1階がチェックインカウンター、2階が出発・到着フロア、3階が飲食・宿泊エリアとなっています。
ターミナルビルは南ターミナルではANAとIBEX、北ターミナルではJALとAMX、中央ブロックはその他の航空会社と利用する航空会社により手続きや搭乗ゲートなどの場所分けがされています。
また、滑走路は2本を保有し住宅地に近い場所に空港が位置しているため、騒音対策として日本の空港では唯一の「エプロン型大型防音壁」を設置しています。
https://www.osaka-airport.co.jp/
アクセス方法
伊丹空港には大阪モノレールの「大阪国際空港駅」が直結しています。梅田駅からは1回乗り換えで約48分、神戸三宮からは3回乗り換えで約57分でアクセスすることができます。
リムジンバスに関しては、京都・大阪・奈良など各種方面に運行がされています。
関西で人気のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンまでは約40分、国際線に乗り換えるために関西空港を利用する場合は約70分でアクセス可能です。
車を使ってアクセスする場合は、ターミナルビル正面に最大2,887台が収容できる大型の駐車場を完備しています。24時間・年中無休で営業しており、30分以内の駐車であれば無料で利用することができます。
また事前予約も可能なため、ゴールデンウィークなどの混み合う時期はぜひ活用をしてみてください。
https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d13107.08246470532!2d135.43166748632848!3d34.78654950949108!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x6000f06df58777b9%3A0x7411a874d9df4cd!2z5aSn6Ziq5Zu96Zqb56m65riv77yI5LyK5Li556m65riv77yJ!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1678102451511!5m2!1sja!2sjp
大阪国際（伊丹）空港の見どころスポット
次は、伊丹空港の見どころスポットをご紹介します。
観光はもちろん、少し早めに到着して飛行機の出発まで有意義にのんびり過ごすのもおすすめです。
屋上展望デッキ
伊丹空港に来たらぜひ足を運んでいただきたいのが、空港ターミナルビルの4階にある屋上展望デッキです。
全長400メートル・総面積7,700平方メートルのゆとりある広さで、足元にはウッドデッキが設置された開放的な空間となっています。
屋上からは離発着する様々な航空会社の飛行機を見ることができ、飛行機ファンならずとも楽しめるエリアです。
日が沈む夜の時間帯は、ライトアップされた幻想的な滑走路と飛行機の様子を楽しむこともできます。
女子旅やデートにもおすすめです。
また飛行機を見る以外にも、関西エアポートグループ公式キャラクターのそらやんと写真を撮ることのできる「そらやんのおにわ」や、水遊びのできる噴水など子ども連れでも楽しむことができます。
営業時間は早朝6:00から夜の22:00までで、無料で利用可能です。
大阪エアポートワイナリー
ターミナル3階の中央ブロックにある大阪エアポートワイナリーは世界初の空港内にワイン醸造所を構えたレストランです。
店内には醸造タンクを5つ設置し、北海道や山形から仕入れたよりすぐりのぶどうを使ったワインが人気を集めています。
ワインの他には、パスタや小皿料理などのメニューが並び南イタリアのグルメを堪能いただけます。料理に使う食材は地産地消にこだわり、伊丹空港近郊でとれた新鮮なものを使用しています。
お土産用の限定ワインも販売しているため、お酒好きの方には必見のお店です。
ラウンジオーサカ
中央ブロック3階にあるのが、カードラウンジ「ラウンジオーサカ」です。
こちらのラウンジでは、広々としたスペースに周囲の目が気にならない衝立付きのソファーや、テレビ会議ができるブースなどが設置され、飛行機出発までの時間を快適に過ごすことができます。
ラウンジ内では、無料のソフトドリンクと新聞・雑誌のサービスの他に、有料でアルコールやスナック類の販売も行っています。
提携のクレジットカードを保有していれば無料で利用ができる他、カードを持っていなくても当日に航空機の利用があれば大人1人1,253円（税込）で利用が可能です。
大阪国際（伊丹）空港で買えるおすすめのお土産
最後に、伊丹空港で買えるおすすめのお土産をご紹介します。
空港でしか買えない限定品や、各店こだわりの一品など人気の商品ばかりを厳選しました。
たこぼん冷凍たこ焼
大阪といえば誰もがイメージするB級グルメといえば「たこ焼き」ですが、本場の味を自宅でも楽しむことができるのが「たこぼん冷凍たこ焼」です。たこぼんは、伊丹空港で創業25年を迎える老舗の名店として人気を集めています。
店舗は北ターミナルの保安検査場を通過した制限エリア内に出店がされています。インターネットで事前に予約をすれば、飛行機に乗る前に受け取ることができるため、遅いフライトでも売り切れの心配がありません。
https://www.osaka-airport.co.jp/shop-and-dine/dine/takobon.html
ル・パン神戸北野
神戸で5つ星ホテルとして有名なホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドが直営店として出店しているのが「パン神戸北野」です。
兵庫県で生産された新鮮な食材を使用して作り上げられる、パンやスイーツは数々の賞を受賞し高い評価を獲得しています。
店舗ではカフェスペースの他に、空港店限定アイテムとして「灘五郷」銘酒の酒粕を使用したベイクドチーズケーキが販売されています。高級感のある見た目のため、大切な人へのお土産としておすすめです。
https://www.l-s.jp/lepan/access/itami/
那覇空港のおすすめスポットを徹底解説
次に、沖縄本島にある那覇空港の基本情報やおすすめ観光スポットをご紹介します。
那覇空港は沖縄旅行をする際に、ほぼすべての人が利用する空港と言っても過言ではありません。
利用客が多い空港だからこそ、魅力あふれる施設が充実しています。
那覇空港の基本情報について
沖縄県那覇市に位置する那覇空港は2021年においては年間の乗降客数が800万人を超え、日本の空港の中で第4位の規模を誇っています。
琉球諸島の中核的な役割を担う空港で、日本各地への国内線や沖縄の離島はもちろん、韓国・中国・台湾への国際線も就航しています。
旅客ターミナルは4階建てとなっており、1階は到着ロビー・エントランスロビー、2階は出発ロビー、3階がチェックインロビー、4階がレストランエリアとなっています。
那覇空港は国内線ターミナルと国際線ターミナルは別れておらず、一つの建物で運用されています。
滑走路については長い間1本のみで運用が行われていましたが、航空需要の拡大などから令和2年3月には第2滑走路の運用が始まり、より多くの飛行機が離着陸できるようになっています。
https://www.naha-airport.co.jp/
アクセス方法
那覇空港へはゆいレールの「那覇空港駅」が直結しています。那覇市内中心部の人気観光名所の一つである国際通りにほど近い「牧志駅」からは18分でアクセスすることができます。
車でアクセスする際は、ターミナル正面に合計3つの立体駐車場を完備し2,472台が収容できるようになっています。
収容台数は多いですが沖縄は車社会のため、連休などは例年混雑が続いています。公式ウェブサイトでは現在の混雑状況を配信していますので旅行の際には活用してみてください。営業時間は朝6:00から夜24:00となっています。
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那覇空港の見どころスポット
次に、那覇空港の見どころスポットやおすすめの飲食店をご紹介します。
フライトギリギリまで沖縄を楽しめるエリアが空港内には多数ありますので、スケジュールには少し余裕を持って空港へ訪れてみてください。
見学者デッキ
那覇空港の3階と4階には、飛行機が離発着をする景色を眺めることのできる見学者デッキが設置されています。
1日あたり500回以上の離発着が行われているため、様々な種類の機体やそこで働く人々の様子を見ることができます。
那覇空港に就航する飛行機は、沖縄の雰囲気に合わせた特別塗装機も多く飛行機ファンからは人気を集めるスポットになっています。
入場料は無料で、朝8:00から夜19:00まで入ることができるため那覇空港に訪れた際は足を運んでみてください。
水槽
1階到着ロビーにはANAとJAL側に計2つの大型の水槽が設置され、観光客を出迎えます。
この水槽を管理しているのは、沖縄のガイドブックには必ず載っている定番スポット「美ら海水族館」です。
水槽ではナポレオンフィッシュを始め、大小様々な魚が優雅に泳ぐ姿を眺めることができます。
ラウンジ華〜hana〜
混み合う待合所を避けて、ゆっくりとした時間をくつろぎたい方におすすめなのが、ターミナル1階にある誰でも利用ができる有料ラウンジ「ラウンジ華〜hana〜」です。
ラウンジ内では、フリードリンク（ソフトドリンクのみ）や無料のWi-Fiの利用が可能です。黒を基調としたソファーが並べられ高級感にも溢れています。
利用料金は大人1,320円（税込）です。また、提携クレジットカードのゴールドカードを保有していれば無料で利用することも可能です。
那覇空港で買えるおすすめのお土産
最後に、那覇空港で買える人気のお土産をご紹介します。
南国の温かい気候を生かした果物や農産物が充実しているため、ここでしか買えない沖縄ならではのお土産ばかりとなっています。
スナックパイン
台湾原産の「ボゴール種」と呼ばれるパイナップルがスナックパインと呼ばれ、沖縄の特産品としてお土産でも人気を集めています。
通常は食べることはない芯の部分までもが果肉同様に柔らかく、手でちぎって食べることができる面白さも人気の理由の一つとなっています。
酸味も抑えられているため、小さなお子様でも美味しく召し上がることが可能です。
黒糖チョコレート
北海道に本社を構えるチョコレートの有名メーカー「ロイズ」が手掛ける人気スイーツが、黒糖チョコレートです。
沖縄県産の最高品質の黒糖を贅沢に使用し、甘さを抑えた食べやすい味に仕上がっています。
一箱に32枚入っており、それぞれが個包装になっているためばらまき土産としてもおすすめです。
パッケージにシーサーやハイビスカスなど沖縄を連想させるイラストが描かれているのも評価の高いポイントです。
https://www.royce.com/goods/detail/?o_no=4220
沖縄限定ハイチュウ
森永製菓から発売されている、ご当地限定ハイチュウも沖縄に来たら購入をしたいお土産の一つです。
沖縄では、パイナップル・シークヮーサー・マンゴーの3種類の味が販売されています。
どの商品も地元のフルーツを使用して味付がされているため、味覚でも沖縄を体験することができます。
パッケージも沖縄土産とすぐに分かるよう、沖縄らしいデザインに仕上がっています。
https://www.morinaga.co.jp/hi-chew/souvenir/
飛行機に乗らなくても、楽しめる充実の施設が多数！
いかがでしたでしょうか。大阪国際（伊丹）空港と那覇空港の見どころや、空港限定のお土産などを紹介しました。
空港では、期間限定のイベントなども多数開催されているため、訪れる前には公式ウェブサイト等からも最新の情報を確認してみてください。
次に空港を利用する際は、ぜひ本記事を参考に空港での滞在も満喫してみてください！
Tak
余暇プランナー
元旅行会社勤務のトラベルライターです。プロならではの視点で全国各地の魅力やおすすめスポットを紹介しています。 国内・海外問わず旅行が大好きで、世界遺産やローカルフード巡りを楽しんでいます。
