2026年8月1日(土)、東京の夜空を彩る二つの大きな花火大会が同じ日に開催されます。それが「江戸川区花火大会」と「いたばし花火大会」。
どちらも都内屈指の規模を誇る人気大会ですが、同日・同時間帯の開催のため、両方を観ることは現実的ではありません。
「迫力で選ぶ?」「混雑のしにくさで選ぶ?」「家族で行くならどっち?」と迷う方も多いはず。この記事では、二つの大会の見どころ・穴場スポット・どんな人におすすめかを徹底比較します。あなたにぴったりの一夜を選ぶ参考にしてください。

基本情報
それぞれの大会の基本スペックを整理しました。どちらも川をはさんだ二つの自治体が手を組んで開催する、少し珍しいスタイルの大会です。
第51回 江戸川区花火大会
開催日:2026年8月1日(土)19:15〜20:20(予定)
打ち上げ数:約14,000発
会場:江戸川区上篠崎の江戸川河川敷(都立篠崎公園先)
荒天の場合:中止(順延なし)
対岸の千葉県市川市では「市川市民納涼花火大会」が同日に開かれますが、これは江戸川区側と別々に打ち上げるわけではなく、同じ花火を両岸から観覧する形です。約14,000発は両岸合わせた総数なので、どちらの岸から見ても同じプログラムを楽しめます。ただし大会名も有料席のチケットも別々に扱われるため、観覧場所を選ぶ際は注意しましょう。
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/hanabi/
第67回 いたばし花火大会
開催日:2026年8月1日(土)19:00〜20:30
打ち上げ数:約15,000発(対岸の「戸田橋花火大会」との合算)
会場:板橋区の荒川河川敷
荒天の場合:中止(順延なし)
こちらは荒川をはさんだ埼玉県戸田市の「戸田橋花火大会」と同時開催で、東京側と埼玉側がそれぞれ花火を打ち上げます。両岸から同時に花火が上がる一体感は、この大会ならではの光景です。
https://itabashihanabi.jp/
打ち上げ数はいたばしがやや多いものの、どちらも1万発を超える大規模大会。ここからは、数字だけではわからない「中身の違い」を見ていきましょう。
見どころ比較:ワイドな演出か、圧巻の大玉か
二つの大会は、花火の「魅せ方」に明確な個性があります。
江戸川区花火大会の見どころ

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江戸川区花火大会の最大の魅力は、江戸川の広い河川敷を生かしたワイドでダイナミックな演出です。オープニングを飾るのは、名物の「5秒間で1,000発」の一斉打ち上げ。開始からいきなりクライマックスのような迫力で、観客の心を一気につかみます。
2026年は、色やテーマごとに分けた7つのプログラムで構成されます。それぞれのイメージに沿ったBGMを流しながら花火が舞う「ミュージック花火」は、前回大会から取り入れられた新しい試み。なかでも「紅の富士」のパートでは、世界一の高さを誇る山型の仕掛け花火「富士の大仕掛け」が登場します。前回大会ではこの仕掛け花火がギネス世界記録に認定されており、夕焼けに映える富士山を夜空に描く壮大な演出は必見です。終盤には江戸時代から続く伝統的な花火「和火」が2年ぶりに打ち上げられ、金色の光が降りそそぐフィナーレへとなだれ込みます。
打ち上げを担うのは、創業360年を超える老舗「宗家花火鍵屋」。伝統を守りながら新しい演出に挑む姿勢が、この大会の色をつくっています。空を大きく使ったスケール感のある構成なので、演出の華やかさやストーリー性を味わいたい人に向いています。
いたばし花火大会の見どころ

Photo by pixta
いたばし花火大会の代名詞は、なんといっても東京23区内で唯一打ち上げられる尺五寸玉(15号玉)です。直径45センチ、重さ35キロにもなる大玉が地上約400メートルの高さで開花し、その直径はおよそ320メートル。一般的な都市部の花火大会では、尺五寸玉ほどの超大玉は珍しいなか、この大きさを体感できるのは板橋だけです。2026年は5発の打ち上げが予定されています。
大玉はこれだけではありません。多数の10号玉も上がるほか、全国の花火競技会で優秀な成績を収めた10人の花火師が、それぞれ渾身の一発を披露する「芸術玉の競演」も見どころ。精巧な真円、繊細な色彩、緻密な構成と、日本の花火技術の粋を一発ずつじっくり味わえます。
フィナーレを飾るのは、観客の眼前で幅300メートルにわたって流れ落ちる「ナイアガラの滝」。怒涛のワイドスターマインとともに、夜空と地上の両方を使った一大パノラマが広がります。なお、有料席のうち陸上競技場席からはナイアガラの滝が見えないため、仕掛け花火を目当てにする方は席選びに注意しましょう。2026年は板橋区観光協会の創立50周年を記念した特別な花火も予定されています。打ち上げ場所が観客席に近く、上がるたびに体に響く重低音を感じられるのもこの大会の醍醐味。一発の大きさや花火そのものの芸術性を堪能したい人に最適です。
混雑を避けて楽しむ穴場スポット

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どちらも数十万人が訪れる大規模大会だけに、混雑対策は必須です。それぞれの穴場の傾向を押さえておきましょう。
江戸川区花火大会の穴場
江戸川区花火大会は、河川敷が非常に広く、上流側と下流側に無料で観覧できるエリアが確保されているのが強みです。打ち上げ場所の正面付近は最も混雑しますが、上流端・下流端へ離れるほど人が緩和され、大玉であれば十分に楽しめます。逆に、ワイドな展開を余さず見たいなら、打ち上げ場所の正面に近い土手の斜面側が向いています。
自由観覧エリアの場所取りが解禁されるのは、大会前日の7月31日(金)17時から。それより前に置かれたシートや荷物は順次撤去されるので注意してください。解禁後は中心部の良い場所から埋まっていき、当日は午前中には確保が難しくなる傾向があります。ゆったり見たいなら、中心を外して早めに動くのがコツです。
東京側が混みすぎている場合は、対岸の市川市側を選ぶのもひとつの手。市川会場では大洲防災公園内に無料の観覧スペースが設けられ、キッチンカーの出店も予定されています。なお、江戸川区側では例年、会場内に屋台の出店がないため、飲みものや軽食は事前に用意していきましょう。
いたばし花火大会の穴場
いたばし花火大会は、2026年から会場レイアウトが大きくリニューアルされている点に注意が必要です。これまで下流側にあった無料観覧エリアが、上流側(西側)の野球場・芝生ひろばへ移動しました。従来無料だった下流側の野球場や一部エリアは有料自由席に変わっているため、例年どおりの感覚で向かうと入れない可能性があります。
あわせて、無料観覧エリアを利用する場合、都営三田線「高島平駅」が案内されることになりました。公式では西台駅・蓮根駅・JR浮間舟渡駅からの来場を控えるよう案内しており、JR浮間舟渡駅を利用する場合、無料観覧エリアまで1時間30分以上かかります。無料で観覧する予定なら、高島平駅を目指してください。
無料観覧エリアは満員になり次第、入場が規制されます。
混雑を避けたい場合は、対岸の戸田市側という選択肢があります。JR埼京線「戸田公園駅」から徒歩約20分の河川敷は、板橋側に比べて人出がゆるやかで、両岸から上がる花火をまとめて視界に収められるのが魅力です。荒川の少し上流の土手沿いも、視界をさえぎるものが少なく落ち着いて眺められますが、打ち上げ場所からは距離があるため、仕掛け花火は見えにくくなります。
アクセスと帰りの混雑を避ける3つのコツ
どちらの大会も公共交通機関での来場が基本です。会場周辺には駐車場がなく、夕方から夜にかけて広い範囲で交通規制がかかります。
江戸川区花火大会は、都営新宿線「篠崎駅」から徒歩約15分ですが、行き帰りとも大変混雑します。JR「小岩駅」や京成電鉄「京成江戸川駅」からは徒歩約25分ほど。対岸の市川会場はJR「市川駅」南口から徒歩約15分です。いたばし花火大会は、無料観覧エリアを利用する場合、前述のとおり都営三田線「高島平駅」の利用が前提となります。
帰りをスムーズにするポイントは次の3つです。
終了直後に動かない。花火が終わった瞬間に人が一斉に動き出し、駅は入場規制がかかるほど混み合います。30分ほど待つか、少し早めに切り上げるのが賢明です
ICカードのチャージは前日までに。当日は券売機に長い列ができます
混雑する最寄り駅を避け、一駅分歩いて別路線に乗る選択肢も検討しておく
快適に楽しむための持ち物と注意点
真夏の夕方から夜にかけての長時間滞在になります。当日を気持ちよく過ごすために、次の点を押さえておきましょう。
飲みものは多めに用意する。とくに江戸川区側は会場に屋台がないため、事前の買い出しが必須です
レジャーシートと、土手に座るための薄手のクッションがあると快適です
日が落ちるまでは暑さが残るので、帽子・うちわ・冷却グッズがあると安心です
虫よけと、ごみを持ち帰るための袋を忘れずに
どちらの大会も荒天の場合は中止で順延はありません。当日は公式サイトや公式SNSで開催可否を必ず確認してから出発してください
結局どっちがおすすめ?タイプ別ガイド

Photo by pixta
ここまでの比較をふまえて、それぞれの大会がどんな人に向いているかをまとめました。当日の過ごし方をイメージしながら選んでみてください。
次のような方には「江戸川区花火大会」がおすすめです。
広い河川敷でゆったりと観覧したい人
音楽との融合や、ストーリー性のある華やかな演出を楽しみたい人
オープニングの「5秒間で1,000発」のような、派手で盛り上がる展開が好きな人
無料観覧エリアの選択肢が多く、家族連れでも場所を確保しやすい大会を選びたい人
東京側だけでなく、千葉側からの観覧も視野に入れたい人
一方、次のような方には「いたばし花火大会」がおすすめです。
一発の大きさや迫力を何よりも重視する人
東京23区で唯一の尺五寸玉を、その目で体感したい人
花火師の技が光る芸術玉や、大ナイアガラなどの大仕掛けを堪能したい花火好き
打ち上げ場所の近くで、体に響く音の臨場感を味わいたい人
荒川と対岸の戸田橋との、両岸一体の演出を楽しみたい人
ざっくり言えば、「広さ・演出・ゆとり」の江戸川区、「迫力・大玉・芸術性」のいたばし、という違いです。同行者の顔ぶれや、その日に味わいたい花火の雰囲気で選ぶのがよいでしょう。どちらを選んでも、東京の夏を代表する特別な一夜になることは間違いありません。
一夜限りの、忘れられない夏へ
2026年8月1日(土)に同日開催される江戸川区花火大会といたばし花火大会は、どちらも甲乙つけがたい東京屈指の大会です。広々とした空間で多彩な演出を楽しむなら江戸川区、23区唯一の大玉と圧倒的な迫力を求めるならいたばし。それぞれにしかない魅力があるからこそ、選ぶ時間もまた楽しいものです。
成功のコツは、行き先を早めに決めること、無料観覧エリアの最新ルールを確認しておくこと、そして帰りの混雑を見越して動くことの3つ。
夏の夜空に咲く大輪の花火を、心ゆくまで満喫してください。
※最新の開催情報や観覧席の詳細は、おでかけ前に各大会の公式サイトで必ず確認しておきましょう。
YOKKA編集部
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【2026年8月1日】江戸川区花火大会 vs いたばし花火大会|今年は同日開催!見どころ・穴場スポット・おすすめ徹底比較
